ASD+ADHD+知的の23歳の息子

支援学校の高等部を卒業して、
「働く」がなかなか難しいと
思い知っている現在

母の想いいろいろ綴ってます。

✳︎事業所、不通所なので…笑

不登校タグ付けさせてもらってます。


が、今日は息子のことではなく、

映画のお話ですので、悪しからず。


⚠️以下、小さい字でつらつらと書いてあるところは、

あらすじです。ネタバレですのでこれから観ようと

思ってらっしゃる方は飛ばしてくださいね。


母親からの虐待、

強いられた売春、

それから覚醒剤の使用…。

幼い頃からの万引きと不登校。

自分の人生に何の光も見出せない杏は、

ある日、風変わりな刑事と出会う。

刑事との出会いで、

覚醒剤を辞めるための自助グループに参加し、

そこでその刑事を追う記者と出会う。

彼女の世界は少しずつほんとに少しずつ

自分のためのものになりつつあった。

うちを出て、シェルターへ住み、

介護の仕事を始め、夜間中学にも行き始めた。

でも、そんな時、世界はコロナ禍に巻き込まれてしまう。

孤独になりそうな杏に新しい出会いが…

実話をもとにした、ある少女の壮絶な人生。


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎


ふと、観てみたいと思い前売り券を買っていたものの、ご存知の通り、我が家どうも不安な日々。

なかなか映画館へ足が向かずで、

半ば諦めかけていたところへ、

「いつもと違うことをする」がしたくなり、

やっぱりと思って出かけた。


覚悟していたのものの、

何とも言えない怒りとか悲しみとか…

観ていて辛くなり、

途中で席を立ちそうになってしまった。

でも、この少女の物語がどこへ向かうのか、

目を背けないでいたい…という想いもあった。

どこかに希望を見出したいという身勝手な願いが最後まであって、見終わったあとも、

壮絶な少女の人生に、光が灯る出来事があったのか…あったよね…と何度も思い返している。



コロナ禍で、たくさんのひとが孤独を味わったと思う。

でも、杏はほんとに孤独だった。

助けてって言えるひとがいなかった。

助けてって言えなかった。

だれかに助けてを見つけてもらえたら、

助けてを届けられたら…


誰かを助ける力が自分の中にないときは、

どうしたら良いのだろう。

そんなときでも、出来ることは何だろう…