・35位：カレン・カーペンター（拒食症） カレンさんは以前やりました。
・34位：西川史子（拒食症？）
2016年5月と同年12月に急性胃腸炎で入院。
2017年7月にも胃腸炎で入院した。
2021年5月、新型コロナウイルスワクチンを接種。
2021年8月、右脳内出血。
2023年6月に脳内出血が再発。
おそらく病気のせいで、メンタルからくる摂食障害とは異なるように思いますが、一応宿命を観てみます。
②日年の害+司禄星
本人インタビューのコメントにあるように、親の影響が西川さんを作っているといってもいいでしょう。
それに一役買っているのが日年の害です。
年支との関係が「害」とすると、母親の場所、壬（父の偏干）、甲（夫の偏干・異性）、天干（辛・仲間、人間関係）これらが「害」という見方ができます。
害はもともとは漢方医学者が発見した理論を位相法として導入したもので、病気の解説が多くなっています。
理論的には、位相法として独立したものではなく、「支合」が基本となつ て二次的に生まれたものです。
支合ラインを直角に横切って、支合を破るもの（支合の反対の意味を持つ）が害。
例えば、子丑の支合と対極にある午未の支合。
この二つを結ぶ線、子ー未、丑ー午、これが害となる２支です。
両方重ねると、支合の流れを、縦で分断する形で害が成り立っています。
意味的には支合を崩すもの、支合の反対の働きです。これしかヒントはありません。
運勢で、年運東支合の時に始めた仕事が、次に来る年運東害で挫折する、みたいな占いの答えもあります。
「思い通りにしたい」の反対、思い通りにできない⇒相手（状況）を受け入れる、という推論を出して、塾生さんに協力してもらって検証してきた結果、害の一面を語っていると思えるに至り、受容する害という位相法解釈になりました。
新しい実例が重なれば、内容が変わる可能性もまだあります。
日年の害なら、親の場所との関係が害となり、親の言うことを聞くようになる、と解釈しています。
西川さんの場合、親の言うことを受け入れるはその通りですが、仲間や恋人、夫に対してはけっしてそのようにはみえないと、ネット情報からは感じられる部分はありました。
理由の一つに、母から埋め込まれた100点人間という意識が働いて、高飛車史子はあったと思います。一方で、仲間とは、恋人とは、夫とは、という作られたマニュアルもあって、理想のスタイルの中には、受け入れるという害作用も働いていたように思います。
部分的にはよき妻、良き仲間になるという現実も見せていたのでしょう。
100点高飛車と「受け入れる害」の折り合いポイントは、自分の言うことを聞いてくれる範囲内においてでしょう。
そこを超えると（思い通りにしない人に対しては）、100点女王に変身して、切り捨てたり、注意喚起したり、裸の王女様になる生き方だったのかなと思います。
お金がこれを可能にしているというのはあると思います。
西川さんは、友達や若手芸人らを家に招いて「西川会」という集まりをよくやっていたようです。文藝春秋 digitalのインタビューでは次のように答えています。
『前はよくやってたんですけど、（双子のお笑いコンビの）ザ・たっちが家のじゅうたんに醤油をこぼしたんです。それから彼らを出禁にして、だいぶ会が滞ってしまいました』
仲間を集める（受け入れる害と融和する石門星）、醤油をこぼして出入り禁止は100点高飛車史子の登場です。
もうひとつ、日（結果）年（行動）の散法には、未来不安があります。
事を起こす時に結果との整合性がないので、それが不安心理を拡大して、主星の司禄星の準備力が拡大稼働します。
特に100点を埋め込まれているので、満たされない結果はマイナス点になるので、齟齬が許されないという思いも強かったでしょう。
『心配性なんですよね。大学受験の時も過去問3年分では安心できず、1971年の創立当時から全部集めて解きました。
小学校の時から夏休みの宿題は7月中に終わらせていましたし、2泊の香港旅行のために用意したガイドブックは8冊。そんな性格だから、思いつきで明日からインドへバックパックで行く、みたいなことは絶対できないですね。
狂ったように遊んでいましたが、家に帰ったら3分後には参考書を開いているような生活でした』＜文藝春秋 digital＞
ただ、害で気を付けないといけないのは、害違反。支合のように思い通りにやろうと思うと、それはそれでできないわけではありません。
ただ、害なのに支合するというのは大いなる矛盾です。
現実的にはいいことのように見えるのですが、その裏での無理は自分の身体に蓄積されて、害で頑張る人が病むケースはよく見受けられます。
西川さんの病の発端である急性胃腸炎は、害違反のペナルティーが体にきたのかなと推測されます。