天極星を蔵干で並べてみると、すべて主観星でなりたっています。
霊魂の才能を活かすという意味では、裏干支も含めて、10中9干支に玉堂星か調舒星の主観的精神星が入っています。
特に調舒星は本元が4つです。
主体的現実作りが難しいという意味で、前に出る剋線(司禄星)は二つだけです。
天極星+調舒星、天極星+玉堂星は学問、芸術の世界で異質な能力発揮の可能性があります。
丙酉の司禄星だけ例外ですが、1気暗合で、霊感的な働きで天極星を活かすのかなと思います。
弱い干支なので、石門星の補佐はありがたいでしょう。
天極星干支をみるときのポイントは、非現実世界、霊感、才能、夢というあたりがキーワードになります。
霊魂を感じさせるのは、無形の夢、非現実分野での才能発揮というあたりです。
12・乙亥 石門星 玉堂星
生き方に柔軟性があり、周りと争わずに平和な行程を選択する(石門星・玉堂星)
伝統を重んじて、性格の中にも古典的な色合いを生まれ持っていて、和合と伝統と無理のない生き方が特色となる(玉堂星)。
現実面では守りの傾向が強く、研究、技術など地味な世界で実力を発揮する(天極星)
若いときは環境に影響されやすく、中年以降に本領発揮する傾向が強い(天極星)。
一つの物事を長い時間かけて追求して行くタイプなので、特殊な才能があり、やがて一芸に秀でたひととなり素晴らしい人生をつかむ。
未来を予測する霊感めいたものもある。
18・辛巳 玉堂星 石門星 牽牛星
精神面では何事に対しても強靭な力を持っているが(無の強さ)、現実の行動や社会生活の中では時としてもろい面が現れる(非現実)。
エネルギーに欠ける。上品なムードを好みハイクラスなものに惹かれる(牽牛星)。
神経は細やかで、偏見や差別感覚はなく自由な発想と見識があるので(玉堂星+天極星)、幅広く人と交際が出来る(石門星)。
若いときに老成し、反対に老いてから若々しい思考をするようになる(霊魂)。
九流の術士と呼ばれ、芸術、考古学、宗教、書家、占い師等の職業に向く。
いずれも精神性の高いものと結びつくと才能を発揮する。インスピレーションを感じる霊能力があり、夢で未来を予知したりする。
31・甲午 司禄星 調舒星
現実面には弱く(天極星)、精神的なものを求める願望が強く(調舒星)、奉仕的な世界に身を置くようになる。
自分の精神世界が確立したあとで、現実欲が生まれてくる(調舒星⇒司禄星)。最初から、現実欲を持つと、実らない仕組みになっている。
純粋でお人好し、人を疑うことを知らない、まれにみる心の優しい人(天極星)。
神経は繊細で孤独感あり内向する(調舒星)。積極性に欠ける。
人を助ける運勢がある。身を捨てても人に手を貸す。
医学や宗教の分野で成功。
37・庚子 調舒星
心配性で取り越し苦労が多く、生活もどこか落ち着かない(天極星+調舒星)。空想力あるも現実離れ目先のことをないがしろにする(天極星+調舒星)。若くして老成し社会の重荷を背負うに恐れを感じたりする(天極星)。客観的に自分を見つめるクールな目はあるも、積極性、行動力に欠ける(天極星)。
素質は高いが引っ込み思案で、冒険心に欠ける(天極星)。
自分ひとりの風雅の世界を持っている。
常に役目に追われ自分の理想との戦いを繰り広げる。子供や後進など、次代を負う者に対して精神的影響を与えることが大きい。
12、18は玉堂星や牽牛星という後ろからくる気が主体で、31,37は調舒星、司禄星といった自分が前に出る構成になっています。
玉堂星が入っていた方が、才能として活かしやすいという傾向はあるようです。
調舒星主体の感性干支は、孤独感や難しさの方が干支意味には出ています。
霊魂的には、天極星はもっとも使いやすいエネルギーだと思います。
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