手順については前回書きました。

ここでは、実践するにあたってのポイントをまとめてみます。

 

基本は位置法を使うことです。位置法とは主星と周囲四方向の相生相剋関係が自然と一致しているかどうかをみる技術です。

ここで注意することは、流動法では方向を加味しますが、位置法では相生か剋かの二つで判定します。

また、同質は陰陽(=≒)では異なると思うのですが、分類上は意識する(不自然に対して過敏に反応する)となり、剋と同じように考えます。

 

各方向が自然か不自然かに分類出来たら、その影響は、三分法の各時期の従星と星に影響すると考えます。

位置法での〇×によって、従星が陰転陽転し、それによって、星の解釈もかわるという前回やった部分です。

 

十二大従星の陰転陽転については次のような理論があります。

陽を陰陽に分けるというのは、男と女とか昼と夜という反対概念に分かれるということで、これを従星の陰転陽転に使えるのは、陰陽合一の法則があるためです。

昼と夜は一日(極)としては同じで、男と女も人間としては同じで、生と死は人生としては同じで、天将星と天報星は十二大従星としては同じってことです。

この陰陽説はじーーーと考えていくと、人生の深淵に近づける気がしています^^

 

位置法で不自然と判定された方角の従星は反対の性向が出ることになります。

 

こうした流れで、前回例題解説した玉堂星の陰転ケースと陽転ケースがうまれます。

 

ネットで調べてみたのですが、こうした理論よりも、環境と一致しているか一致していないかで陰転陽転が決まるという考え方が多かったのですが、こちらのほうが正しいってことですか?

 

どちらが正しいということではなく、環境と一致しているかいないかは、よほど宿命主のことを知らないと判定できないことなので、通常の実践では話を聞いた後に結果論としていうことはできます。

でも、無条件語るには、こうした理論が必要ってことです。

 

とはいえですね・・・僕もこれは使っていません。当たんないし(-_-;)

それは冗談ですが、位置法って、人間ベースでは当たらなくて普通なんですよね。

だって、人間は自然とは異なるように作られているわけですから、だから、人間なのですから。人間占いで当てようと思ったら、普通の算命学でいいわけです。

 

これは霊魂の占いという観点をもたないと、人間の人生を占うという視点だけでは、当たり外れに悩むことになり、結局、あまり使われない技術になります。

 

流動法を使って、方向の違いによる影響を出すことはできますが、その通り!というほどの答えでもありません。

これはスピ算用ってことです。もう少し、霊魂の実態がわかってきてから、もう一度みなおして、使うことにしましょう(^^)

 

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