干支では、天干が精神星地支は土性です。

現実世界で力を発揮するエネルギーという印象がありますが、理性によるコントロールが必要ということで、玉堂星、龍高星が戊辰以外には入っています。

 

戊辰乙癸戊 戊辰は特殊な干支で、地支で暗合変化すると玉龍が生まれます。

追い込まれると、理性的になれる(知的攻撃力)変身可能な回避策があります。

 

逆に、蔵干にない星を探すと、調舒星、石門星の二つだけです。

どちらも主観性が強くて、冷静さを保ちがたいところがあるためでしょう。

 

自我(自分の気持ち)への執着にも似た強さが生じやすい星です。

天南星は勢いで前進するので、ダメージを受けやすいエネルギーです。ぽっきり折れるタイプの挫折になります。

 

 

その意味では、分類としては、貫索星タイプと玉堂星タイプがいいかもしれません。

貫索星タイプは自我の強さがエネルギーの骨格にあり、玉堂星タイプは、自分の考えが前進力を生みます。

 

この二つに分けて、干支意味を拾ってみます。

貫索星型は、信念で動き、孤独に強い忍耐強さが特徴です。

 

玉堂星型は、天南星を才能で活かすか、理性的なバランスで視野を広げるかで、玉堂星型は人生後半に能力発揮になる傾向があります。

 

[貫索星型天南星]
戊辰:性格は温厚でも、自我は相当強く環境によって気持ちが左右されない。
   孤独を感じない孤立の状態を作り出す。理性は苦難に会うと表出する。
丁未:強い批判力があり、つい毒舌的な批判で人を傷つけることも。
   一度決心したことはどこまでも貫くたくましさをもっている。
癸丑:和合性が薄く集団や組織が苦手、孤独であっても寂しがらない。
   土壇場に追い込まれると猛然と反撃し、辛辣な言動になって表れる。
己未:進退迅速なれど自分の信念を曲げることはない。前進力も旺盛。
   忍耐力はあるが、不満が爆発したときは相手が降参するまで攻撃する。

[玉堂星型天南星]
丙辰:理性が先行するので情なきようにもみられる。作品などの間接表現は見事。
   波乱の多い人生。青年期には一本気な性格から失敗することも。
壬戌:前進力も攻撃力もある。理性と情性のバランス感覚にすぐれ中庸を歩む。
   目的に向かって若々しく全精力を傾ける。ただ目的達成を急ぐと粗野になる。

 

天南星は、孤独を恐れないで忍耐力を養うか、才能を発揮して、そこにエネルギーを込めるか、怒りをコントロールできるようになると、本領発揮です。

 

 きょうはこれで終わります。

 

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