29位:COCCO(拒食症)
『COCCOさんは、女性シンガーソングライターで、その他にも女優や絵本作家、エッセイスト、小説家など幅広く活躍されています。
COCCOさんも、様々な精神疾患に悩まされていたそうで、摂食障害で拒食症となった背景には、家庭環境が原因とも言われていました』

 

 

Coccoさん自身は赤色のグラフです。1,2旬は日干の死地で赤は最下位近くにいます。それを強い水(青)が打ちます。まだ、役割も定まっていない時代なので、見えない力によって動かされる感覚でしょう。

 

ここはバレーダンサーになりたかったという想いと故郷を離れたかったという理由から歌の世界へと入っていくところです。

本人(赤)がどうこうではなく、青(見えない役割)の世界です。

 

3旬目から流れが変わっているのがみてとれます。

自我(赤)が上昇して、青が下降、3,4旬の20年は、気が中央に集まっていて、現実の出来事に対応しながら自分が変化していく時です。

 

人生の流れにおいては、環境の影響が大きく、変化していく時です。

不本意さもあるのですが、さまざまな経験を重ねる必要がある時と解釈します。

 

 

初旬に、調舒星(孤独)と禄存星(愛)の次元が上がる仕組みがあって、この年代ではすぐに次元が上がるということは難しいとしても、方向として、高みを目指す葛藤は生まれます。

影響は次の大運の中頃と接運。

 

これまでいろいろみてきましたが、接運は何かが起こって、人間が一皮むける(霊魂が顔を出しやすくなる)時になるのかなと思います。

 

Coccoさんの場合は、歌手としてデビューして、軌道に乗ったところで急に活動停止して沖縄に戻っています。

 

先述したように「歌を好きになったから。それまでは復讐(ふくしゅう)の道具だった。いつでもやめられると思ってたけど、ここにいたいって思った。れんがの積み方が変わってきたから、1回全部なくさないとだめだった」という想いからでした。

 

 

稼働場所のコメントは、ずっとやってきてもまだつかめません。

その時その時に都合の良い切り貼りをしているようでつらいのですが、まだ模索中としてご容赦ください。

 

歌手として自己確立したという意味では、主星の調舒星比和の意味とは一致します。

一方で強まる星の意味(おそらく霊魂的な意味)では、才能発揮の反面、精神的な疲労が大きく、孤独の中で疲弊する感じが出ています。

歌手活動を辞めたのは、調舒星の影響が大きかったとみてとれます。

 

司禄星の意味もそうですが、霊魂的なニュアンスに関しては、仔細に分からないとコメントしにくいですね。ネット情報では難しいです。

 

活動再開した3旬目、ここでは、絵本を書いたり、沖縄の海を清掃するボランティア活動をしたり、方向を模索するような時でした。

星の意味には変化も暗示されています。

 

Coccoさんには、お子さんが一人いて、これは本人も語っているし、一緒の写真も掲載されています。仲の良い親子という印象を受けました。

年齢的に、丁度3旬あたりが子育ての時だったようです。

夫に関しては、まったく姿を見せてなく、語られてもいません。

 

4旬ではコメントは少ないですが、アルバムは発売され、歌手活動の他に、バレーに参加したり、舞台で演じたり、多方面で活躍されています。

 

Coccoさんもそうですが、自分をいじめることで苦しんできた人の純粋さや真摯さには心打たれることが多く、そこから、単に「占う」ではなく、「人を観ていく」ことの大切さを痛感します。

 

 

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