・トローヤン・ベリサリオ(米国の女優)

代表作品は『プリティ・リトル・ライアーズ』

 

これまでは、過食の人が多かったのですが、この方は、「1日300キロカロリーで生活しなくちゃいけないと確信していた」という拒食症の傾向です。

 

「私の脳には、ロジックを無視する部分がある」という別人格を設定しています。このあたりをポイントに宿命を観ていきます。

 

 

黄色が本人の気です。

黄(自分)→表現(青)という二気がメインで30年間続きます。

自己表現していく、という形は、女優として生きてきたこれまでと一致します。

位相法を見ても、珍しいくらいに前半は東西現実に散法がありません。

 

その意味では、前回みた、同じ誕生日の椿原慶子さん(アナウンサー)が順調な人生を歩んでこれたことは気グラフ・位相法と一致しています。

 

前半30年は、南・中央・東のメイン機能が稼働しやすく、日干の強さと相まって、良いスタートを切れそうな構成です。

 

 

霊魂(精神)vs人間(現実)という二つの構造が鮮明になってきたので、ここでも分けて考えてみました。

若い時は中央も現実とします。南北vs東中西です。

 

父の関係で、3才からドラマや映画に出演していた子供時代、現実は自発的な前進力と人引力の発揮が可能な時でした。

 

親に対しては批判的というよりも「子どもの気持ちをわかってくれない」という見方をしていたようで、それが内向する孤独感として霊魂は感じていたということでしょうか。

 

この時期の南稼働は霊魂的才能が発揮しやすい時で、北の見えない何かに導かれるという言葉は霊魂的です。

ただ、原則霊魂と現実は反比例。特に若い時はそれが現実の喜びにはならないことが特徴です。

孤独という言葉は、人間世界における霊魂のデフォルトです。

 

ここまでの30年で目立つのは、自力での現実前進力(緑)の低さと、みかけほど、目上運(茶色)が強くないというあたりです。

『幼少期の頃から「誰も私を愛してくれない。私はとても孤独」と思い込んでいた』

というのも、グラフ的にはありえそうだと思えます。

 

日支・天極星と自力現実力の弱さ(緑)も、環境を受け入れることが必然となるという意味では、グラフと宿命の出だし30年は矛盾が少ないといえます。

 

 

摂食障害になったといわれている10代の場所稼働です。

両親の愛情が自分を観ていない外側だけだと感じていた時で、内と外のギャップが大きく、それでも外で笑顔を保っていた時期です。

 

学業の傍ら、女優として、映画やドラマにも出る回数が増えてきたところです。

現実と精神のスタートが他力で、不本意さが常にあったようです。

幸福そうな現実設定に流されるように従うことで、精神がついていかなかったということが摂食障害の引き金だったのかもしれません。

 

考え方としては、霊魂(精神)と現実(自分の置かれている環境)の乖離です。

満たされない(不本意過ぎる)現実に対して、「食べる」という一瞬の幸福感か、もうひとひねりすれば、自分の意志で選択できる数少ない現実的行為としての「食べる」ことを通してしか現実を実感できない(他人事のような現実)に直面していた、と気グラフと位進法から、感じました。

 

sex依存もそうですが、自分が少しでも喜べるリアルな現実感覚が必要だということでもあると思います。

単に改善すればいいということではなく、根本には他人事のような現実生活を生きている日干の姿があるということかなと思います。

 

そうした中では、sexや食べる、飲む、という本能ベースの行為は、一面では自分と空虚化した現実をつなぐ「最後の絆」になっている意味もあるようにも思えてきます。

 

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