西・・・①中央が西を生じる
中央が西を生じる流れで、これが自然の型です。
家庭が落ち着いた安住の場になるにはこれが一番です。
現実横列ですが、自然な相生というのは、精神的な影響を家族や配偶者に与えます。
「感化する」という意味合いで、西に与える影響の大きさは、中央の人間性や若い時からの育ち方によって大きく変わります。
自分よりも西にいる人物の変化がはるかに大きくなります。
自分のスケールが小さければ、小さい家庭になり、大きければ大きな家庭になる(相手の気運を持ち上げる働きが大きい)というイメージです。
逆に程よくバランスがとれていたとしても、気は内に向かうので、人間世界では身内びいきや、マイホーム主義といった見方をされて、小人扱いされることもあります。
それでも自然と一致しているということは、神(自然)を味方にしているようなもので、人生において内的な波乱が少ない人生にはなります。
ただ、無意識に自然流で家庭を作っていることになるのですが、それだけで、自然を体得したことにならないという難しさがあります。
自然と逆行している方が苦労はしますが、自然とは何かを意識的に認知することができるという利点があります。
「現実の中では家族の心を大切にしていきますが、よほど自己の精神界世界を高めなければ家族から自分が学び取るものが少なくなってくるわけです」<原典3巻>
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