日干から星になる霊魂の場所は、東西南北に当てはめると右のようになります。
12支の3支は現実横線(東西線を横線といいます)で月干と年干は南北の精神縦線に配置されます。
そして日干は精神と現実の交点である月支の上空に位置する精神干です。
この日干月支を結ぶ縦の棒の延長線は神につながるラインです。
星を観る時はこの配置がとても重要です。
縦線が精神、横線が現実、その交点が「今」という図です。
日干が他の干から星を作る作業は、五行の相生相剋の法則をそのまま使います。
月干乙と日干丙の関係は木性陰と火性陽ですから、気は木陰→火陽と流れます。
すべては日干基準に考えるで、丙←乙となり、日干は乙に生じられるという関係がわかります。
月干に位置する霊魂乙と日干丙の関係がそこにある霊魂の中身(星)ってことです。
それは陰陽五行の法則から導き出されるもので、それを星という形で表したものが十大主星です。
月干は、日干が月干・乙から生じられて、なおかつ陰陽関係になっています。
生じられるは、表の←で、陰陽は上から3番目で玉堂星です。
年干は「癸」(水性陰)ですから、火性陽・丙との関係は、水剋火です。
日干丙からすると、剋される形です。その陰陽をみます。
➹(剋される)は7番目と8番目で陰陽は7番目で、牽牛星となります。
いちいち面倒くさいという人には、一覧表もありますが、単純に星を出せばいいというものではなくて、それが相生なのか相剋なのか、日干が主体なのか受け身なのか、という関係性が大事です。
赤が日干です。「丙」と乙の関係は「玉堂星」、丙と癸の関係は牽牛星です。
日干が「剋す、生じる」vs日干が「生じられる、剋される」という区別をつけながら星を覚えるようにしてください。
もうひとつ、算命学では特に分類項目には入っていませんが、主観(陰陽の関係)と客観(陰陰、陽陽の関係)は霊魂理解のためには重要項目なので、和合性のある星なのかない星なのかという観点も付け加えて覚えてください。
㊟算命学では、陽星(客観星)、陰星(主観星)という区別で使う占技もあります。
主観星-石門星・調舒星・司禄星・牽牛星・玉堂星
自然に和合して生じる星なので、無意識に身につく。
客観星-貫索星・鳳閣星・禄存星・車騎星・龍高星
自然和合しない星で、身につくためには意識が働く。
天干の二つはすぐに出せるのですが、地支の方は少々面倒なので、次回ゆっくりやることにします。
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