2020年-令和2年12月24日 シアターセブン

昭和34年作品 SHADOWS

本作品を初めて観たのは10年9月に録画で、作品の存在を知ったのは40年くらい前に読んだ書籍。
さて再見、日本人が思っている黒人差別は表面的な1部のケースをイメージしているだけなんだろうな。
前回観た時は取り敢えず見ただけ程度だったので、今回はじっくりと理解しようと心を落ち着けて鑑賞。
アメリカの50年代は第二次世界大戦後の古き良き時代を体現していた、ある意味幸せな時代だったと理解している。
実態はどうだったかは地域的にも年齢的にも知る由もありませんが、
作品は何気ない日常が描かれていますが、ある時に状況が一変します、この辺の感覚が理解し難い所でしたが、今回少し分かったように思います。
ジョン・カサヴェテスは俳優デビュー4年目で、この視点を持って監督しているのが凄いね。
アメリカの繁栄の裏側の現実、つまり“影”も現実なんだよ、我々はトンネルの先の光が見えない闇に居るんだよと、