29位:COCCO(拒食症)
『COCCOさんは、女性シンガーソングライターで、その他にも女優や絵本作家、エッセイスト、小説家など幅広く活躍されています。
COCCOさんも、様々な精神疾患に悩まされていたそうで、摂食障害で拒食症となった背景には、家庭環境が原因とも言われていました』

 

牽牛星の42%が目立つのですが、これまで摂食障害9人では、牽牛星が目立った人はレディー・ガガとプレスリーくらい。他は牽牛星がない人の方が多かったです。


①天報星

②申酉天中殺 日干→月支、日干暗合辛

③干合過多+地支に火性なし

④日年 大半会+牽牛星

⑤社会に破、家庭に合

 

中殺なしの申酉天中殺は二代目です。しかも、月支本元との関係は自分が家系に入り込む形(日支丙⇒己)です。

 

「家系を思う申酉が家系を生じているので、矛盾がなく陽転できます。いわゆる中興の祖となる形です。先代が築いた家系を盛り上げていく役割になります。
現実では、家系の中に自然に溶けこむことができて、親兄弟ともなじみやすく、身内間の葛藤が少ない形です」

 

この形は、このように占われます。

また、月支と暗合するのも、家系との縁が強い(霊魂を想起させる関り)です。

 

*幼少期、両親は離婚

*父親はよくレコードでカーペンターズやPPMを聴いていた。

 バンドをやっていた経験もあったそうだ。
*母親はクラシックが好きで、Coccoはこれらの音楽をBGMとして聴いて過ごした。

*「歌」うことが自然だった。幼い頃から自作の歌をお風呂場で口ずさんでいた。

*重要無形文化財「組踊」の保持者で沖縄芝居の名優でもある祖父をもつ。

*今まで歌手になりたいと思ったことは一度もないとラジオ番組で語っている。

 何かのめぐり合わせで歌う機会があっただけ。

*プロのバレエダンサーになることを目指して上京した。

*休みのたびに数多くのオーディションを受けていたがすべて落ちた。

*レコード会社の担当者に歌手にならないかと勧められていた。

 バレーを続けていく資金稼ぎに、歌手の道を選んだ。

 

家系と霊魂に関する情報をwikiとネットから拾ってみました。

まとめると、両親の離婚でどちらに育てられたかは不明ですが、沖縄芝居の名優である祖父の影響を強く受けていて(霊魂)、自分はバレエダンサーになりたかったが(人間?)、結局は歌の道に進んだ(霊魂)。

 

沖縄への思いの強さと、拒否反応とがせめぎ合っているという発言もあって、霊魂には沖縄の思いが強く刻まれているように感じました。

そこに両親の離婚など、拒否反応を起こさせる出来事が加わって、故郷を直視できない人間の部分があったのかなと、推測です。

 

祖父の真喜志康忠さんも不思議な体験をしています。沖縄・戦争、というキーワードを自分が語り継ぐということへの意識は強かったと思います。

 

『8月15日は終戦の日。県出身のアーティスト・Coccoさんは、重要無形文化財「組踊」の保持者で沖縄芝居の名優でもある祖父・故真喜志康忠さんから戦争体験を聞いて育った。祖父の経験を「自分が伝える」と胸に決めている。
Coccoが8月11日にニュー・アルバム『エメラルド』をリリースする。この作品は、Coccoの生と死についての考えや沖縄への想いが濃縮された、かつてなく壮大で攻撃的なアルバム』

 

『インタビューでは、「いつまでニライカナイ(=理想郷)あると思ってるば?」と話し、沖縄への深い愛と苛立ちが、この作品に描かれていると語った』

 

沖縄への複雑な心情、いつの間にか歌手という道を歩んでいたことの意味は、どう考えてもCoccoさんが意図して生きている道のようにも思えません。

自傷や拒食の行為も、ふくよかなおんなへの霊魂的拒否のような見えない意思を感じてしまいます。

 

Coccoさんの歌は、僕が解説できる範囲を超えているので、アルバム『エメラルド』の最後にある歌、「絹ずれ」のMusic Video をご覧ください。

 

 

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