年末年始なんて...家族で過ごすのが普通だったのに...と、そんな事を改めて思ったのは、何年前だったか...

デビューしても家族と普通に過ごせていたあの頃には想像が出来なかっただろう忙しさに “嬉しい“ と翔君は言ってたけど...
俺はやっぱり...家族とゆっくり過ごしたい…との想いは今も変わらない。

だから...ここ何年かは年が明けたら早目に実家に帰りたい...と、思っている

のに...。



⭐︎


智「...いいの?帰らなくて…」

翔「ごめんね、でも...今年はね...また、すげーいい所、見つけたんだぁ。だからもう少し付き合って...寝てていいよ♪」

初日の出を見に行くとかお詣りに行くとかではなく、ただ...新しい生まれたての時間を一緒に...二人きりで過ごしたい…翔君の気持ちは俺と同じ...

一年の終わりと始まりを二人で...

あと何年こうして居られるかは分からないから...だから...閉じそうになる瞼に一生懸命に反抗してみるけれど

この人は...運転でさえ

俺に愛を注いでくれる...


こうして...寝たふりをしていれば
きっと遠回りしてくれるんだ...

今更、会話なんて必要ない...

触れられた手の温もり...
その手の形...
乗せられた手から伝わる想いの深さ



全部...忘れない...



今は...今だけは




俺のもの...



俺だけの...。














年末に届けていただいたgiftへのanswerです。
活動休止を発表する前の年の大晦日〜元旦の設定で。
ありがとう♡