星には性格の良し悪しなんて決まっていません!

まぁ、確かにくせ者ぞろいですが、宿命はみんな平等です(^^)

 

天庫星は地支はすべて土性です。

土性から生まれる従星は、天庫星ー天南星 天堂星ー天印星 の4星です。

地に足のついた調整役ですが、これが天庫星の難しさになっています。

 

難しさというのは、陰極まりて陽転する(ない肉体を求める→現実的になる)形と地支の土性(現実性)で、生きる舞台は概ね現実になるところです。

 

でも、魂の心は肉体のない世界にあるので、そこでどれだけ心を充たす生き方ができるか(精神星の使い方)という問題が出てくるためです。

 

裏干支は現実干と土性支で現実味がより強まります。

天庫星を活かすには、玉龍鳳調という精神星をいかに使いこなすかですね。

 

蔵干全部で、ない星を探すと、牽牛星と龍高星です。

改革的な役割ではなく、また、課せられる役割でもなく、ですね。

やや保守的傾向を持った自由な研究者。

 

玉龍か鳳調かどちらかの精神星はすべてに入っています。

日干支では戊戌、裏干支では庚丑と辛辰が水剋火の葛藤があります。

また、丙戌と癸未、裏干支の甲未と乙戌には現実がらみの激剋があります。

 

他の干支でも見られるのですが、天庫星の閉鎖性と天南星の激しさと、どちらに出ても葛藤が精神の不安定さを呼ぶ可能性があります。

葛藤の中で捉われてしまうと、妄想的になったり、制御できない性向がでたりもあるでしょう。

 

日干支での注目点は、現実性ゼロの位置にいながら5点という(天胡星よりも大きい)エネルギーを持っていて、陰極まって陽転する可能性(現実味が強くなる)が入っているかどうか。

 

墓内の分析、研究という精神的な目的がどのように生かされているか、この辺りに注目します。

 

霊魂としては、天南星の純粋性が思索を深めるところというニュアンスになっているかどうかでしょう。霊魂的批判力?

 

14・丁丑 車騎星 禄存星 鳳閣星
現実的な人生を進みながら常に精神的なものを求めている。気持ちには孤独感がついて回る。
古典的、保守的な感情を持っていながら、夢として改革を望む複雑な精神の持ち主。
興味と目的次第では大きな成果を上げることができる。

新と旧の混交が思考の原点にある。現実的だが広い趣味と芸術への興味なども持っている。自分には厳しいが周りには寛大。
性格は温厚ながら、事に望んで激しい闘争心を作り出す。

 

20・癸未 

精神の安定と安住を保つことが難しく、常に心の小さな動揺に見舞われている。

自分の精神世界の確立が急務で、そのあとに役割の世界に向かう。

常に一芸一業に専念し人生の活動の場を広げず、奥を深めることで最大のエネルギーの発揮となる。

凝り性で思いこむととことんやり通す。

 

表現は穏やかで当たりの良い人だが、内には激しい闘志を秘めている。

純粋で打算のない単純な人。白黒をはっきりつけたがる。

 

23・丙戌 司禄星 石門星 鳳閣星
何事においても現実が行動の根底にある。単独行動を得意とするが、無理押しはなく、時代や社会の動きに逆らうことなく身を置ける術を心得ている。
名よりも実を取るので、財力など、有形なものを得る。


政治力、説得力があるので人間を相手の仕事がよい。
晩年は単独の人生になる。価値観が現実的なものに偏る傾向も

 

26・己丑 禄存星 鳳閣星 貫索星
人生の進み方も性格も地味であまり目立とうとはしない。ものごとに対する探究心と研究心は強く柔軟性を持ちながら、完全主義的な探求をする。
人生における課題は無形無限から何を得るかであって、性急な現実路線からは得るものが少ない。
競争社会であくせく働くのは合わない。物質欲金銭欲ともあまりなく、マイペースに平和な道を歩いて行く。


自然の流れに逆らわずあるがままに生きようとするタイプ。
中年期以降、積み重ねてきた仕事や経験が大きく花開き、そこから運勢は上昇する。

 

29・壬辰 調舒星 石門星 車騎星
知的で複雑な精神構造の持ち主。自己顕示欲と一歩退く弱さが同居。頑固で思いを貫く意志の強さはあるが、どこか醒めていて、満足感を得にくい。描いたり書いたりといった芸術的な才があり、センスもいい。数字にも強く、文系理系の才能を併せ持っている。
長男長女であることが多く、何代も続いた家系に育つ。

自分の役目や目的においては理を出して冷たい人間性も表出するが、目的外のところでは逆に情が表出する。

 

35・戊戌    調舒星 玉堂星 貫索星

守りの本能が強い。頑固さが強調されると異常なほどに自我を通すわがままぶりを発揮する。
単独行動を好み、何かに熱中すると、一徹にそれを追求して行くタイプ。
一度決めたことを守り貫こうとする意志は堅く、人生の成功を左右するほどのものがある。
集団行動は苦手でいつも一匹狼。チャンスとカンの勝負師タイプ。


内面は単純で、自我心や頑固さは相当に強く、何事も信じることから入り込む特徴を持っている。
 

墓内での分析研究という精神的な能力はそれほど全部の干支を貫いてはいません。

逆に、現実への執着や自我へのこだわりのほうが強く出ています。

正解を生き難いところがあって、いつも不安と不満を抱えている感じはします。

 

霊魂的な生き方はなかなか見えてこなくて、天南星霊魂が現実をいきるような気になってきます。

エネルギーの低い干支ほど、霊魂が生きるには矛盾が生まれて、明確に語られていないように思えます。

 

ただ、天極星、天庫星、天馳星の肉体を持たない干支は、現実を舞台にしても、どこか一点、精神を充たす何かがないと、魂の安住はないと思えます。

 

 

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