22位:鈴木明子(拒食症)
「鈴木明子さんは、フィギュアスケート女子シングルでバンクーバー五輪、ソチ五輪などで活躍してきた、元・フィギュアスケート選手でした。大学時代に拒食症を発症していたことを告白しています。160㎝の身長で48㎏あった体重が、わずか32㎏にまで落ち込んでしまったそうです」
鈴木さんは日干支丙寅なので、自分を表すグラフは「赤」です。
丁度、ジュニアのスケート大会や高校の大会で上位入賞を果たすことになったところから春(火性の旺地)が30年続いています。
旺地がどこにくるかによって、おおよその人生の流れを推測することができます。
早い時期に来る場合は、早くに活躍するような舞台が用意されているケースと、早い時期に現実苦を経験して後半次元を上げて新たな才能で生きる場合と。
中盤から後半にかけて旺地が来る場合は、そこまでは苦労があっても、そこから主体的に生きられる晩成型が多いです。
晩年にならないと旺地が来ない場合は、人の為に生きることが普通の人生であることが多いです。
どの場合も、そのことによる善悪や幸不幸は平等だと思います。
鈴木さんの場合は、旺地と星の稼働(位進法、グラフの上の色付き星図)が一致しないので、修行的な意味(現実苦を経験して次元をあげる)の旺地だと思います。
位進法というのは、大運の星から宿命の星をみて、相生(そうしょう)であるところ(宿命が生じられる所が赤表示、運勢が生じされる方が白表示、青と黄は剋線です)が人間的な稼働力はあがります。
これはもう霊魂以外の何ものでもなく、大運はそもそも霊魂の動きを観るための占技です。
3旬の玉堂星、龍高星が動き始めてから、結果を出せるようになったのですが、現実と精神の前進力となる東と南は剋線で人間的努力で開いていくところです。
霊魂が味方しない時ともいえるので、苦労もあります。
3旬は成績も上がって来て、オリンピックにも参加できるようになりましたが、ここで親離れしたところで、思わぬ摂食障害を起こして一時リタイアします。
⒈2旬、調舒星が稼働していた時には、他力稼働で、周囲の環境によっては、努力が報われないこともあるようなニュアンスです。
それでも、若い時に東と南が稼働する意味はあります(南は全員、1~2、また1~3は稼働するようになっています)。
玉堂星が稼働しやすかった20代に挫折を経験。
自己確立の時に、それがうまくできなかった(無意識の玉堂星母依存があった)ということでしょう。3旬目は、悲喜混在はそのとおりでした。
4旬目は立ち直ったのですが、引退を決意、結婚へと向かいました。
結婚は「愛を持って生きる」「精神のつながりが居場所」という意味合いにはかなっていましたが、これも悲喜混在となりました。
接運明けに離婚しています。
仕事としては、後進の指導や振り付け師という能力発揮の場を得たり、本を書いたり、新たな才能発揮を模索する形で、推移しています。
ただ、2008~2047年の40年間、調舒星(南と東)が自然(霊魂)稼働しません。
その分、ずっと北・中・西(玉堂星・龍高星)が稼働しているので、現実よりも新たな才能を活かす道が次の大運あたりから生まれてくるようにも思います。
また、43歳からは秋(金性の旺地)になるので、夫干が動き出します。
西の稼働が続くので、もう一度結婚という選択があるかもしれません。
=====================================