2024年-令和6年3月19日 シネ・ヌーヴォ


昭和33年作品


小津安二郎特集、本作品は81年7月にテレビ、83年11月に劇場、16年9月に録画、そして20年6月に劇場で観ています。

本作品、自分の娘の結婚にはこだわりが有って認めようとはしないのですが、他人の娘の結婚問題の相談には柔軟で進歩的な考えを示す親父(佐分利信)で有った。

作品の中ではトリックと言っていますが、小津安二郎と野田高梧の絶妙な脚本で親父は反面教師な状況を体験させられます。

日本映画黄金期で、配役は見事で唸ってしまいます。傑作級の作品だった事に気付きました。