これから10大主星と12大従星、合計22の星を説明していくわけですが、22というのは『霊魂を構成している分子が融合する以前においての数であります』と原典には書かれています。

 

人間を動かしている霊魂は22の部首が癒合された状態になっているということで、それを一つ一つ分解して、星という形で解釈していくのが、これからやる陽占法だってことをまず頭に入れておいてください。

 

それから、ここで書いていく星の意味は、基本は算命学の星の意味を参照していますが、それと霊魂を結びつけて考えている部分は、当教室のオリジナルな観点であることをご了承ください。

 

☆貫索星

日干甲で月干の甲を星にします。

日干甲というのは、甲の「心」です。

月干甲は霊魂の一部が月干にあってそれが甲である、ことを意味します。

 

日干甲という心のトンネルがあって、そこを霊魂が通過します。

トンネルの中には、陰陽五行判別機があって、霊魂が心に対して、どういう作用を及ぼすのかを判定します。

その判定された陰陽五行の法則を星に直す作業が心の中で行われます。

日干(心)の甲性と月干の甲性が融合された状態が「貫索星」です。

 

月干は精神のスタートの場所です。そこに、自分と同じ気があって、それが「融合する」ことでエネルギーが作られます。

 

主役は月干甲です。月干の霊魂と同じ心を作ることで「貫索星」が燃焼します。

それが違っていると、不完全な融合になり、不完全なエネルギーが現実を作ることになり、それが思い通りに行かない現実を作ります。

 

月干甲がこうしたいと思うスタートの精神を日干甲(心=自我・自分)はなんとしてもそうしたいという強い心を作ります。これが貫索星のメインの燃焼の仕方です。

 

外から見ると、「あの人は自分がやりたいようにしかやらない」「手助けしようとしたら、余計なことはするなと怒る」「思い通りに行かないと、ますます頑固になる」

 

底辺にあるのは、霊魂を守るという保守本能です。その意味では最も霊魂に忠実な僕(しもべ)が貫索星です。

 

貫索星の特徴

・自我心が強い(霊魂に忠実)

・単独行動(他人の力を借りる才覚が少ない⇒霊魂の意志を大事にする)

・頑固(自分でもなぜ頑固なのかわからないのは、霊魂に忠実なため)

 

一見すると、霊魂に忠実なら幸福な人生を歩めそうな気がしますが、霊魂の思いとその人が属する人間世界で認められることとは異なります。

むしろ反比例することのほうが多いでしょう。

 

霊魂に忠実になっている貫索星は現実世界においては、もっとも生きづらい星といってもいいでしょう。

だからといって、自分を曲げて現実に妥協すると、今度は霊魂様が怒るわけで、こちらのほうがもっと苦しい現実が眼前することになります。

 

貫索星は現実世界でなんといわれようとも、霊魂を守る作業を曲げないほうがよいってことです。

 

霊魂の質にもよりますが、宇宙への帰還が使命の霊魂ほど、人間世界の欲からは離れて行きます。

ただ、中には人間世界を楽しみたがっている霊魂や昇天途上の先祖から継承された霊魂もあるので、一概にはいえません。

 

また、心は複合的に融合されていくので、霊魂の内容や陰陽の違い(魄と魂)によっても変わってきます。

 

天干の二つの星は、私論ですが、「魂」と位置付けていいように思っています。

これが現実に妥協すると、やがて「魄」として次の世代では地支に配置されるようになると・・・考えています。

 

こうした霊魂へ目を向けて、算命学の星を解読していくことがスピ算の目的です。

 

 キンコン☆カンコーン 今日はこのへんで終わります(^^)/

 

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