妻「翔が...翔が悪いのよ‼︎
いつまで経っても...私に心を開かないで...
叶いもしない...相手を想い続けて...
悲劇のヒロインにでもなったつもりか知らないけど...女々しい...
一流企業のTOPが...馬鹿馬鹿しい」
相「馬鹿馬鹿しい?だと..?.」
二「誰の事言ってんの?自分の事?」
潤「だろうな」
妻「うるさい‼︎なんなの!アンタ達に言われる筋合いはないわ!長野さんも!こんな事して許されると思ってるの!!」
長「許されるも何も...。私はもうご主人の部下でも何でもありませんから。
逆にあなたに罵倒される筋合いはありませんね」
相「ねえ。黙ってないでアンタも何か言えよ」
照「俺は何も知らない。兄さんが...怪我?
大丈夫なのか...?」
長「意識不明の重体です。既に犯人も確保されています」
妻「嘘よ‼︎翔はただの擦り傷程度でしょ?重体なのは別の男でしょ‼︎犯人も捕まったりしてない!!」
ニ「よく知ってんだね。実行犯から聞いたの?
そうだよ、翔君は軽症。
重症なのは別の男だよ」
潤「翔君を庇って重傷を負ったのが智じゃなかったら...俺達には関係のない話だった。
アンタらに興味もないからね」
二「でも...アンタらの醜い痴情に智が巻き込まれたからには...」
相「俺達はお前らを許さねぇよ」
照「‼︎‼︎...智...って、大野さん...大野智さんが怪我?...どう言う事だよ...あんたが何かしたのか?何したんだ‼︎」
女につめよる...本当に弟は知らないのか...?
潤「何しらばっくれてんの?あんたら2人で企んだ事だろうが‼︎」
照「知らない!本当になんの事だか分からない!!
俺は...ただ、櫻井の血をひく子供が欲しいと、言われ...」
長「不倫関係に?」
照「.........」
長「すべての調べはついている。
翔も了解の上だと言いくるめられ、わざわざ翔に気付かれない為に君のいる海外でばかり関係を持った。
翔は...酔った状態で結ばれた時に宿した子供だと思っているだろうが...違いますよね?」
妻「......デタラメよ!」
長「翔は暴力を振るったり、貴女に冷たくしたりは決してしなかったでしょうが...貴女に心を開く事も身体を重ねる事も決してなかった...
そんな翔でも貴女は...愛していたし、愛されたいと願った...
だから...翔を繋ぎ止める鎹が欲しかった...」
ニ「...子供が出来れば...自分だけを見てくれるとでも思ったのか...」