春になると、思い出すのが梅のことで、山尾三省の「梅も僕も黒豚もいる大地かな」、、という句をいとおしく思い出します。
桜の花の、どこか遠いところを見ているような透明感もすてきですが、梅の花は大地の花という感じがあるような気がします。
山尾三省「リアリティーへの道」(1978年)から少し抜粋してみます。
*****
(抜粋して引用・・ここから)
豚が来た日の夜、家の子どもたちがマザーグースのレコードをかけていた。
僕にはなぜかそのマザーグースという言葉が豚の名前としてぴったりのものと思われた。
そこで豚はマザーグースと名付けられ、マザーと呼ばれることとなった。
次の日の朝、豚舎に行ってみると、黒豚のマザーは、どたっと足を伸ばしていた。
一晩で死んでしまったのかとびっくりした僕は大声で、マザーと呼んだ。
すると奴はびくっと体を震わせ、あわてて起きると、「生きてます」と言わんばかりにぐおおと鳴いた。
豚の飼い方には二つの方法がある。
エサがいつでもあるようにする方法と、人と同じように朝昼晩の三回、手をかけてエサを与える方法である。
もちろん僕らは後者を選んだ。
僕らというのは妻の順子と家の前の「屋久島を守る会」の事務所に住みついた放浪者で、もう40才を越したクロの三人である。
クロとは7,8年前からの知り合いで、豚小屋作りの段階から一緒にやってきたのである。
豚舎の柵にもたれて、マザーがイモを食べる様子を眺めていると、クロがやってきた。
「マザーグースっていう名前だってな。」
「うん、お母さんだから、まあマザーでいいだろう。」
「まあいいだろう」
クロとの間に、一つの理解が流れている。
インドではシャクティとしての母なる女神は、呼びかけられる時は「母よ(マー)」とか、「お母様(マタジー)」と呼ばれる。
その日から、クロと僕と順子とは、黒豚のマザーに仕えることになったわけである。
(略)
豚を飼うのは生活(リアリティー)の一つの道である。
多くの農家は豚を飼っている。
それは多くの都市生活者がサラリーマンであることとなんら変わりはない。
サラリーマンでありながら、豚飼いでありながら、そこで最善をつくす、ということが大切であろう。
途上で最善を尽くせば、最善の目標に達する以外にはなかろう。
もし最善に至らなかったとしても、それはもうぼくらの問題ではない。
究極(リアリティー)の側の問題である。
これをもうひと押しすれば、親鸞にならって、
最善の仕事ですらも究極に達するのだから、ましてや良くない仕事をすることは、良くないという意識こそは、究極に達する道であり、究極そのものとしての途上である、
ということも出来よう。
自然保護という声が盛んである。
豚を飼い始めてから気づいたことであるが、自然を保護するというのは逆の発想である。
これ以上自然を破壊するならば、もう人間を含めた生物は地上に住めなくなるぞと、自然が人間を保護するべく警告しているのである。
だから、あらゆる自然保護運動というのは、実は人間保護運動だったのである。
人間が人間保護運動をしているのだから、別に何ということもない。
豚飼いと変わることはない。
僕たちの新しい指針は、水爆を作るよりも豚を飼おうということである。
重化学工業に従事するよりは、人間保護をやろうということである。
情報(ニュース)が存在(リアリティー)であるような世界よりは、存在(リアリティー)が情報(ニュース)であるような世界に住もう、ということである。
自分の歌を歌おうということである。
静かに質素に歌おうということである。
耳を傾けようということである。
生活がそのまま実在(リアリティー)であり、実在がそのまま生活(リアリティー)であろうということである。
自己の内なる至上者(リアリティー)に祈ろうということである。
(引用ここまで)
*****
「僕たちの新しい指針は、水爆を作るよりも豚を飼おうということである。」・・そうそう。。当時のピッピーはかっこよかった。
競争社会をドロップアウトして、原野を踏みしめ、ほんとうの“リアリティー”を実現しようという当時の若者たちの直感的な行動は、魅力的でした。
今や政府も決まり文句に使っている“環境にいいこと”、“地球にいいこと”“からだにいいこと”というような言葉が、ほんとうに迫真力をもっていた時代だったように思います。
「静かに質素に、自分の歌をうたおう」・・わたしは今、ちゃんと自分の歌を歌えているだろうか?、とあらためて自分に問いかけたい気持ちになりました。


みなさま、こんにちは。
大変長い間(5年間)、投稿ができなかったのですが、本日、無事に戻ってきました。
5年間、脳の病気になり、読むことも、書くこともできなくなっていました。
半年前に、脳の手術をうけて、それらができる体に戻していただきました。
でも、病気中に、パソコンのアドレスやパスワードなど、いろいろなものを、意味もなく変えてしまって、
ブログ内に入ることができず、いろいろ試みたのですが、直らなくて困っていました。
本日、ある方に手伝っていただいたら、おどろいたことに、ブログ内に入ることができるように直りました。
今まで読んでくださったみなさま、コメントをくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
これからも、つたないながらも、ローペースで続けていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
VEERA 拝
薗田綾さんの 「チェロキーインディアンからのメッセージ 」のご紹介の続きです。
*****
(引用ここから)
この 「銀色の貝殻 」とはおそらく私たちが 「ufo 」と呼ぶもののことなのでしょう。
他のインデアンの部族の中にも、よく似た宇宙船の伝説が数多く伝えられています。
鷹は、この父なる宇宙には高度な文明を築いている惑星が数多くあり、私たちのことを知っている地球外生命は存在していると言っています。
真実は定かであありませんが、わたしもその意見には賛成です。
サウスダコタの夜空は星が降るように美しく、それを眺めているうちに、こんなにたくさんの星のなかにはきっとET(地球外生物)がいてもおかしくないと感じていたからです。
159
人々は夢をみる能力を、合理主義によって忘れてしまったかのようです。
一刻も早く、内なる力を呼び起こさなければなりません。
内なる目で見ることを再び学ばなければ、これからおこる変化に対応できないのです。
たとえば、襲ってくる大きな地震を予知したり、自分の会いたい人と何の連絡もなく会ったりできるようにしておかなくてはなりません。
人は全知全能の創造主の香りをかぐことができるはずです。
伝説や神話に残された智恵を、今こそよみがえらせる時なのです。
163
母なる地球が自らの治癒力をコントロールする時、あるところでは異常に雨が降り、あるところでは異常に乾く。
またあるところでは異常に暑く、あるところでは異常に寒くなる。
季節があまりに急激にかわるために、季節と季節の区別が出来なくなってしまう時が来る。
これは母なる地球の変化の前兆である。
この時、地球の生き物はなぜ、そんなことが起きるのかを知らなければならない。
チェロキー族の同胞であるホピの預言のなかで、こんな一説が残されています。
けっして母なる地球の心臓をえぐりとるようなことがあってはならない。
もしそれをえぐり取るなら、灰のびっしりつまったひょうたんとなってそれは空から降り、やがて世界を破滅へ導く。
それが空から落ちた時、海はにえたぎり、大地は赤く焼けただれる。
何年もの間、そこにはなにも育たず、どんな薬も医者も役に立たないほどの悪い病気が起こるだろう。
聖なる地は、決して汚してはならない。
私たちが長きにわたって残されてきた多くの智恵を無駄にしてはならないのだ。
私たちの大事にしてきたものを、ないがしろにしてはならない。
母なる大地を守り、愛おしむのが私たちの使命である。
アリゾナのホピの地は母なる地球の心臓にあたる神聖な場所だったのです。
ところが、ここに石炭やウラニウムがたくさんあったことから、聖地であることは無視されて大規模な採掘がはじめられてしまいました。
もちろんホピたちは反対し続けましたが、そのかいはありませんでした。
ホピの預言は、まさにそのとおりとなってしまったのです。
母なる地球の心臓はえぐりとられて、そのウラニウムは第二次世界大戦の時に日本に落とされた原子力爆弾の原料として使われたのです。
鷹のことばどおり、ホピの預言はあきらかに原爆のことをつげているようでした。
ひょうたんの形をした爆弾は一瞬にして30万人もの人の命を奪ってしまいました。
そして事実、50年たった現在でも被爆者の苦しみは少しも消えていません。
一方、原爆の材料と知らずにウラニウムの採掘を強制的にさせられたホピ族たちの多くも放射線廃棄物によって被爆者となってしまいました。
なんの保障もないまま、今でも多くの人々が苦しんでいます。
ウラニウムは採掘時にその85%以上が核廃棄物として残ってしまうことになるからなのでです。
219
「浄化の日 」を恐れる必要などありません。
これは私たちの学びなのです。
自分の病気と同じように、私たちはこの変化から重要な選択を学んでいかなければならないのです。
変化の中には、避けることができるものもあります。
わたしたち人間が人為的におこしている環境汚染や地球の破壊を今すぐやめることができれば、まだ間に合うかもしれません。
225
哲学者のプラトンは、 「ノスタルジア 」について寓意的にのべています。
人間はうまれる前、ある星にすんでいた。
その星から物質に満たされた地球を見て、好奇心にかられ、地上におりて人間の姿をとった。
以来自分がやってきた星へ戻りたいと思いながら余生をすごしている。
自らが何者であるのか、あるいは自分は今世界になぜうまれてきたのかを問いかけた経験は、誰にも一度はあるのではないでしょうか?
あなたは何と答えるでしょうか?
聖なる方法で、創造主との結びつきを取り戻すならば、わたしたちは新しい世界を手に入れることが出来るはずです。
創造主が私たちに、この地球上での生を与えたのは、私たちが何のためにここに生まれ、どんな役割を持ち、それをどう果たしていくのか?
そして、どう喜びを感じるのかを知ってもらうためなのです。
この地球上のすべての者には、存在の目的があります。
すべての病気には、治すための薬草があり、すべての人はミッション(使命)をもっています。
これを私たちは、インディアンの聖なるセオリーとよびます。
私たちは、私たちの知りたいことすべてを知ることができるのです。
私たちは、進化するために、母なる地球からうまれてきたのですから。
(引用ここまで)
薗田綾さん著「プレアデスの智恵 ・チェロキーインディアンからのメッセージ」という本を読んでみました。
編集者である薗田氏は、仕事で海外に行く企画本のために渡米し、北米のチェロキーインディアンのメディスンマン「歩きながら狩りをする鷹」というインディアンネームをもつ男性に迎えられ、10日間をすごすことになりました。
鷹は、「あなたがたが来るのをずっと待っていた 」と言いました。
リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。
*****
わたしたちが打ち解けるのには、そんなに長い時間は必要ありませんでした。
鷹は、まるでこちらが聞きたいことがわかっているかのように、いろんなことを話してくれました。
「あたまで理解しようとするよりも、感じるままに生きた方がいのです。
今こそ、私たちの四つ足の兄弟である動物たちから多くのことを学ぶときなのです。
大きな変化がやってきます。
それを予知するためには、動物たちからのメッセージや、いつもとちがった彼らの行動に注意することが必要です 」j。
47
鷹は、わたしのトーテムアニマルはクジラだと言いました。
チェロキー伝説では、クジラは遠い昔に私たちの祖先によって 「シリウス 」と呼ばれる星から連れてこられたと伝えられています。
クジラが海にすむようになったのは、地球の地軸が狂い、レムリア大陸が海底に沈んでしまった後だといわれているのです。
実際、わたしの中のDNAがなにかを一生懸命思い出そうとしているようです。
わたしの記憶の中に太古の知識があるのかどうかはわかりませんが、鷹の言葉によってなにかを復活させようとしているのがはっきりと感じられるようでした。
また、ある人はウルフ(狼)をトーテムアニマルに持つと告げられました。
偉大な星の世界では、犬の星座 「シリウス 」が、狼を指すといわれています。
インディアンの指導者には、遠い昔、 「シリウス 」からやってきた者がいると言い伝えられています。
古代エジプト人は 「シリウス 」を故郷と考えていたといいます。
インディアンがウルフ(狼)の氏族を指導者の氏族と定めたのも、おそらく同じ理由からでしょう。
1490年のことです。
鷹とおなじチェロキー族のすぐれたメディスンマンであったドリンクスウォーターがこんな言葉を残していると鷹が語ってくれました。
ドリンクスウォーターは、あるビジョンを告げました。
ある日、私は夢(ビジョン)を見た。
見知らぬツーレッグスアニマル(二本足の動物=人間)がやってくるとき、すべてのフォーレッグスアニマル(4本足の動物)が土に帰らねばならなくなる。
見知らぬツーレッグスアニマルだけが生き延び、その土地に元々いたツーレッグスアニマル(我々)は迫害され、不毛の土地で飢えてやせ細っていくしかない。
それから何年も悲しみの時代が続くだろう。
まもなくかれのビジョンは現実のものとなってしまいました。
彼の言葉は1492年のコロンブスの到来を意味していたのです。
わたしたち先住民族の悲劇は、侵略者の訪れによってはじまったのです。
当初、海をこえてはるばるやってきた白い兄弟たちを、私たちの祖先は手厚くもてなしました。
しかしこの見知らぬ征服者はとんでもない仕打ちをしてきました。
彼らの訪問によって、私たちの先祖は壊滅的な打撃を受けることになってしまったのです。
148
プレアデスの伝説
チェロキーの予言の中には、チェロキー族が7つの踊る星(プレアデス)からやってきた存在であり、母なる地球にもしものことがあれば地球を救うために命を懸けねばならないということも伝えられています。
とおい昔、宇宙からの訪問者(プレアデスからの宇宙人)が人類の祖先である初期のころの原人と交わることによって急速に進化したといわれています。
また 「星の人々 」という神話の中では 「1985年以降に生まれてくる子供たちは星の子供たち(スターチャイルド)と呼ばれる、とあるのです。
彼らは何万年という時を超えて、その血の中にうけつがれた智恵を復活させる。
はるかな眠りの時代を過ぎ、大変動の時代によみがえる。
その多くは芸術家や、作家、また指導者的な役割の人などの中に目覚め始める。
大きな影響力を与えていく立場の人として現れて、新たな世界をつくる使命をもつのだ。
その人たちには、 「星の子供たち 」であるという自覚はほとんどありませんが、大いなる智恵や才能を与えていく立場の人に現れて、不思議な力に動かされるように創造主につながるビジョンに向かって進んでいくのです。
チェロキーの伝説の 「星の子供たち 」(スターチャイルド)が、来たるべき地球の大変革に、偉大なる智恵をもたらしてくれることを否定する必要はなにもないのです。
大変革の後、生き残ったチェロキーは、多くの傷ついた人々と兄弟たちのために、働かなければなりません。
いつまでも嘆き悲しんでいる暇はないのです。
今度こそ、地球と調和する新しい世界を築いていかねばならないのです。
「プレアデス 」というと、日本では 「スバル」と呼ばれ、日本の神話の中にも登場しています。
「古事記 」の中の 「天の安の河(天の河)のうけひ 」という話にも、「スサノオノミコトがアマテラスの髪飾りである玉をとり、銀河の泉でそそぎ、幾重にもかんで吹き捨てると、その息吹の霧の中から美しい男神があらわれました 」という幻想的な話があります。
またよく知られている 「浦島太郎 」のおとぎ話にも、この 「スバル 」は登場しています。
オリジナルに近い浦島太郎伝説では、浦島太郎が助けた亀に連れられて行った竜宮城で、まず最初に7人の美しいわらべに会ったと伝えられています。
この7人のわらべが 「スバル 」の子供たちだといわれています。
神話やおとぎ話というのは、誰によって書かれたかは定かではありませんが、その中にはもしかすると多くのすばらしい智恵が隠されているのかもしれません。
150
チェロキーの伝説には 「浄化の時、我々の前に銀色の貝殻に乗った同胞がやってくる。
彼らは逃げ出したいという人を、次の星へ連れて行ってくれると言うだろう。
しかし彼らといっしょに逃げ出そうとは思わない方がいい。
別の星は、この母なる地球ほど私たちには住みやすい所ではないからだ 」とあります。
わたしはけっしてこの母なる地球を置き去りにすることはありません。
わたしの多くの兄弟たちといつまでもここで暮らしていくつもりです。
(引用ここまで)
*****
(引用ここから)
この 「銀色の貝殻 」とはおそらく私たちが 「ufo 」と呼ぶもののことなのでしょう。
他のインデアンの部族の中にも、よく似た宇宙船の伝説が数多く伝えられています。
鷹は、この父なる宇宙には高度な文明を築いている惑星が数多くあり、私たちのことを知っている地球外生命は存在していると言っています。
真実は定かであありませんが、わたしもその意見には賛成です。
サウスダコタの夜空は星が降るように美しく、それを眺めているうちに、こんなにたくさんの星のなかにはきっとET(地球外生物)がいてもおかしくないと感じていたからです。
159
人々は夢をみる能力を、合理主義によって忘れてしまったかのようです。
一刻も早く、内なる力を呼び起こさなければなりません。
内なる目で見ることを再び学ばなければ、これからおこる変化に対応できないのです。
たとえば、襲ってくる大きな地震を予知したり、自分の会いたい人と何の連絡もなく会ったりできるようにしておかなくてはなりません。
人は全知全能の創造主の香りをかぐことができるはずです。
伝説や神話に残された智恵を、今こそよみがえらせる時なのです。
163
母なる地球が自らの治癒力をコントロールする時、あるところでは異常に雨が降り、あるところでは異常に乾く。
またあるところでは異常に暑く、あるところでは異常に寒くなる。
季節があまりに急激にかわるために、季節と季節の区別が出来なくなってしまう時が来る。
これは母なる地球の変化の前兆である。
この時、地球の生き物はなぜ、そんなことが起きるのかを知らなければならない。
チェロキー族の同胞であるホピの預言のなかで、こんな一説が残されています。
けっして母なる地球の心臓をえぐりとるようなことがあってはならない。
もしそれをえぐり取るなら、灰のびっしりつまったひょうたんとなってそれは空から降り、やがて世界を破滅へ導く。
それが空から落ちた時、海はにえたぎり、大地は赤く焼けただれる。
何年もの間、そこにはなにも育たず、どんな薬も医者も役に立たないほどの悪い病気が起こるだろう。
聖なる地は、決して汚してはならない。
私たちが長きにわたって残されてきた多くの智恵を無駄にしてはならないのだ。
私たちの大事にしてきたものを、ないがしろにしてはならない。
母なる大地を守り、愛おしむのが私たちの使命である。
アリゾナのホピの地は母なる地球の心臓にあたる神聖な場所だったのです。
ところが、ここに石炭やウラニウムがたくさんあったことから、聖地であることは無視されて大規模な採掘がはじめられてしまいました。
もちろんホピたちは反対し続けましたが、そのかいはありませんでした。
ホピの預言は、まさにそのとおりとなってしまったのです。
母なる地球の心臓はえぐりとられて、そのウラニウムは第二次世界大戦の時に日本に落とされた原子力爆弾の原料として使われたのです。
鷹のことばどおり、ホピの預言はあきらかに原爆のことをつげているようでした。
ひょうたんの形をした爆弾は一瞬にして30万人もの人の命を奪ってしまいました。
そして事実、50年たった現在でも被爆者の苦しみは少しも消えていません。
一方、原爆の材料と知らずにウラニウムの採掘を強制的にさせられたホピ族たちの多くも放射線廃棄物によって被爆者となってしまいました。
なんの保障もないまま、今でも多くの人々が苦しんでいます。
ウラニウムは採掘時にその85%以上が核廃棄物として残ってしまうことになるからなのでです。
219
「浄化の日 」を恐れる必要などありません。
これは私たちの学びなのです。
自分の病気と同じように、私たちはこの変化から重要な選択を学んでいかなければならないのです。
変化の中には、避けることができるものもあります。
わたしたち人間が人為的におこしている環境汚染や地球の破壊を今すぐやめることができれば、まだ間に合うかもしれません。
225
哲学者のプラトンは、 「ノスタルジア 」について寓意的にのべています。
人間はうまれる前、ある星にすんでいた。
その星から物質に満たされた地球を見て、好奇心にかられ、地上におりて人間の姿をとった。
以来自分がやってきた星へ戻りたいと思いながら余生をすごしている。
自らが何者であるのか、あるいは自分は今世界になぜうまれてきたのかを問いかけた経験は、誰にも一度はあるのではないでしょうか?
あなたは何と答えるでしょうか?
聖なる方法で、創造主との結びつきを取り戻すならば、わたしたちは新しい世界を手に入れることが出来るはずです。
創造主が私たちに、この地球上での生を与えたのは、私たちが何のためにここに生まれ、どんな役割を持ち、それをどう果たしていくのか?
そして、どう喜びを感じるのかを知ってもらうためなのです。
この地球上のすべての者には、存在の目的があります。
すべての病気には、治すための薬草があり、すべての人はミッション(使命)をもっています。
これを私たちは、インディアンの聖なるセオリーとよびます。
私たちは、私たちの知りたいことすべてを知ることができるのです。
私たちは、進化するために、母なる地球からうまれてきたのですから。
(引用ここまで)
不思議な描写を続けます。
巡礼の道は、フランス南部とスペインが接するところからはじまり、東から西へと一直線に続いています。
巡礼の終わりは、聖ヤコブを祀っていると言われていますが、巡礼路をさらに延長すると、大西洋にいたります。
シャーリー・マクレーンは、その大陸から海の力を感じ取って、古代へ、古代へと進んでいきます。
その海の中には、レムリア文明がはるか昔から、今にいたるまで存在しつづけている、と、彼女は感じ取っています。
リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。
*****
(引用ここから)

ジョンはわたしをクリスタルのピラミッドへと連れて行った。
いろいろな服装をした人たちがそこにあつまっていた。
「ここは生命が発生した場所だ」。
わたしはあたりを見回した。
玄関ホールの奥は誕生のホールとなっていた。
ホールのまわりにはクリスタルで出来た巨大なタンクが、大理石でできたしきりの中におさまっていた。

そのクリスタルのタンクは、子宮の形に作られていた。
中には金色の液体が入っていた。
ジョンはある特別なタンクにわたしをまっすぐにつれていった。
中には人間がやすらかに浮いていた。
「これがわれわれのはじまりなのだ。おまえの伝統だ。レムリア人の人生でもっとも神聖なも
ののひとつは誕生である。お前はこの誕生にたちあうのだ。
われわれにははずかしいという感覚はない。
だから、レムリアの習慣にしたがってわれわれは服を脱ぐことにしよう」。
ジョンは着ていた白い衣服を頭から優雅に脱いだ。
ジョンはゆっくりと恥ずかしがりもしないで全部服をぬぎすてた。かれにはおっぱい、女性の胸があった。
わたしには理解できないことだった。
わたしは下半身を見た。
そしてあっと口をあけた。
ジョンには男女両方の性器があった
わたしは服を脱いで、自分の体を見た。
おどろいたことにわたしも両性具有だった。
両方の性器を持っていた。
「わかったかい。さいしょ魂は男でも女でもなかった。
レムリア人もそうなのだよ。すべてのたましいは両性具有で、神の一部であった。
だからそれにしたがって、肉体もそうなたのだ。
わたしはびっくりして口をぽかんとあけたまま後ろを振り返ると、タンクの中をのぞきこんだ。
タンクの中でお産をしている人は
こんどは仰向きになり、おなかと胸と両性を備えた性器を見せていた。
「この人は今からお産をする 」とジョンはいった。
新しい母親がこどもを出現させる。
彼女・彼は深い眠りの中にいた。
時間が早くなっていくように感じた。
おなかがもっと大きくなっていって、そしてついに生んでいる人はほとんど全くといっていいほど女性の表情をおびた。
彼・彼女は安心して金色の液体の中に浮かんでいた。
両足が開かれ、子宮が開き、産道を通って、新しい子供がうまれた。
小さな赤ん坊もまた両性だった。
助産婦がクリスタルの中に入り、へそのおを切った。
その時、わたしのまわりにいる人はみな両性具有者 なのに気が付いた。
彼らは赤ん坊を愛撫し、世話をした。
わたしは母親を見た。
彼女・彼は浮くのをやめ、タンクの底に沈んでいた。
付添人は生命のオーラを調べているのだった。
しかしオーラはなかった。
母親はすでに死んでいた。
わたしは悲鳴をあげて泣き始めた。
「その人の顔を注意深く見てみなさい。 」とジョンが言った。
するとそのとき、計り知れない永遠の時を超えてわたしの記憶がかけもどった。
わたしは時間を先の方へと転げ落ちていった。
とつぜんわたしは理解した。
その顔こそ、後にシャルルマーニュになり、オラフ・パメルになる者だった。
ジョンはわたしの頭に触った。
「この人はツインソウル(ふたごの魂)だ。
そして、神の状態で修復しなければならないカルマの欠陥を持っていた。
この魂は喜んで死んでいった。
短い視点から見ると不条理に見えるかもしれないが、長期的な視点に立てば、必要なことなのだ。
この時体験したことを、おまえはもう一度目撃する必要があったのだ。
それはおまえが理解するためだよ。
おまえはこの魂とカミーノで出会った 」とジョンは言った。
そしてこの人生で彼を愛した。
おまえはいま、時を超えておまえたちが互いの人生でどんな役割をはたしてきたか、そして、これから果たすのか、理解し始めたのだ。
おまえ達はまた一緒になるだろう。それも何回もだ。
今、おまえは理解し始めている。それはつらいことだ。
しかし真実は必要だ。
そして真実を知れば、おまえは軽くなる。
(引用ここまで。写真(下)は、我が家の所有物で、カミーノとは関係ありません)
*****
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かくしてスペインへの旅に出かけた彼女は、全身を水に浸す古代キリスト教風の 洗礼を自分でほどこし、遠い前世で深いつながりをもっていたスコットランドのジョンに再会します。
ジョンはシャーリーがかつてカミーノにいたときは、ムーア人の少女であって、王様の愛人だったということをおもいださせます。
それらの昔の人々は、彼女の夢うつつの中で現れたり消えたりします。
次は、スコットランドのジョンがふいにあらわれたくだりです。
*****
(引用ここから)
スコットランドのジョンがやってきた。
かれはほほえんでいた。
「おやおや、娘よ。 自分で自分の洗礼をするなんて、すごい体験だったことだろうね?」
「はい」とわたしは答えた。
「すばらしかったわ。でもあなたは今までどこに行っていたの?」
「いや。いつもいっしょだったよ。しかしおまえが自分で自分に洗礼するまで、わたしがいることを知らないほうがよかったのだ。
おまえは私なしで、自分を体験する必要があったのだ。
それにおまえには、天使がいた。そうではなかったかな?
そしておまえは、赤いハートの瞑想もしたではないか?
(ホピ族の知り合いにおそわった、困ったときに赤いハートを思い描き、イメージで悪を退ける瞑想)
そうではなかったかな?
おまえはおまえの十字架が気に入ったかな?
まさに同じ十字架だ。
(引用ここまで)
*****
シャーリーは、ふと道端の商店で同じものに見える十字架を購入していたのです。
この十字架は、以前、当ブログで取り上げていたので、ご紹介します。
エハン・デラヴィの十字架の研究」
「バスク十字」と「カギ十字(卍)」ヨーロッパ先住民族の十字マーク」
*****
(引用ここから)
おまえは導きを受け入れることを学ばなければならない。
人生には偶然ということはない。
すべては調和していて、意味がある。
そして原因と結果の法則に従っているのだ。
疑うなんて、お前には似合わないよ。」
わたしは、とまどった。
「どうして疑ってはいけないの?だってにせものがとても多いじゃないの?」
「おやおや、そういうことは、おまえもにせもの、ということかい?
だっておまえが疑っている導きは、おまえからくるのだからね。
すべてはおまえの内側からくる。
すべてはおまえの中側からくるのだ。
おまえが調和をうたがうとき、バランスがとれていないのは、おまえの調和なのだよ。
「それって、今あなたの言っていることも、わたしの中から出るっていうこと?」
「そのとおりだ。おまえは自分の現実感というものを自分で作っているのだ。」
「だとすると、わたしがあなたを作っているの?」
「まったくそのとおりだ。
おまえはおまえのまわりの世界とその中にいる人 を作っているのだよ。
おまえはじぶんの内側に神のエネルギーをもっていて、神といっしょになって創造しているのだ。
これはおまえの夢なのだ。
そしておまえが夢の中のすべてをつくっているのだよ。
だからこそ、我々はみんなひとつだということが正しいのだ。
おまえは自分をみちびいてもらうために、わたしさえも創造したのだ。
自分が創造したものをどうして信頼し、信じないのだね?」
「では神とは何ですか?」とわたしはたずねた。
「神とはおまえが創造するときのもととなる愛のエネルギーだ。
愛のエネルギーを疑って、お前はしあわせになれるのかな?」
「いえ、もちろんなれないわ。」
「喜びが欲しくないかね?」
「欲しいわ」。
「それだったら、おまえが創造する喜びの一滴は、否定性の大海を変化させる、ということをおぼえておきなさい。
おまえの夢を疑うことは、否定的なことだ。
自分の創造する夢に責任をもちなさい。
おまえはすべての知識を持っている。
その真実を信じなさい。
その真実の中でお前は神を知り、神と一つになるのだ。
おまえの十字架は、4つの方向すべてにバランスしているというシンボルなのだ。
その十字架は、地球次元の問題の解決を意味している。
イエスはこうした解決の達人で、彼が十字架にかかって死んだとき、その時代に球上に生きていたすべての人々の問題をバランスさせたのだ。
かれは十字架刑を受けることによって、人類の集合的なカルマをひきうけた。
だからかれはあれほどの苦しみを味わったのだよ。
かれは人間の意識に愛の波動を伝授した。
だからこそ、イエスは人類の罪のために死んだと言われる。
もっと正確に言うなら、かれは人間のその時点までのカルマを解消した。
いわば人類の過去を清算したのだ。
そしてイエスは言った。
「あなたがたも、わたしのやったようにできる。いや、わたし以上にできる。王国も神も人間一人の中にある」と言った」。
「あなたが言っている神のエネルギーとは、それなのですか?」
わたしは尋ねた。
「そうだ。それは愛の波動として感じられる。
おまえはあのすばらしい音楽の嵐の最中、自然の中で体験したね?」。
「ええ。でもわたしがあなたを創造して、そう言わせているのは、それをすでに知っていたからなの?
わたしは自分の中で、自分と会話しているわけ?」
「そのとおりだ。さあ、それを信じなさい。
それはとても簡単なことだ。
人々はおまえに「そう信じられたらいいのに」と言うだろう。
だがもし、かれらがそう望めば、そう信じられるのだ。
もしおまえがほんとうに、自分の中の愛である神の波動と同調すれば、おまえはいつも安全で、平和で、おまえ自身の真実の場所に安んじていられるのだよ。
さてそれでは、これから、おまえがどうしてこの巡礼をしているのか、話を続けようではないか?」
「はい、どうぞおねがいします」。
「カミーノは「知られたる世界」の果てに向かっていて、おまえを西へと向かわせているのではないないのかな?」
「はい。伝説 ではそう言っています」。
「ではおまえがどうして、「知られたる世界」に向かって歩いているのか教えよう」。
ジョンが言った。
「リラックスしなさい。わたしが今からおまえが理解できないすばらしい時代と場所へ連れ戻って行くからね。」
私は自分の中で 力を抜いた。
時間が過ぎた。
するとまるでかれ の声 を別の波動で聞いているかのように、わたしの無意識の心が活性化し始め、かれの声とひとつになったようになった。
「おまえは意識を手放さなくてはならない。
意識を手放して意識にじゃまをさせないようにしなさい」。
私に起こったことを言葉で説明するのは難しい。
事実、わたしはわたしでなかった。
自分と認識している自分ではなかった。ほかのさまざまな波動の中で、わたしはかろうじてわたしであると感じていた。
しかしそのアイデンティティー(自分であるという思い)も、今、わたしから抜け出していくようだった。。
(引用ここまで)
*****
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「アトランティス」カテゴリー全般
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シャーリー・マクレーンの「カミーノ」という本のご紹介を続けます。
リンクは張っていませんが、アマゾンなどでご購入になれます。
*****
(引用ここから)
209
わたしのハートはもっと広がりはじめた。
わたしがリラックスできるように、何かがわたしを助けてくれていることがわかった。
時間が経過した。
わたしは頭ではなく、心を通して、色彩が混じりあっていくのがみえた。
液体でできた大きなハートのカンバスの上に、色彩が小川のようにわたしのハートの運河を波立って流れていた。
最初、色は緑色と青と紫が中心だった。
それらは固形物の形をとり始め、濃い黄色、オレンジ色、赤い色などの色調を帯びた。
色はゆっくりと物体を形つくり、わたしの心の中に様々な色の木や花や植物の壮大な風景が浮かび上がった。
たわわに果実が実っている木がそよ風に揺られながら、よく手入れの行き届いた中庭と多彩な庭に沿って並んでいた。
青緑色の噴水が空に向かって水しぶきをあげ、太陽の光が霧に乱反射していた。
ひとつの中庭から他の中庭へと、温泉の川が音をたてて流れていた。
そのうえにアーチの形をした東洋の橋がかかっていた。
中庭に隣接して、ピラミッド型の建物が建っていた。
あるものは石で、ほかのものは水晶からできていた。
ピラミッドの壁はモザイク模様で飾られ、モザイクの絵のまわりには象形文字がみえた。
もっとはっきりと回りがみえはじめるにしたがって、わたしはそこがとても穏やかな静けさに満ちていることに気が付いた。
小さな動物の発する音や植物の葉ずれの音が聞こえたが、それだけだった。
しかし、植物や動物がお互いに 交信しているのをわたしは
感じることができた。
わたしは極彩色の中庭を見上げた。
わたしの方にむかってくる背の高い堂々とした人物だった。
彼の肌は、赤みがかった黄金色で、目の色は紫色だった。
彼は非常に背が高く、・・2メートル10センチはあった・・長い金色の髪を下に垂らしていた。
体や顔や腕に毛は生えていなかった。
そして、中近東の人たちがきている白いジャバラのような服を着て、サンダルをはいていた。
彼はわたしのほうに音もなく滑るように歩いてきた。
彼が近くにやってくると、なにも言葉は話さないのに、彼の思いが伝わってきた。
「こんにちは。わたしがスコットランドのジョンのずっと昔の姿です」
かれはほほえんだ。
心で彼の声であることがわかったので、わたしもにっこりとほほえんだ。
「ようこそ、おまえの最初の家に」とジョンが言った。
「ふたたび慣れるようにお手伝いしよう。」わたしは答えようとしたが、声が出なかった。
とつぜん、わたしはジョンが一種の視覚的感情的言語でテレパシーを使って交信しているのだ
ということに気が付いた。
「お前の感じたことをただ思いなさい。そうすれば、おまえの言おうとしていることを、わたしは理解する 」
わたしは意識を全部質問に集中した。
「ここでは、みんなそうやって話すのですか? 」
わたしは自分の質問を組み立てたが、そうすると、特定の言葉というより、その言葉の裏にある感情の強さに気が付いた。
するとわたしの感情が実際にわたしの頭に絵となって浮かぶのだった。
ジョンはほほえんだ。
「はい。わたしは理解します」と彼が言った。
「とてもうまくいっているよ」
二人でいっしょに歩いていると、ほかのひとたちが、私たちの両脇を通り過ぎていった。
彼らはジョンのように、長いローブや腰巻を身にまとい、サンダルをはいていた。
そして背が高かった。
わたしはまわりの風景に目をやった。色や生命力がいきいきとしていた。
色とりどりの花、果物の木、実をつけた熱帯の植物、ありとあらゆる植物と動物がいた。
「我々は、心の庭師なのだ」。とジョンが言った。
「おまえの今の人生でも、植物が感情をもっていることをお前は知っているだろう。
人間の思いや行動は彼らに影響を与えている。
レムリアにおいても同じなのだ 」。
空気中のよい香りが、わたしの発する波動と一緒に舞ったり、渦巻いたりしながら、わたしの考えに従ってついてくるように思えた。
わたしはレムリアの調和によって愛撫されているように感じはじめた。
わたしは突然、聖書の中に描かれているエデンの園の象徴的な意味を理解した。
それは完全な調和、完全な美、完全な平和だった。
わたしはアダムとイブそして知恵の木の果実の誘惑をおもった。
リンゴとは、なにであったのであろうか?
わたしがそう思ったとたん、ジョンがわたしにこたえた。
「あとでエデンの園の没落の説明をしよう。おまえもそれに関係していたんだからね。
まず最初にたくさん見るほうがいいだろう。
緑が青々と茂った庭の中やまわりに、ピラミッド型の建物があった。その壁にはクリスタルや
石がはめこまれていた。
ピラミッドのいくつかは、エメラルド、ルビー、サファイアやヒスイといった宝石でおおわれ
ていた。
宝石類は自然の岩石の圧力でできたものなので、地球の電磁波の場を反映するという性質があった。
「これらはきわめて価値の高いものなのだよ 」、とジョンが言った。
ジョンはわたしをつれて、霧のかかった美しい熱帯の庭を抜け、わたしの心に話しかけてきた。
そしてレムリアについて、次のように説明してくれた。
レムリアには5000万人の魂が住んでおり、、人種は今日のわたしたちの人種+二つの人種がいた。
紫色の目をした金色 の肌の人種と、紫の目をして紫色の肌をしている人種だった。
首都はラムーと呼ばれ、現在のハワイ諸島あたりに位置している。
レムリアは7つの州に分かれていて、素朴な一神教と一つの思想圏のもとで連合している。
気温は平均が22度で11度以下と38度以上にはならない。
本来的には熱帯に属し、高い山はなく、丘とゆったりとうねっている平野からなっている。
ジョンはしぐさで、瞑想室の中をのぞいてごらんと指さした。
およそ50名の学生が円陣をつくって深い瞑想状態に入っていた。
彼らは地上から1メートルほど空中浮揚していた。
部屋の中は青っぽい霧のような色をしていた。
物音はひとつもなく、先生もいなかった。
彼らはお互いに集団的に意思の疎通をはかっているようだった。
わたしには彼らのオーラが振動しているのがみえた。
ひとりひとりの脊椎を目をこらしてよく見ると、彼らのチャクラが光をおびて振動していた。
ジョンはほほえんだ。
「彼らはいわゆる宿題をやっているのだよ。空中浮揚はごく初歩的な段階なのだ」。
次の教室に入っていった。
いろいろな高さの台が置いてあった。
台の上には薄いマットがしかれて、めい想ができるようになっていた。
わたしはあたりを見回して、やすらぎを感じた。
ジョンはわたしを手招きして、薄いマットのうえにあぐらをかいて座るように合図した。
「おまえがこれから再体験するもののなかには不快なものもあるかもしれない。
しかし自分の真実を再体験できるほどに成長したからこそここにいるのだ。」
わたしはうなずいた。
わたしはそこにすわってリラックスした。
そして20世紀のわたしの人生について考えてみた。
集団的な調和に対しては、わたしたちはほとんど何もしていない。
個人間の競争、個人の確立、個人のプライバシー、個人的な必要を望み、個人的な幸せに意識的に焦点をあてているような気がした。
20世紀の西洋社会は、霊 的なことも真剣に考えていなかった。
人間に魂があるということでさえ、事実だと認められていないのだ。
今のわたしたちが人口について語る時、5000万人という。
しかし、ここレムリアでは5000万の魂と言っている。
わたしは座ったままハープのような楽器の音色をきいていた。
その音楽はここちよく、遠くの方から優しくやってくるように思えた。
「ここでは誰もが他のすべての人に頼っている 」とジョンがいった。
「もしひとりが遅れると社会全体がその人のレベルまでもどって、かれの成長を助けるのだ。
みんなが同一のレベルになるという力がいつも働いている。
霊的な成長こそが喜びだからである。
ジョンはわたしをクリスタルのピラミッドへと連れて行った。
いろいろな服装をした人たちがそこにあつまっていた。
「ここは生命が発生した場所だ。
わたしはあたりを見回した。
玄関ホールの奥は誕生のホールとなっていた。
ホールのまわりには、クリスタルで出来た巨大なタンクが、大理石でできたしきりの中におさまっ
ていた。
そのクリスタルのタンクは、子宮の形に作られていた。
中には金色の液体が入っていた。
ジョンはある特別なタンクにわたしをまっすぐにつれていった。
中には人間がやすらかに浮いていた。
「これがわれわれのはじまりなのだ。おまえの伝統だ。レムリア人の人生でもっとも神聖なも
ののひとつは誕生である。お前はこの誕生にたちあうのだ。
われわれにははずかしいという感覚はない。
だから、レムリアの習慣にしたがってわれわれは服を脱ぐことにしよう」。
ジョンは着ていた白い衣服を頭から優雅に脱いだ。
ジョンはゆっくりと恥ずかしがりもしないで全部服をぬぎすてた。かれにはおっぱい、女性の胸があった。
わたしには理解できないことだった。
わたしは下半身を見た。
そしてあっと口をあけた。
ジョンには男女両方の性器があった
わたしは服を脱いで、自分の体を見た。
おどろいたことにわたしも両性具有だった。
両方の性器を持っていた。
「わかったかい。さいしょ魂は男でも女でもなかった。
レムリア人もそうなのだよ。すべてのたましいは両性具有で、神の一部であった。
だからそれにしたがって、肉体もそうなたのだ。
わたしはびっくりして口をぽかんとあけたまま後ろを振り返ると、タンクの中をのぞきこんだ。
タンクの中でお産をしている人は
こんどは仰向きになり、おなかと胸と両性を備えた性器を見せていた。
「この人は今からお産をする 」とジョンはいった。
新しい母親がこどもを出現させる。
彼女・彼は深い眠りの中にいた。
時間が早くなっていくように感じた。
おなかがもっと大きくなっていって、そしてついに生んでいる人はほとんど全くといっていいほど女性の表情をおびた。
彼・彼女は安心して金色の液体の中に浮かんでいた。
両足が開かれ、子宮が開き、産道を通って、新しい子供がうまれた。
小さな赤ん坊もまた両性だった。
助産婦がクリスタルの中に入り、へそのおを切った。
その時、わたしのまわりにいる人はみな両性具有者 なのに気が付いた。
彼らは赤ん坊を愛撫し、世話をした。
わたしは母親を見た。
彼女・彼は浮くのをやめ、タンクの底に沈んでいた。
付添人は生命のオーラを調べているのだった。
しかしオーラはなかった。
母親はすでに死んでいた。
わたしは悲鳴をあげて泣き始めた。
「その人の顔を注意深く見てみなさい。 」とジョンが言った。
するとそのとき、計り知れない永遠の時を超えてわたしの記憶がかけもどった。
わたしは時間を先の方へと転げ落ちていった。
とつぜんわたしは理解した。
その顔こそ、後にシャルルマーニュになり、オラフ・パメルになる者だった。
ジョンはわたしの頭に触った。
「この人はツインソウル(ふたごの魂)だ。
そして、神の状態で修復しなければならないカルマの欠陥を持っていた。
この魂は喜んで死んでいった。
短い視点から見ると不条理に見えるかもしれないが、長期的な視点に立てば、必要なことなのだ。
この時体験したことを、おまえはもう一度目撃する必要があったのだ。
それはおまえが理解するためだよ。
おまえはこの魂とカミーノで出会った 」。とジョンは言った。
「そしてこの人生で彼を愛した。
おまえはいま、時を超えておまえたちが互いの人生でどんな役割を果たしてきたか、そして、これから果たすのか、理解し始めたのだ。
おまえ達はまた一緒になるだろう。それも何回もだ。
今、おまえは理解し始めている。それはつらいことだ。
しかし真実は必要だ。
そして真実を知れば、おまえは軽くなる 」。
(引用ここまで)
*****
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シャーリー・マクレーン著「カミーノ」という本を読んでみました。
若い時から霊的なものに導かれてさまざまな経験をしてきた彼女ですが、この旅の記録は60歳を過ぎてから出かけたスペイン の巡礼 の旅のまとめです。
巡礼をしずかにしたいのに、おいかけてくるマスコミ陣をまきながら、質素で最低限の旅を続けますが、その様なマスコミの描写がなければ、これは事実なのか、空想なのか、よくわからないほど、彼女は自分の内面に入り込んでいます。
リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。
*****
(引用ここから)
北スペインに、サンチャゴ・デ・コンポステーラ・カミーノと呼ばれて、何世紀にもわたり、多くの人々がたどった有名な巡礼の道がある。
その「道」という意味の「カミーノ」は、銀河の真下に横たわり、大空にある星々から流れ出しているエネルギーを反映しているレイ・ラインに沿っていると言われている。
東洋哲学では、この地球上の霊的な生命の力は、プラーナとよばれている。
このプラーナは太陽の生命力としっかりとつながっており、すべての生命にエネルギーを与えている。
この生命力はレイ・ラインと呼ばれているエネルギーの線にそっている場所で、特に強烈だと言われている。
これらのレイ・ラインは地球の霊気の基本構造を形作っている。
レイ・レインは通常ほとんどまっすぐに伸びているが、幅と強さは場所によって異なっている。
レイ・ラインの交わる場所は、砂時計の形をしており、中央の低い部分が地球の表面と交差している。
レイのエネルギーは、地表の上部と下部に半々に存在している。
そのエネルギーは非常に高い波動を発しており、
人の意識がこの高い波動に触れると、思考、体験、記憶が明晰になり、啓示がおこるそうだ。
レイ・ラインのエネルギーは、人間の脳を作っているエーテル体と物質の波動の波動数をたかめる。
このエネルギーの刺激によって、いままで抑圧されていた意識的な気づきや情報が上面に表れてくるのだ。
このエネルギー を受けた人は、好い意味でも、悪い意味でも、霊的に敏感になるので、不安になったり、恐怖感を感じたりすることもある。
このレイ・ラインは、太陽に関連した地球の霊的なエネルギーを帯びているばかりでなく、ほかの宇宙や星々に関連したエネルギーにもつながっている。
地球のレイ・ラインにそって存在するカミーノは、フランスに始まりピレネー山脈を超えて、北スペインを東から西へと延び、サンチャゴ・デ・コンポステーラに世界的に有名な素晴らしい大聖堂が建っている。
そこには聖ヤコブの遺骨が埋葬されているといわれている。
わたしはかつて一度も宗教的であったことはなく、そのかわりに霊性を探求するほうを選んできた。
そのために、わたしがカミーノに興味をもったのは、レイ・ラインエネルギーそのものと、800キロの道のりに徒歩で挑み、巡礼というものが要求している、我とわが身をどうしようもない状態に追い込み、弱みをさらけ出すというところにあった。
神と自分自身に対して完全に降伏する体験をしたいというのが、この道を歩きたいという人たちのほとんどの動機なのである。
カミーノを歩かなければならないという最初の思いは、1991年、ブラジルで起こった。
わたしの30年来のマネージャーが、手書きで差出人の名前が書いていない手紙を届けてくれた。
わたしは彼を信頼していて、彼が重要だと直感した場合、わたしは彼の言うことを聞くことにしている。
今世界で体験されている非常に多くの苦しみは、自分の中にこれまで詰め込んできたものを空にし、将来、私たちが本来的に享受すべき喜びのための空間を作る作業である、とわたしは信じている。
私たちは人間として、喜びを追求する道徳的な義務がある。
そうすれば、神と同調できるのだ。
しかし、わたしたちは自分について理解していることのもっと奥にあるものを認めなければならない。
なぜならば、そこに、私たちの対立、孤立、混乱、にくしみ、神からの乖離の歴史があるからだ。
もしむかしの感情と平和的関係を結ぶことができれば、わたしたちは喜びを追求する道義的義務に沿っていきる能力をもつようになると、わたしは思っている。
カミーノに沿って西方への旅をしている間、わたしは時間をさかのぼって、今の私と私たちを今のようにした体験が、まさに始まった場所へ向かっているような気がした。
それは神話的でかつ想像上の体験だったということができる。
でも、想像や神話とはいったい何なのだろうか?
意識がつくりだすすべての幻想は、何らかの記憶に基づいているのだ。
さもなければどうしてそこにいるのだろうか?
(引用ここまで)
*****
騒々しい現実と、彼女自身の現実が錯綜しているので、なるべく彼女自身の独白部分を
選んで、わかりやすくしたいと思います。
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皆様、ごぶさたいたしております。
病院は退院したものの、体調が悪くて、ブログを書く気力がでませんでした。
このブログは、10年前の10月1日に開設しました。
なので、今は11年目です。
さすがに体力が落ちたなあと思います。
視力も落ちて、白内障っぽくて、夜中までがんばって書き続けることができず、自分でもがっかりしています。
でも、このブログは、わたしの生きている証なので、書いてゆきたいです。
コメントのお返事もたまってしまって、申し訳ありません。
かならずお返事いたしますので、許してください。

著者ロブサン・ランパは、先輩たちに導かれて、秘密の場所に連れていかれます。
そこには、チベットがまだ海辺にあった頃にミイラにされた巨人たちの遺体が置かれていました。
ロブサン・ランパは、その間に横たわって、一人で瞑想をすることになります。
これは現実のことでしょうか?
だれにも答えることはできませんが、一人のラマ僧が書いた本によると、下記のようになります。
*****
(引用ここから)
「太古の巨人の遺体にはさまれて」
洞穴の中央には、黒光りのする一軒の家が建っていた。
あたかもみがかれた黒檀で作られたような家が。
不可思議な記号がその外側には書かれてあったが、これと同じような図形を、私は洞穴の奥の湖水への通路で見たことがあった。
私たちは、その家へと歩みより、広い、高い入口から中に入った。
内部には奇怪な彫刻と記号のある3つの石棺があった
フタはなかった。
私は中を注視した。
そして中のものを見たとたん、息がつまり、突然気が遠くなるように感じた。
「我が息子よ。」
先頭の大僧正が叫んだ。
「これらを見なさい。
これらはまだ山々ができる前の、太古のわが国の神々だったのだ。
彼らは海がわれわれの岸辺を洗い、今とは違った星が空にかがやいていた頃、我々の国を歩いておら
れたのだ。
見るのだ。
奥義をさずかる者以外には、かつて誰も見たことがないのだから」。
わたしは見なおし、魔に魅入られたように畏怖の念に打たれた。
3つの黄金の体が、全裸のまま目の前に横たわっていた。
二人は男で、一人は女だった。
すべての輪郭、すべての特徴が黄金で忠実に再現されていた。
しかしその大きさといったら!
女性はその横になった長さが3メートルはたっぷりあったし、それより大きい2人の男の方は5メー
トルをくだらなかった。
頭は大きく、そして先の方がいくらかとがっていた。
あごはせまく、口はちいさく唇はうすかった。
鼻は長く薄く、一方、目は正しく並び、落ち窪んでいた。
死んでいる姿ではなかった。
ねむっているように思えた。
私たちはまるでその目をさますのを恐れるかのように、こっそり動き、ひそひそ話した。
わたしは片隅に棺のふたを見つけた。
その上には天体図が彫られてあった。
しかしその星々は、なんと見慣れないものと思われたことか。
わたしは占星学を勉強していたから夜空にはきわめて精通していたが、これはそれとはまったく似て
も似つかなかった。

「お前は過去を見、未来を知ることによって奥義を許された者の一人となろうとしている。
その労苦は並大抵のものではないのだ。
多くの者がそのために死に、また多くの者が失敗したが、しかも合格しないかぎり、誰一人ここを生きて去ることはできないのだ。
どうだ、覚悟のほどはよいか?」
わたしは「やります」と答えた。
彼らはわたしを、二つの棺の間に横たわっている平たい石のところへつれていった。
この家にわたしは、彼らの指図で、両足を組み合わせ、背筋をただし、そして両手のたなごころを合
わせて蓮華座の姿勢で座った。
それぞれのひつぎと私の石板とに4本の線香がともされた。
3人の大僧正はバターランプをとると、出て行った。
重い黒い扉が閉まるとともに、私は大昔に死んだ者の遺体と一緒に取り残された。
石の上での瞑想のうちに時はすぎていった。
私は多年教えこまれてきた、特別の調息法をおこなった。
静寂と闇がおおいかぶさっていた。
それはほんとうに墓場の静寂だった。
全く突然、私の体がツッパリ、硬直症におちいった。
私の四肢はしびれ、そして氷のようにつめたくなった。
わたしは死んでいくのではないかという恐怖に襲われた。
日の光の下150メートル以上もの古代の墳墓の中で、死につつあるという恐怖に。。
ぶるぶると激しい痙攣が起こり、そして古い革を広げるようなガサゴソという奇妙な音がほんの微か
にしたような気がした。
徐々に墳墓は、高い山路にかかる月光のような青ざめた光にみたされた。
わたしはゆらゆらとした。
気がつくと私はただ肉体の上を浮動していたにすぎなかった。
意識していても、動きはやってきた。
一吹きの煙と同じく、感じられない風に乗せられたかのように、わたしはただよった。
わたしの頭上に、私は金の円板のような輝きを見た。
私の真ん中へと白銀色のコードがぶらさがっていた。
それは生命を脈打ち、生気に輝いていた。
わたしはいまや死体の中にとりかこまれ、死体のように静止している寝ころんだ私の体を見下ろし
た。
私のからだとこれら巨人のそれとの間のわずかなちがいが少しずつわかってきて、その詮索に気をうばわれた。
私は、今日の人類の憐れむべきうぬぼれについて考え、また唯物論者がこれらの巨大な人体を目の当たりに見たら何と説明するだろうと思った。
そしてここにいるのは、もはや私一人ではないと思われた。
会話の一コマや口には出さない考えの断片が私の所に届いてきた。
ばらばらな絵が私の心の絵の前をよこぎって、鳴弦し始めた。
はるか遠くで、なにものかが大きな深い音のする鈴を鳴らしているようにおもわれた。
それはえらい勢いでどんどん近づき、とうとう私の頭の中で爆発したようにおもわれた。
そして私は色のついた光の小滴と、得体のしれぬ叫びの閃光とを見た。
私の霊体は木枯らしに会う枯葉のようにゆられ、飛ばされた。
赤く焼けつくような痛みの斑点がわたしの意識にうちあたり、その中を走りすぎていった。
私は孤独で、すてられ、ゆらめく宇宙の中の浮浪者であると感じた。
黒い霧が私の上におそいかかり、それと同時にこの世のものとは思われぬ静寂がやってきた。
「チベットは、昔、海岸にあった」
わたしを包んでいた真っ黒いものは次第に動いていった。
どこからか海のドウドウという音と、波打ち際の砂利のザラザラという音が聞こえてきた。
わたしは潮風と、海藻のぷんと鼻をつくかおりをかぐことができた。
それはよくある光景だが、私が太陽で温められた砂の上に、ごろりとねころんで、棕櫚の木を見上げていた。
だがしかし、他のもう一人の私が言った。
「お前は海を見たこともないし棕櫚の木なんか聞いたこともないじゃないか」と。
ごく近くの茂みから、笑いさざめく声が聞こえて来て、その声は日焼けした人々の楽しそうな一団があらあわれた時に、ひときわたかまった。
巨人たちだ。
彼らの全部がわたしをみおろした。
そしてわたしもまた巨人であった。
わたしの霊体の頭脳は次のように考えた。
「数えられない年月の昔、地球は太陽のもっと近くを回転していた。
いまとは逆の方向に、毎日は今よりも短く、また暖かだった。
文明は広く起こり、人々は今日以上に多くのことを知っていた。
他の空間からさ迷える惑星がやってきて、あっという間に地球にぶつかった。
地球はよろめき、その軌道をはずれて反対の方向に回り出した。
大風が巻き起こり、水をたたきつけたが、ちがった重力に引っ張られた水は陸地をおおって洪水が、世界的な大洪水が起こった。
世界中を地震が揺さぶった。
ある陸地は海の下に沈み、別の陸地は隆起した。
温かい楽しい土地であったチベットは、海浜のあそび場から一変して地上約4000メートルの土地に突き出た。
周囲一帯には、巨大な山々が、くすぶる溶岩をはきだしながら出現した。
はるか遠くの高原には、その表面に亀裂が生じ、太古の動植物は繁栄を続けた。
すこしたってわたしは幻影がうすれ、くらくなってゆくのをかんじた。
徐々に私の意識は霊的にも、またに肉体的にも、わたしから去っていった。
しばらくして私は不愉快な寒さで正気づいた。
凍る暗闇の洞穴内で、石の板に横たわっていた寒さだ。
「そうだ、戻ってきたのだ。近づいたのだ」、と思考の指先が私の脳裏を探った。
数分間が過ぎた。
そして一つのかすかな光が近づいてきた。
バターランプ。
3人の年老いた大僧正。
「よくぞやった、わが息子よ。3日間お前はここに横たわっていたのだ。
今こそ悟っただろう。死んで、そして生きたということを。」
わたしはよじのぼるように、やっとのことで足で立ったが、衰弱と飢えでよろめいた。
生涯わすれられない部屋から出て、他の通路の冷たい、冷たい空気へとのぼっていった。
私は腹いっぱい飲み食いし、そして、その夜、私が眠りについている時に、まもなく私はチベットを
去ることになり、そしてよその国々にいくことを知った。
(引用ここから)
*****
人類は、地表の出来事とともに、このような永遠の世界にも通じているのでしょうか?
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