長野さんが行くよりも

面識のない俺達が行く方が出てくるだろう...と

一番、接触がないであろう松潤がインターホンを押した。

相葉君も俺も...向こうが認識したかは分からないが智の病院で見かけた事があるから。


一応マスク姿の松潤はモニター越しにも間違いなく濃ゆいイケメンだろう...


暫く待って、応対してくれた声に覚えがある...



長野さんを見ると小さく頷いた



そういう事か...



長「...お伝えしていませんでしたが...」



声の主は...櫻井翔の弟...照だ...



二「2人の関係は...男女のもので?」


長「正面から問いただしても認めないでしょうね。産まれてくる子供でしか証明出来ないでしょう」



血液型が同じで同じ父親のDNAを持つ兄弟なら多少どこかは似ているもの...


櫻井翔が、邪魔な弟。

櫻井翔が失脚したとしても弟と丸く収まれば潤沢な財を手にする事ができる妻はどう転んでも...損はない...て事か...



長「海外に飛ばされるまでは、まだ何処かで兄を...翔を慕い振り向いて欲しいと願っていたのでしょう

...が、どのみち...叶わぬ想い...

大野さんに手を出したのと同じで、翔の物が欲しかったのかもしれません。

大野さんは照の罠には引っかからなかった

が...彼女は、翔に望んでも叶わない甘い時間を存分に味わえる照の沼に堕ちた...のだとしたら。

お互いの利益の為に結んだだけの関係が、いつしか後戻り出来ない所まで来たのかもしれません」



俺達の所に戻って来た松潤


相「出て来そう?」


潤「ああ。まさか、アイツがね...」


二「なんて言ったの?」


潤「表にゴミがまかれていますよ?って」


相「そんなんで...出てくる?...あ、出てきた...」



ご丁寧な事に



2人揃って出て来た















昨日...雹に車と雨樋を破壊されましたあせる