今日は、はっきりと脱線します(^^) 私見、推論、ですから、聞きたくない人は寝てて下さい^^

でも、これまでやってきた算命思想の範囲内での推論です。

 

 

本来宇宙の五行は左のように相生で循環しています。

この他に八門気図という、個人を中央に置いた五行関係図もあります。

右の図は個人ではなく、人間世界の自然五行という考え方です。

 

宇宙の自然と人間の自然を比べてみると、中心の有無が大きな違いです。

中心の土性。ここに人間をはじめ形ある存在が「有」ります。

座気家庭論でも連請論でも、中心の存在なしには語れません。

 

丸だった五行の循環(宇宙)に、人間が住む時空間を作ろうとしたら、ほんのちょっと寄り道をして、土性を中央に変えるだけでいいんですよね。

土性を中央において、人間が生きられる時空間を作ったとしても、相生だけを生きられれば、人間は自然と同じように生きることができるように思えます。

 

でも、人間は自然になんて生きられないと誰もが実感しています。

それでも、五行の道筋は確かにあって、相生を生きることはできるように思います。

なぜ、それができないのか?

 

相生だけの循環でも気の世界なら成り立つのですが、人間の世界では、木剋土、土剋水という、二つの剋線(中央につながる流れ)がないと、水も木も存在することができないと考えられます。

剋線がないと存在できないって・・・存在とは何? という大きな問題もこの図から浮上してきます。

 

以前、何度もやってきた問題ですが、この座気論もこれを避けては通れません。

人間存在を解くカギは、土性が真ん中に来ることにあるといってもいいでしょう。

土性(中心)とは何かというのは、存在を決める重要な問題です。

 

 

これは人間世界の在り方を図示したもので、算命学の考え方です。

中央の土性は「現在」と表記されています。

 

宇宙と人間世界の違いは中央があるかないかです。

また、人間が存在するためには中央が必要ってことでもあります。

 

中央の現在に対して、木(現実未来)から金(現実過去)へと、気が流れています。

木剋土を避けて通れない理由です。

「現在(今)」を作っているのは、現実と精神の 未来→現在→過去 という二つの流れってことです。

 

なぜ、中央と連結しないと連請される外の4行が成立しないのかといえば、中央に世界を有らしめている力があるってことでしょう。

その力は、図から言えば、未来も今も過去も時間の言葉ですから、人間世界を存在せしめているのは「時間」ってことになります。

それも、「今この時」という点的時間です。

過去現在未来ではありません。

 

時間とは何か、時間は本当にあるのか、という問題は算命学でも問われていることですが、結論は保留された形にはなっています。

それでも、「十二支は時間です」「天中殺は時間があって空間がない時です」という具合に大事なところで時間という言葉は使われています。

でも高尾理論では、時間はないという結論に傾斜されているように思います。

 

ただ、それは後の問題として、ここでは、便宜上、未来→現在→過去という時間語を使って説明することになります。

 

 

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