両親が喧嘩をした。
いつものことだって。
離婚するから!って言われた。
それもいつものことだって思った。
だって、離婚するする詐欺だから。
べつにあなた達の人生だから。
それでいいとおもってる。
自分の意見を聞かれている気がして、
離婚してもいいけど、私は母のところへ行くから。
と、だけいって自分の部屋へ逃げた。
夜中に、母から連絡が入った。
父が死にたい。と。精神的におかしいかも知れない。と。
家庭での私の味方は父だけだった。
私にだけは、優しかった。
我ながら父は、わたしのことが好きなんだと思う。
だから、娘であるわたしが母のところへ着いていく。
と言われたことを気にしてるのではないのか。
父は不器用な人だ。
今はそれがいとおしい。
あのときは、母の精神を気遣ったのだ。
母は弱い人間だ。
だから、私が支えなければ壊れてしまう。
母もまた、それを望んでいるのがわかる。
母をかばうあまり、父を傷つけた。
責任は重い。子供だ。わたしは……
これは、昨日の出来事。
夜、父が寝ている背中に、心の中で囁いた。
あなたの味方でもあるのよ。
と。
寝れなかった。
不安で、不安で。
夫婦喧嘩はいつも、子供の責任だ。
と怒られてきた。今朝もそうだった。
つくづく母親が嫌いだ。憎い。
久しぶりに吐きそうになって、トイレに駆け込んだ。
吐けなかったけど。
わたしは母に口止めをされてきた。
残酷な過去を、夫への不信感を……。
誰にも言うなと。
それが私を苦しめた。
今も苦しいのだ。まだ、誰にも言えない。
縛られているのだ。
母親の間違った愛情という名の鎖に。
この家に、長女として生まれたことが間違いだった。
は
母はわたしにだけ背負わせる。
泣きわめく。子供の前で。
都合が悪くなれば、過呼吸の演技までする。
この狂った家庭を築いたあなたたちを恨みます。
