『ジェーン・フォンダ(1937年12月21日 - )アメリカの女優、作家、政治活動家。父のヘンリー・フォンダ、弟のピーター・フォンダ、姪のブリジット・フォンダも俳優である。1971年に『コールガール』、1978年に『帰郷』と、主演女優賞を2度受賞している』(Wikipedia)

 

 

グラフの終わりに近いので(今年87歳)全体を観てみます。

南天運(現実を生きる)としてみると、理に適った運勢の流れが気グラフにも表れています。

 

10代は旺地(冬の終わり)が10年間、強い自我で、変則的な生家環境を耐えて行きます(12歳で母が自死)。10代中ごろから自我力は落ちて、気が中央に集まっています。この20年の気の流れが、他とは違うことは明白です。

ここは、自分が主導権を取り難く、20年間現実に翻弄されながら適応力を学びます。

このころからすでに過食に苦しんでいたようで、この時期は特に、グラフのように混乱が起こるところでもあります。

 

4旬からは、青(自分)が強くなり、同じように際立ってくる、赤(禄司)と茶(車牽)の3つで生きるような流れです。これが30年続きます。

 

青からすると赤と茶は剋線(水剋火、土剋水)で、メリハリの利いた人間現実を生きるところです。

中年期の40年は、黄色(金)→青(水)→緑(木)という精神を作る気の流れはほとんどなく、まさに南天運をいきるために運勢も仕組まれているという感じがします。

 

 

前半をみると、3旬の問題が起こりそうな気の収縮の時(1965年近辺)に最初の結婚をしています。

同じような形が60年後に現れます。2025~数年間危険地域です。

 

こういう時の結婚は一時的な迷いや混乱の中で高まる赤(禄司)で動いてしまうのでしょう。いい悪いはなく、これはこれで運の流れですが、一時的な感情の変動が生んだ結婚とみることもできて、家庭ははやくから冷えたものになり、ジェーン・フォンダさんは大運の終わりころから政治活動に熱中します(不倫もあったようです)。

 

この結婚は1973年に離婚、すぐに、政治活動家の夫と再婚しています。

位進法を観ると、3旬まで現実は動かず(牽牛星は剋線)、4旬の赤になって、最大稼働となって、女優業でも注目を集めた時でした。

 

経済的自己確立には年齢的に至りませんでしたが、父が名優だったこともあり、10代の後半には初舞台にたっていました。

初旬は恵まれて見えても、孤独な世界、という感じだったようです。

 

2旬目から女優としての道を歩み始めているので、他力の才能開花でしょう。この時期の北稼働は、女優を生きる南天運としてはよかったと思えます

 

それにしても、この位進法のコメントはもう少し工夫しないと、原文のままだとそれほど当たった感はなく、使いにくいですね。

これはもともと人間を占うためのものではなく、霊魂の稼働状態を示したものですから、その観点でみる大運技術を構築しないと、宝の持ち腐れになりそうです。

 

 

結婚して、後半政治活動に向かって行くところです。結果がわかっていれば、辻褄合わせは出来ますが、ここから、現実を予想するのは難しいですね。

この文言からすると、結婚、女優よりも、仲間と反戦活動をした、という部分の方が一致して、人生をかける人や環境と出会ったという解釈がよさそうです。

 

 

後半のグラフ。土剋水、水剋火が続く30年、東西の現実はずっと稼働して、女優も続けていましたが、6旬の自刑・天剋地冲・害という大運位相法で、一度女優をやめています。

2000年初めころに女優復帰して、今でも女優を続けています。

 

また、権力に対する抗議や子供を守る会の活動などには、高齢になっても積極的に取り組んでいます。

 

『2019年には、連邦議事堂周辺で毎週金曜日に行われている気候変動問題を訴えるデモに参加。同年、10月・11月、ワシントンにおいて気候変動政策についてデモ禁止の連邦議会前で政府に抗議中、逮捕された』

 

こうやって見ていくと、南天運の才能を生きていたという感じが強くして、霊魂占技の一つとして、才能占技はもっと活用したいですね。

 

南天運ベースで過食をみると、虚像は女優のほうで、現実世界で、政治活動家として、仲間と共に世の不条理に抗議する姿こそが本性だったように思えてきます。

女優はそのための看板(インパクト)だったようにも思えてきます。

そうなると、女優の副作用としての過食、という見方もあるかもしれません。

 

それは、ジェーン・フォンダさんも想像できなかったことかもしれませんが、自分で知る自分が正解とは限らないのだと思うのです。

だからこその算命学、にならないといけないですね(^^)

 

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