ここから3つ、「あの世」のエネルギーが続きます。

現実の世ではなく、肉体の存在を亡くし精神あるいは霊魂のみが存在する世界です。

 

これまでは、肉体と霊魂と陰陽バランス(陰と陽がある世界という意味)がとれていましたが、ここからはアンバランスの極の世界です。

 

肉体は生きている限り分裂作用を起こし、死をもって止まり土へと融合する方向へ転換します。

霊魂は肉体が生きている限り融合作用を起こし、肉体の死によって分裂作用に変わります。

 

天極星は、霊魂と肉体がこれまでとは異なった方向へ進むスタートの星です。

現実がなくなり、霊魂(気)だけで生きる世界です。

ただ、ここでは、死体という形ですが、現実は確保しています。

 

天極星エネルギー(死体)であったとしても、人間は現実を生きています。

でも、「現実の無」「気の有」が天極星の世界です。

結局、現実生活においては、自己の思いに関係なく今ある状況を受け入れることで現実を作って行くことになります。

 

 

嫌だなぁと思うことでも、表には出さず、まずは受け入れることで「今」にします。

外から見ると、「お人好し」、「無理を聞いてくれる人」になりますが、ここに生まれるエネルギーは、決して単純なものではなく、天極星の内側では、相当に複雑な精神と神経が横たわっています。

 

無自覚のジレンマがあります。流されまいとする主体的生存(自己)欲求が強い形で表に出ることがあります。

葛藤や矛盾が起こり、それが時に強い言動として飛び出すことがあります。

ただのお人好しにはなり切れません。

 

複雑さのもうひとつは、気の原理的な問題で、死の時は、生の時の反対に気が向かう矛盾を抱えることになります。

見かけの傾向としては過去へ戻る本性となって、何かあると、出発点に戻ったり、昔を懐かしむような現象になったりします。

 

実際に戻るのは霊魂ですから、ある意味、もっとも霊魂の役割に近づけるエネルギーともいえます。

天職に向かいやすい、霊魂の望む方向と帯同しやすい本性があります。

 

と同時に、現実が不本意で生き難くなる可能性もあって、霊魂が不満に感じる逆の人生の可能性もあります。

 

ただその時でも、霊魂に助けられる場面は多々出てくるでしょう。

その意味では、もっとも自然な形で霊魂と関わることができるエネルギーです。

 

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