25位:光宗薫(摂食障害)

 「光宗薫さんは、「神戸コレクションモデルオーディション」でグランプリを獲得し、元・AKB48のメンバーとして活躍してきました。
2017年9月21日に、自身のTwitter上で摂食障害・強迫性障害などの病気により芸能界の活動を休止することを発表しています」

 

 

①辰酉支合と申酉生年天中殺

侮光する石門星と日月破

③禄存星中殺と車騎星中殺と日年半会

④丁丑(天庫星)

⑤母系霊魂の影響

 

丁丑の干支意味に「性格は温厚ながら、事に望んで激しい闘争心を作り出す。与えられた環境内で闘争を広げるタイプ。」というのがあります。

 

直下に車騎星(癸)があるせいかなと思ていましたが、これも霊魂ベースで考えると、反転しての天南星の意味が加わっているように思えてきました。

 

天庫星が現実を生きるとなると、どうしても天南星の強さが必要とされます。

日支の星も、鳳閣星→禄存星→車騎星と車騎星へ集まり、天庫星の車騎星と天南星の車騎星では全く異なる現れ方になります。

 

 

融合する霊魂という観点からも、二連変化はとても有用な占技だと思います。

日支月支共に調舒星以外は客観星が並んで、「役割」が強調され、禄存星のサービス精神が加わっています。

 

役割や目的という言葉が目立ちますが、これは、光宗さん自身も語っています。

 

『友だちはいましたし、学校で過ごす時間は楽しかったですが、集団行動自体が苦手だったので何のために必要な行動なのか分からない動きにストレスを感じたり、自分の立ち居振る舞いを考えすぎて悩むことも多かったです。
また学業にも自分にとっての目的や意義をうまく見出せず、熱量を持って取り組めなかったです。今の私にとって大きな存在の美術の時間でさえ、制作課題にあまり興味が持てず真剣に取り組んでいませんでしたし、全体的に怠惰な学生でした(笑)。』

 

調舒星+車騎星の二連の意味「目的がないと方向感のない攻撃力」を持て余している感じが出ています。

 

天庫星でキーになる精神星の調舒星と鳳閣星は日支月支の本元にあります。

この二連の意味には、「マイペース、自分の世界を大切に」とあります。

 

学校生活では、日支のサービス精神が表に出て、マイペースに自分の目的や役割を果たすという部分が裏に隠れてしまうのでしょう。

天南星の純粋性も天庫星の自分の世界(墓の中)のどちらも、曖昧さを嫌い、強制されることは好みません。

 

天庫星は現実を生き場にするのですが、干支意味に「現実的な人生を進みながら常に精神的なものを求めている。気持ちには孤独感がついて回る。」とあるように、本質では、精神の星の活用が大事です。

 

調舒星鳳閣星の二連の意味、自分の世界を大切にして、マイペースに自分の生き方を貫く、という部分が発揮できなかったのでしょう。

 

これが象徴的で、陽占でみるとほんの20%の主観星(調舒星・石門星)が表に出ていて、客観星との折り合いを欠いているようにみえます。

周囲を意識しすぎて、それと自分の本心(調舒星石門星)がどんどん乖離していく。籠った調舒星の出力が絵画という放出先を見つけたのは僥倖だったでしょう。

これを現実に求めると、摂食障害や人間関係の問題になります。

 

天庫星はどの干支でも、器用さがあって、多芸多才です。

才能を感じさせる技芸を持っています。

 

光宗さんのボールペン画は、自分の世界に没入できて、鳳閣星+調舒星+破という神経過敏な(神経症的な)感受性の部分と、完成度に妥協しない支合の部分と、両方を充たす才能で、墓内を生き場にした、本来の居場所を作れるものだと思えます。

 

こうした自分の世界を持てないと、拒食(現実拒否)や過食(その反動)、強迫神経症的な症状が体に出てくることは考えられます。

 

絵画アートがどういう広がり方をするかわかりませんが、そこを突破口に、居心地の良い墓内を現実生活の中に構築することは急務だと思います。

 

 

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