二「もしもし、山の下食堂です」
岡「突然のお電話すみません。私、大野の同僚の岡田と申します」
二「あ!岡田さん!いつもお世話になってます。私は二宮です。智に...何かありましたか?」
岡「はじめまして。大野に何かあったのではないのですが...少し厄介な事になりそうなので早目にお知らせをと思いまして...。
もし、よければ今日のお昼にお店に伺ってもいいですか?」
⭐︎
潤「わざわざここに会いに来るって...余程の事じゃ?」
相「でも、電話では大した事ないって言ってたんだよな?」
二「ええ。厄介な事になる前に早めに知らせようとしてくれているみたいですよ」
相「俺は電話で話した事あるけど、二人は岡田さんとは初めましてだよな?」
潤「ああ。一度逢いたいと思っていたんだ」
二「今日は昼の営業休むよ?いいね?」
相潤「「もちろん」」
⭐︎
二「なるほど...。
その...取引先の人が、智に執着しているのではないか...と、心配して下さっているのですね...」
相「その人って...櫻井さん?」
岡「ご存知で?」
潤「と、言っても...俺達が付き合いがあるのは櫻井翔さんの方で、恐らく強引に訪ねて来たのは翔君の弟の方じゃないかな」
岡「その通り。僕も上司も大野に会わせないように手を回して...京都にまで行かせたのに」
二「そういう経緯で京都出張だったのですね...。
そのタイプの人には相手にしないのが一番ですものね。でも...、それなのにわざわざアポ無しで会いに来るなんて...」
潤「余程、鈍感なバカか...逆に
...手に入らないものに燃えるタイプか...」
岡「後者でしょうね。僕達が取った対抗策がアザになったのでは...と心配しております」
相「それはないよ!いつも智を助けてくれて感謝しかしてないよ!...多分ね...、何不自由なく歩いて来た人はなんでも自分の思い通りにならないと気が済まないんだと思う」
二「智には無視してるつもりはないだろうけど、相手にしてみれば自分の思い通りにならない智に固執するのは仕方ないのかも...」
潤「だな...」
相「ところでさぁ...、岡田さんも准君なんだね!松潤と同じだからぁ〜、岡ちゃんでいい?」
岡「岡ちゃん?(笑)ええ、なんとでも(笑)」
ニ「あんた普段、潤君の事、潤君だなんて呼ばないでしょうが」
相「いいの、いいの!ね、岡ちゃん♡」