*天衝冲の精神→現実の構造
高尾算命のいいところは、どんなことでも原理から説明されているところです。
単に覚えて占うというやり方だと、占い師が占いの使い走りになって、相談者は占いの呪縛から抜けられないみたいなことが起こります。
高尾算命では、占いの答えに縛られることなく、自分が占いを使うことができるようになっています。生きている占いです。
わかりにくかった要因は、陰占でも陽占でも、対冲に方向を持たせないで、両方とも対等の影響を受けるという前提があることです。
前回観たようにそのために二つの現象が説かれていました。
対冲を相互作用だと考えるとみえてきます。
それぞれの星を精神と現実に分けます。
車騎星の精神が貫索星の現実に影響を与えます→D・現実の原因がA・精神にある。
貫索星の精神が車騎星の現実に影響を与えます→C・現実の原因がB・精神にある。
陽占では、打つ打たれるは分けたいのですが、ここでは両方のケースが書かれています。これがわかりにくくなっている要因です。
また、星を精神と現実にわけて、自分の精神が対冲相手の現実に影響を与えるという解釈をしています。
そして下のところに、それぞれの精神が破壊されると天衝冲の説明が付きます。
星を精神と現実に分けるって・・・どうですかね。
通常はシンプルに、二つの精神(車騎星剋貫索星)がぶつかり合って(天衝冲)、そこから新たな現実が生まれると解釈しています。
これだと答えは一つで済みますが、天上の十二支の中で精神と現実にわけて相互作用を考えると二つの答えが生じます(前回紫字で紹介)。
天上で対冲された現実が下へ降りて来て地上の現実を作るというと、霊魂が現実を作るという考え方になって、霊魂位相法的にはなってくるのですが、でもそういう意味で解説されているわけではないので・・・難しいところです。
本分にそって、もう少しこの部分を解説を読み解いていきます。
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