30位:レディー・ガガ(過食嘔吐)
 レディー・ガガ(英: Lady Gaga)の名で知られるアメリカのシンガーソングライター、音楽プロデューサー、女優、実業家、慈善家。

 

『「高校時代は吐いてばかりだった。わたしだって自分に自信を持っていないの。細いバレリーナみたいになりたかったんだけど、毎晩食卓にミートボールが出るイタリア系の豊満な体をした女の子だった」と告白』<ステージスピーチで>

 

①日干支・辛未(内次元 牽牛星)

②日月・大半会

③出力(鳳閣星調舒星)なし

④天干二重干合

⑤東天運

 

①内次元 牽牛星

次元というのは、星の流れが自然に進行する状態で、真ん中の星が現実を離れて、自然に近づくことを言います。

 

 

実際は段差五行論というよくわからない理論を使うのですが、簡単にいうと次元が上がる星が、現実横線から離れることかなと思います。

現実から離れて本来(自然)の牽牛星に近づいていく形です。

俗にいえば、現実がどうでもよくなる感覚です(現実が価値を失くす)。

 

禄存星(陽土)→牽牛星(陰金)→龍高星(陽水) 

これは理論的可能性で、実際にこう並んだからといって、高い自尊心が身につくわけではありません。

 

一つは、禄存星、龍高星という星が、人間世界での燃焼、禄存星(自己顕示、お金)、龍高星(自己主張、目的のない知性)から抜け出している必要があります。

 

特に、気心体の気にあたる禄存星と要の牽牛星。この燃焼が人間欲や願望を削がれる必要があります。

そのために、禄存星牽牛星に起因する現実苦を経験することになります。

 

『ジュリアード学院の音楽部門に合格するも、当時は音楽にさほど興味がなかったため入学を辞退し、マンハッタンのカトリック系私立学校、聖心女子学院へ進学。そこはヒルトン姉妹(パリスとニッキー)も在籍したことで知られるいわゆる「お嬢様学校」であった。伝統的な富豪家庭の令嬢が多く通う中、自身は一代の成り上がりの家庭であったうえに、元々白人の中では被差別層だったイタリア系の出自だった事もあって、周囲とは馴染めず、変わった性格と芝居じみた話し方が原因でいじめを受けた。ロッカーに悪口が書かれたり、廊下で「売女」と罵られる、街で男子に同級生の目の前でゴミ箱に捨てられた事もあり、周りからの嘲笑に、ガガも自分自身を笑うしかなかったという』<Wikipedia>

 

ジュリアード学院は、ハーバードやスタンフォードに比されるほど、レベルの高い学校です。そこの音楽部門に受かったなら、その後のガガをみれば、最高のスタートになったと思われます。

でも、そこを辞退して、お嬢様学校へ進学、そこでひどいいじめにあい(14歳の頃)、ここでは、牽牛星のプライドも、禄存星の自己顕示欲も、ぼろぼろにされたようです。

 

「周りからの嘲笑に、ガガも自分自身を笑うしかなかった」というくらい、言葉にならない絶望感に襲われたってことでしょう。

これが一つの到達点です。もはや外(いじめっ子)の問題ではなく、外と闘い自己主張することに意味はなく、絶望と虚脱感へと到達します。

 

外にはも耐えはなく、すべては自分の内側の問題だと気が付く。

ガガさんが明確にそう思わなかったとしても、結果的に自分の内側の声、音楽を作り、ファッションを描き・・・とこに到達できたことで、一つ次元が上がったことになります。

現実(外)から離れること、霊魂はこっちを向けといっている^^のです。

 

なぜ、音楽学院に行かずに、結果的には居場所ではなかったお嬢様学校を選択したのか、詳細はわかりませんが、内次元の成立のために必要だった試練、とすれば、霊魂(神)が起こした進路変更ということになります。

 

で、霊魂を主役に考えると、これが人生だってことです。

人間にとってはひどい話ですが、牽牛星の次元を上げて、そこに潜む霊魂を浮上させ、禄存星の自己顕示欲や龍高星の改革の精神と三位一体になって、レディー・ガガ

のその後の人生で役割を果たさせようとする、、、、、霊魂の陰謀といいたくなるような出来事です。

 

そして、結果的には、その後も次々と起こる似たような出来事によって、ガガの人生は方向を変えて霊魂の思惑に近い道を歩むことになります。

 

『14歳からニューヨークのクラブに登場。17歳で、それまで世界で20人しか早期入学が許されていなかったニューヨークのティッシュ・スクール・オブ・アート(ニューヨーク大学の芸術学部)に入学し、音楽を本格的に学ぶ。論文の執筆などを通じて作詞作曲技術に磨きをかける一方で、個性を追求して奇抜さを増していったスタイルにより再び周囲から煙たがられる存在となり、「あんたレズなの?」「そんな格好しててもあんたのこと誰も見てないから」などと言われ続けたという。そのため1年でニューヨーク大学を退学し、心労から薬物中毒に陥ってしまう。しかしブリトニー・スピアーズやビヨンセに触発されて「スターになる」という夢を再確認した後、自らの意思で薬物を断ち切り、芸術活動に専念するようになった』

 

Wikipediaからの長い引用になりましたが、ここが大事なところです。

 

ガガは音楽と同じラインで、ファッションにも創造性と独自性を大いに発揮しています。ファッションは自身にとって「何よりも大切なもの」でまた「自分のすべて」であるとも語っています。音楽を作る時には、同時にファッションも創造していることになります。

 

「そんな格好しててもあんたのこと誰も見てないから」という周囲からの揶揄は、禄存星の自己顕示欲を削ぎ、牽牛星の自尊心が向かいがちな外への意識を消し、嫌でも自分へと目を向けるようになります。

辛い出来事は、次元上昇への必要条件を作っているように思えます。

 

これを霊魂がやっているというと、恣意的すぎるので、算命学的に解釈すれば、人間世界での極限の苦を受けることによって、陰陽が逆転して(陰極まれば陽転する)、霊魂が浮上する(現実が価値を失う→牽牛星の次元が上がる)ことにつながると考えてみました。

 

 

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