実際に十二大従星を使おうと思ったときに、十大主星との違いを頭に入れておく必要があります。

同じ星ということで混同されますが、十大主星と十二大従星では、扱いが全く異なります。

 

西洋では時間があって、それが十二時や三時を決めていると考えます。

東洋では時間は見えない空間の動きであって、十二支はその空間の位置と方向を示す駅に例えられます。

 

時間電車が天将星駅に停車して、人間がおりたら、その人はそこで大将になりました、という話ではないってことです。

 

駅に止まる時間電車が、どんな空間を作っているかによって、駅のエネルギーが作る現実世界は変わってきます。

天将星が現実を作るわけではありません。駅は空間電車が止まる場所のエネルギーです。人生は空間で成り立っています。

 

天将星は現実に偏ることがエネルギーの本質で、それは立場がなんであれ、現実がどうであれ、本質は変わりません。

その立場によって、作られる現実は違いますが、エネルギーの本質は変わりません。

 

でも、十大主星は変形自在な空間(霊魂)ですから、日干によっていかようにも本性を変化させることができます。

禄存星といっても日干がどう使うかによって、意味内容は変化します。

 

主星は日干がコントロールしていかようにも変えることができますが、従星は、その本質(意味内容)が変わらないので、環境との一致不一致が大きな影響を与えます。

 

天将星は+12のエネルギーですから、それが発動する現実環境も+12エネルギーであることが理想です。現実を動かすのはプラスエネルギーしかありません。

もし天将星に対してマイナスになるような環境だと、プラス×マイナス=マイナスとなって、未来が開かれません。閉塞感のある現実になります。

 

くれぐれも天将星がリーダーを作るなんてことを思わないことです。

それは天将星だけでなく、すべてのエネルギーに言えることで、駅に見合った電車を走らせる(現実を作る)ことです。

 

また、十大主星には、陰と陽の星がありますが、十二大従星にはありません。

ただ、陰転陽転という形で陰陽が付いていました。

 

算命学では、従星がどういう状況で陰転したり、陽転するのかという占い技術もあります。次回からはその説明をしてみます。


 

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