東・・・④中央が東を生じる
中央が東を生じる形です。
言い忘れてましたが、星は中央貫索星と決まっているわけではありません。
どんな星であっても、五行にして東との相生相剋を観ます。
中央が鳳閣星調舒星(火)で東が禄存星司禄星(土)なら火→土でこの型です。
一見すると、自分の思い通りに人間関係や社会生活を送れそうですが、この型は社会に対する奉仕の運型と呼ばれています。
例えば、中央→北なら、親を支える孝行者になるのと同じで、社会に対して、仲間や姉兄に対して、時には犠牲的な情を注ぐこともあって、多分にお人好し的な傾向になります。
社会や組織から見ると、この型を持った人はぜひ欲しい人材でしょう。
組織の要となるような位置でも、支えとしてもその役割を十分に果たしてくれて、私心私欲なく、尽くしてくれる本性を持っています。
書かれているように、こういう型を持つと、不思議と道をきかれたり、助けが必要なお年寄りに出会ったり、するものです。
逆に、そういう機会にめぐまれないこの型の人は、自分が属する社会や仲間が本来あるべきものと違っているってことかもしれません。
あるいは、私心私欲をなくす努力をする必要があるのかもです。
占いの答えはすべて正しいとは思いませんが、ある程度信憑性があると信じられるものは、その答えを基準に考えた方が占いの意味があります。
自分が違っているから、占いが外れという考え方は占いを受ける意味がありません。
自分が間違っているのかもしれない、という視点を持てるところに占いの意味があると思えます。
例え占いが間違っていたとしても、そういう視点で見直すことはいいことのように思います。
占いの答えが正しいとすれば、この型を持っている人は、困った人に会う回数が多いほど、宿命に見合った生き方をしているってことになります!
もうひとつ、自分が未来を生じるということは、創造的な人生を歩めるということでもあります。
自己犠牲的な、と矛盾するようですが、その結果、創造的な人生が歩めるようになると時間差を持って考えてみました。
一見お人好しに社会に報いているようでも、それは一つの土台作りで、既存の世界へ単に迎合するのではなく、やがて独自の世界を作り出すエネルギーが稼働するようになります。
矢印自体は自然に東へ流れていきますが(環境の影響を受けるってことです)、人生行程としては波乱が多く、決して安泰な人生を渡れるわけではありません。
人生の壁に突き当たるたびに新しい知恵が湧き、人間の幅が大きくなってくると、本質である、未来を自分が創造するという生き方が目覚めてきます。
「若い時代に目的を定めさえすれば、未来に対して自己の夢を現実化していく人生を進むことが出来るのであります。
人生に対する目的が遅くなれば大成も遅くなり、特に兄姉、友人の影響が実に大きなものとなるのであります」<原典3巻>
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