天胡星は現実の気が衰退して、無形の気である精神世界の気が大部分となっている状態を表している星です。

 

現実的エネルギーが弱っているという意味ですが、実際にはみんな現実を生きているわけですから、強い無力感を感じることはありません。

 

現実のリアルな人や物よりも別の何かに価値を感じるといった方がいいでしょう。

夢見る天胡星ですが、単に夢を見るだけではなく、その世界を現実の世界において実現する才覚があります。

時間とか、場所とか、固定された現実設定を越えて、自分の思いを具現する力です。

 

霊能力的なことも含まれてくると思います。

ただ、自分だけが分かっている世界という意味もあって、共感を得たり、わかりやすい形で表現することは難しく、地上の人々とはズレが生じることもあります。

 

ズレているからといって、正しくないということではなくて、夢も現実も同じ地平で考えることができる特殊能力です。

理解されないのは仕方ないのかなとも思います。

 

天胡星で現実を生きるには、リアルなサポーターは必要でしょう。

それが宿命内の他の星であったり、実際に、親しい人であったり、さまざまです。

 

陽転すると星の動きが現実の現象として現れ、直観力が優れ、夢を語るロマンチストになります。夢をあきらめることなく追いかける人です

現実基準では陽転という実益は薄いのですが、地に足を付けながら夢を追える特殊な能力が発揮されます。

 

陰転するとエネルギーが内向して精神面の現象として現れ、自意識過剰となり、物事を現実的な側面で観るようになります。

 

これ自体は決して悪いことではないように思えますが、天胡星本来の働きとしては、現実に日和っているとみられるわけです。

 

霊魂レベルで考えると、少年の純粋さという始原的現実エネルギーの中で、天胡星の夢の世界を実現できる能力です。

 

純粋さというのは、現実に身を置きながらも、現実に毒されない(欲望しない)純粋さをいいます。

夢をリアルにするには、その精神が必要ということでしょう。

 

 

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