天堂星のエネルギーは頂点を過ぎ去った位置にあって、真昼を過ぎて午後の状態に例えられます。

陽の頂点までを進気とするなら、ここからは「退気」と呼ばれる落日へと向かうエネルギーです。

 

人間社会では、諸々の役目が終り後を継ぐ者達へその道をゆずり渡した姿で、俗にいう隠居の身でです。

そのため、この星には、「道をゆずる」「精神の柔軟性をもつ」などの意味が与えられています。

 

後進のことを考えるので、自分が前に出る(我や自負や思考を強く押し出す)エネルギーは使えません。

 

また、このエネルギーは同次元では働かないことが特徴で、現実面では、同僚や同年代よりは、目下や目上という世代の違った人たちとの交流でエネルギーが通います。

 

現象的にはこの通りですが、間断の気は現実と精神(肉体と霊魂)の乖離が背景にはあって、肉体は老人でも精神は衰えることなく、自由に活動できるということが強調されています。

 

位相法の半会と似たような作用が天堂星にはあります。

次元の違う世界のほうが、はるかに動きやすいです。

これもまた、霊魂が主役ということだと思います。

 

 

天報星から天将星までは、霊魂と肉体は同次元にあって、比率の大小には個人差はありますが、同じ方向を目指し、霊魂は肉体に見合ったエネルギーを発揮します。

 

ところが頂点から陰転すると、肉体は日没方向へと向かい、霊魂はこれまで通り、前向きにかつ幅広い世界が活動の場になります。

人間と霊魂の陰陽の違いが次元の違いを作る方向へと向きを変えた所に、天堂星の特性があります。

 

現実面では、この間断の気の作用で、後進の面倒見はよくなり、老人同士であっても、若々しい関係を作る気の交流が可能です。

また、物事の後始末や処理能力においても力を発揮します。

 

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