禄存星。陽⇒剋陽、陰⇒剋陰の激剋関係の組み合わせで生まれる星です。
甲木性的な「心」(日干)の中を戊土性的な無形の気 (エネルギー)が通過すると、そこには融合関係が生まれ禄存星という新たなエネルギーが生まれます。
陽剋陽という激剋作用によって、エネルギーが生じます。
禄存星は人間ベースでは、愛情、お金、魅力、自己顕示等の意味がありますが、スピ算ではそこから、人間色を差し引きます。
愛情から情を引き、お金はただの引き寄せられるものの一つで、魅力は現象であって、本質は引力です。
お金をただの「もの」と同じに考えられるかどうか、これが分岐点です。
「激剋」から生まれる星は禄存星と車騎星の二つです。
激剋の目的はただ一つ「空化」です。
構造的に考えると、空になるのは「霊魂(魄)」です。
それゆえに、激剋構造を持つ星や宿命に対冲や納音を持つ人は、継承された魄を掘り起こして燃焼し、魄を魂に替える役割があると思えます。
星同士でも、例えば禄存星と貫索星など、激剋関係にある星は本来の役割に近づける可能性を持っています。
才能を発掘する時に、最初に注目するのは、剋線の多い星、というのもそれを裏付けているように思います。
ですから、禄存星の「人助けや奉仕の精神や愛情の発揮、お金に縁がある」などなどは人間世界の現象的なことであって、そこから人間を引いた霊魂ベースで残るのは「引力」という作用と、「愛」の発揮です。
算命学における「愛」とは、「何かをひきつける力」をもっている気の現われです。
何かは、人であったり、役割であったり、モノであったり、さまざまですが、すべては日干が生きやすいように(役割を果たせるように)引力が発揮されます。
そのためには、木剋土(禄存星)によって、空の空間ができる必要があり、それは簡単なことではなく、激剋関係があれば、誰でもたどり着けるわけではなく、欲しいものを引き寄せる欲の引力になることの方が普通です。
その底辺にあるのは「信徳」といわれています。
信じること、信じられること、この境地に達することができるまで、禄存星は空化するための苦労が続きます。
禄存星の発する「愛」とは、五徳(仁義礼智信)を兼ね備えて、中央に位置して、信徳を発揮する(引力作用を起こす)に至って、初めて完成します。
ほぼ、不可能に近いですが^^完成度合いに応じて、引力は発揮されるものです。
センセ、おいらのファンだっていう塾生の人が教えてくれたんだけどぉ、
禄存星が3つもあって、全部、競馬と株と女で使ってたんだってね。
有り金全部失くして、占い師になったとか・・・( ´艸`)ガハハハー
よくもまぁ、偉そうに「愛」を説けるなぁって思ってさ(o^∀^o)
"o( ̄ヘ ̄;)。o0○(コロス…) 誰がそんなデマを流しているんだ!
禄存星の特徴
・愛の発揮(禄存霊魂の本質)
・現実直進(魄を削ぐため)
・引力の発揮(霊魂が必要なものを呼び込む)
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