*死産後に記憶と思いを吐露したくて

集中するように書いていたブログですが

四十九日を期にプツっと気持ちが途切れました

なんとも言えない喪失感に包まれていた数日間でした

私の感情の波はまだ変動が激しいです

ブログ再開します*

 

病院を出る

 

青君初めてのお外の空気

 

この日は天気が良くて

 

空気が暖かく

 

とても穏やかな日だった

 

青君、太陽の光がまぶしいかな

 

心の中でそんなことを思う

 

付き添ってくれた看護師さんが

 

「初めてのお外だね~、

気持ちがいいね。」

 

と青君に話しかけてくれた

 

死産宣告を受けたあの日

 

突然突き落とされた絶望の中で

 

病院を出た時の光景を思い出す

 

そこには生児を抱いたご夫婦がいて

 

ビデオカメラを回しながら

 

「初めてのお外だよ~。」

 

と赤ちゃんに話しかけて

 

幸せいっぱいの空気で

 

病院を退院されていた

 

私はその姿を茫然と見ていた

 

ついさっき死産宣告された私と息子

 

目の前には幸せいっぱいの母と子

 

産婦人科の正面玄関ですれ違う

 

あまりにも両極端な家族

 

あの時の私には残酷だった

 

だけど今はこの手の中に青君がいる

 

我が子を抱けている

 

一緒に帰れる

 

せめてもの幸せなのかもしれない

 

私の強がりなのかもしれないけど

 

この時の私は不幸せではなかった

 

「お家に帰ろうね。」

 

青君をようやく家に連れて帰れる

 

私の手の中にやっと戻ってきた

 

そんな安堵感があって

 

明日には火葬なんて

 

そんなこと忘れてしまえるくらい

 

家に連れて帰れることが

 

すごくうれしかった