男「なんだテメーー‼︎邪魔すんな‼︎」

智「翔くん...逃げて‼︎」

なんで......いるの...?

翔「智君!」

智「早く!ここから離れて‼︎」


そんな事...出来るかよ‼︎

立ち上がろうとしたが...倒れた先に運悪く落ちていた割れた瓶か何かに手をついてしまったのか掌から血が流れていて...その事に気を取られてしまっていたら...


キャー‼︎


女子高生か...通りかかった若いグループが悲鳴を上げた...その中の一人が警察を呼ぼうとしてくれたのかスマホを操作しているのを見た男達は捨て台詞を吐いて去って行った...

蹲る智君の側へとやっと辿り着いたのに
伸ばした手は空を切った...

智「翔...くん…危険な事...しちゃダメだよ...」

翔「智君!!こっちを向いて...ねえ!俺...探したんだよ!必死に...でも、見つけられなくて......ねぇってば!こっち向いて...」

腕を掴んだ俺の手を振り払い逃げようとする身体を放すもんかと引き寄せた

抵抗されると構えたのに...

細い身体が膝から地面に落ちていった...


抱き上げた身体が...

濡れている...





腹に...


智君の腹に光るのは...



ダイバーナイフ...





翔「...智君‼︎」

智「...だい、じょぶ...だから...静かに...」













取り敢えず...下書きにある分は投下しますね。