12位:遠野なぎこ(過食嘔吐)
「遠野なぎこさんは、2014年4月に自身が摂食障害で苦しんだ体験を綴った著書「摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。」を出版されています。遠野なぎこさんが、過食と嘔吐を繰り返してしまう「摂食障害」に陥った理由は、母親による幼少期からの虐待にあったそうで、お金を稼ぐために強制的に子役として芸能界に放り込み、太らせないように、食べたら嘔吐させるということ強制的にさせられていたそうです」
①位置法 北剋主星 主星→南
②月(心)を中心に、外に半会、内に対冲
③午未生年中殺 車騎星中殺
④癸巳(直下暗合)
⑤10中9気。外に客観、内に主観
①主星→南
遠野さんは目上から剋され、目下へ気は流れています。
目下を支え、面倒見るような形が自然です。
だからといって、この形が子供を与えたり、目下運をよくしてくれるわけではありません。
これがどのような形で人生に反映されるかは、個々みんな違います。
目下と接触する機会があれば、また、自分に子供が授かれば、こうした傾向になると思います。
ただ、こういう人生になるというわけでもありません。
遠野さんの場合は、妹と弟がいます。
子役をやりながら、家庭のことをあまりしなかった母親に変わって、遠野さんが弟妹の面倒を見ていました。
「自分のことを、あの子たちの母親だと思っていました。お弁当を作ったり、夜ご飯を作ったり。弟や妹たちには食事も、家庭的なきんぴらだとか、そういうものを作って食べさせてあげたかったんです。私が親からしてもらいたかったことを、全部してあげたかった」
子供時代は縦ライン(北剋自分→弟妹)の現実はあったことになります。
身勝手な母親であっても、子供達がまとまっていられたのは、遠野さんの主星→南があったからともいえます。
それが望ましい現実かどうかはともかく、それにふさわしい環境は与えられるわけで、そこでどうふるまうかが人生を決めます。
満たされなかった母親への愛と不満を弟妹の面倒を見ることにつながり、そうした環境が遠野さんの女優への道を開いていく、そういうふうに人生をみていけるのが占いのおもしろさかもしれません。
だからといって、ずっと兄弟仲良くやっていけるわけでもなく、大人になってからはそれぞれ別々の道を行き、遠野さんは母への執着を断つためにも、弟妹には会わないようにしていたそうです。
「弟のことは大切に思っているし、愛しているんです。ただ、家族と連絡を取るとどうしても母のことや、昔のことを思い出して激しい揺り戻しがあるので、連絡を絶たなければいけない状況にあったんです」
本来なら、結婚して子供を授かれば、自分→南の形が満たされることになるのですが、遠野さんには子供がなく、代わりに、猫を二匹かわいがっていました。
「猫好きで、心から愛しているのは茶色いメインクーンの悠くん、黒いノルウェージャン・フォレストキャットの蓮くん。2匹は毎回、遠野のブログに写真で登場している。「彼らと一緒に写っている写真だけは自分を醜いとは思わなくて済み、自分がモンスターに見えない」と語っており、心の救いになっている」<Wikipedia>
主星→南は猫を飼うことで満たされていたようです。
でも、この猫さんたちも相次いでなくなり、しばらくは、次の子を迎い入れる気持ちになれなかったそうですが、今年の4月に新しい猫を迎えたそうです。
「遠野さんは「人は自分が親にされたかった事を、ペット(という表現は好きではありませんが)にするそうです。「人間とは違い幾ら過保護になっても良いのがニャンさん。手元から巣立つ訳ではないから」と自身の考えを明かした。続けて「だからこそ、私は過剰な愛でこれから愁を育てていこうと思います」と宣言した。
愁さんというのが新しいペットの名前です。
この言葉は、そのまま親に剋されて目下に愛情を注ぐという宿命構造を語っていると思えます。
主星→南で、これを子供とか目下とか思うと、猫さんはその代理のように思えますが、霊魂ベースで考えると、同じなんですよね。
例えば、天剋地冲や納音をゲームに夢中になって、昇華していたとして、これまでは代理消化という考え方をしていたのですが、最近開眼しまして(笑)宿命の機能や星を燃焼するのに、人間的な価値観や常識は不要のように思えてきました。
ゲームで消化しても、芸術で消化しても、霊魂にとってはいいのかもしれないという妄想的な思いにとらわれています(^^)
ですから、猫さんを溺愛することで、遠野さんは、十分に主星→南を満たしていることになると思います。
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