天堂星表干支は、現実干と土性支の組み合わせです。

現実を舞台に(人の中にあって)、なんらかの調整役を果たす働きです。

 

表干支裏干支共に、玉堂星か龍高星という理性を作る星が入っています。

己辰だけ全部現実星ですが、辰の戊癸(禄存星石門星)が暗合すると、丙丁(玉堂星龍高星)に変化して、追い込まれると理性的になる機能でカバーしています。

 

あとは石門星と禄存星または車騎星で、人引力を発揮する仕組みも見られます。

人の中で、という前提は揺るぎません。単独では良さがでない星です。

 

表では地支が全部客観星、陰土性は全部客観星ですが、裏干支の場合、本元は全部主観星で、陰支も主観星となって、表と裏では働きが異なってきます。

 

天堂星の干支では、玉龍と土性なので本元の星の意味が干支意味に加わります。

前半苦労して後半開花、人の中で一歩下がって役割を果たす。このあたりがどう書かれているかをみます。

 

霊魂としては、自然体で人引力を発揮するあたりです。

 

甲辰-石門星・玉堂星・禄存星

自我に支えられた奉仕の精神(禄存星)を持っている。若いときに苦難の道を行けば晩年は大成する(天堂星)。

大勢の人のために祈る(甲辰・石門星・禄存星)
 

回りのものを自分の世界に引き入れる傾向をもつ。周りに与える影響は大きく、天賦の世渡りの才がある。
無限の世界へのあこがれがあり、霊的、宗教的な世界への傾斜もある。

 

乙丑-龍高星・車騎星・禄存星

理知的なものの考え方をするが、範囲は狭く、ひとつのことをどこまでも掘り下げて行くタイプ(龍高星)。
役割は一歩退いたところで発揮するのがよい(天堂星)。教育や指導といった方面で活躍できる(龍高星・天堂星)。

大器晩成型。若いときには実力を十分に発揮できない。経験を積んでコツコツと努力を重ねた後にようやく花開く(天堂星)。

 

孤の中にあっては能力低下し、集の中で能力を発揮する。人の心を把握する技術的な天分をもっている。
 

庚戌-石門星・牽牛星・龍高星

目標が定まると徹底して合理的な行動をとる(牽牛星・龍高星)。伝統にとらわれず、改革的で常に時代の常識を超えたものをもっている(龍高星)。

人の交流は深くはないにしても長い時間にわたり持続する(石門星・天堂星)。
理知的で前進への努力は惜しまない。派手なことは嫌い。集団組織の中で(石門星・天堂星)自分なりの世界を見つける、底力のある人(牽牛星・龍高星)。

 

自己意識を表面に押し出す傾向があり、人生に対して退くことがない。物事を深く掘り下げるのは苦手、人の心を察するという行為も少ない。 

一族一家の中でやや風変わりな人格が形成され、生家を離れて真のエネルギーが表出する。    

 

辛未-車騎星・禄存星・龍高星

理性に支えられた堅実さを持ち(龍高星)、社会においても逸脱の行為が少ない(天堂星)。

常に上を目指すので現実的になっていくが、底辺には豊かな精神世界がある(天堂星・禄存星)。

一見無口で引っ込み思案だが実際は強い意志と根性の持ち主(天堂星)。忍耐と努力で困難を乗り切っていくタイプ(車騎星・龍高星)。

衆を頼まず単独行動が得意(車騎星・龍高星)。地味で自分の現状や仕事に対して不満を持つことを嫌う(車騎星・天堂星)。

 

現実の競争社会に適応しきれない面があり、わずらわしい競走のない独自の世界(絵画・文学等)で運をつかみやすい。
素直だが自分の意志をうまく伝えられない。祖父母に育てられると性格のよい面が出やすい。

 

*陰転=霊魂というのは私見なので、干支解説で天印星の霊魂イメージがつかめませんでした。

どの干支も無理にねじ込んだ感じになってしまいました・・・<m(__)m>

でも、この発想は捨てずに探究します(乙丑・天堂星(^^)/)

 

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