翔「どうしたの?」
智「ん?...ん〜ん、なんでもないよ。お地蔵さん...来てくれるといいね?」
黄色いお守りを財布に入れながら言った。
ハイブランドなのに...嫌味の無いセンスの良い財布...ますます惚れる...
翔「そうだね...。智君は何をお願いしたの?」
智「へ?...そういうのって、普通...聞かないんじゃないの?(笑)」
翔「え...?そうなの?ごめん!」
智「(笑)...謝んなくてもいいよ(笑)。翔君は何をお願いしたの?」
翔「俺...?、俺はね......やっぱり言わない!」
智「...だろぉ?(笑)」
言えるわけないよな...
智君と付き合いたいだなんて...
一目惚れ...なんだよ
仕方ないじゃん...
こんなの初めてだよ
自分以外の人にここまで興味を持つ事は
今までなかった...
これが『恋』だと教えてくれたのは
ここに連れて来てくれた三人。
二「まぁ、翔君なら許しますよ」
潤「智が受け入れるかは知らんけど」
相「大丈夫!智はイケメン大好きだからさ」
初めて会った日に
この三人は分かっていた、って。
俺自身が理解できていなかった感情に。
相「恋愛は自由だからさ!俺達は応援する!
智が気付いてくれたらいいのにね?あの鈍感君はなかなか手強いよ?」
二「応援はしますけど...」
潤「手は貸さないよ?智を泣かしたら全力で翔君に手を出すけどな」
あの、オホリの深さで、すごまれたら...後退りしそうになったけど...
大丈夫。
泣かさない自信が俺には...ある!!