胎児の時代から、7番目で頂上に到達します。それが天将星。

古来より 「皇帝の星」と言い伝えられています。

 

 

イラストでどっしり構える大将や皇帝のイメージがないのは、ふと次の星をみると、「老人の時代」ってこともあります。

陽極まりて陰転する分岐点にある、「極まる」エネルギーです。

 

天南星のような勢いも、天禄星のような安心安全もありません。

これが自然の法則の苛酷さです。

天将星でなくても、それはいえる、人生の常です。

 

金メダルをとって表彰台に上ったとしても、それで人生が終わるわけではありません。次の日からまた、戦いの日が続きます。

全力で努力しても、予選で敗退して、立ち上げれない天将星もあります。

 

 

「極まる」ことが最大エネルギーの向かうところですが、『物事の極みはバランスを欠くことが真の姿であります』といわれているように、天将星ほど、人生の栄枯盛衰を経験する星はないでしょう。

 

それでいながら、天将星は何事においても長たる運命を背負っています。

そして「長」は頂上とは限らず、這い上がれない谷底もまた陰の長です。

選択しきれずに迷いの渦に入れば、それもまた迷いの極みまで行きます。

 

『自然界の神が知らしめていることは、「極み」はアンバランスであり、アンバランスの中にこそ天将星の真価が発揮されることを啓示しているのであります』

 

算命学の天将星の解説はリーダーや最大パワーを強調しますが、こちらが本性です。

上だとか下だとか、成功だとか失敗だとか、社会的に評価すればそれは善悪、幸不幸になりますが、中途半端な安定や成功よりも、天将星は最大の挫折が美となります。

 

結果ではなく、それが最大か(極まりか)どうかが天将星らしさになります。

まぁ、楽な星ではないことは確かです(^^)

 

 

 きょうはこれで終わります。

 

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