51甲寅
東方地支+北方干支です。
北方干支はバランスが良く、性格も片寄らないで、その時々の環境に従いながら静かに人の心の中に浸透。『性平にして時に抗せず、人心にとけ込み熱することなし』
ここから最後の地支に変わります。天中殺分類では子丑天中殺グループ。
天干地支分類では東方地支グループです。
メンバーを観ると、北方干支と同じ最強グループに見えますが、堅実安定の天禄星が4つあって、先頭の二つと、序数で観ると陰転する金性の二つに充当されていて、このグループは案外堅実でしっかりとした安定を求める干支群というイメージです。
東方が守りの本能がある場所という意味が濃くて、『「奉仕の精神や仁徳」で何らかを守りぬく』というのが基本精神です。
言い換えると、守りの本能を発揮できる世界にこそ、人間形成の場が存在しているということになります。
守るものはそれぞれですが、それが役割であり、その時に発揮される徳が「仁徳」です。天中殺グループで描かれる身強軍団とはちょっと異なった本性です。
*東方地支の特徴
本質 仁徳(奉仕の精神)
役目 守ることにある
場所 未来に向かって次代のために
方法 有形(理論よりも不言実行)
奉仕という無形の精神を使いながらも、形あるものを作ることによって、自己の本質が理解されるという現実にいたります。
そのために、理論よりも不言実行することを尊いものとして描いていて、それは本能的に備わっているといってもいいでしょう。
甲寅はこのグループを代表する干支で、仁徳を持って次の時代を背負うものとして、現実を生きる使命を持っています。
甲寅というと春の樹木の勢いを感じさせますが、それが天禄星エネルギーで動くところに干支の妙があります。
日干支天禄星のエネルギーはこのグループにしかありません。
このグループはみんな専気干支(天干と地支の五行が同じ)で自然な組み合わせで矛盾なく生きやすい干支なのですが、それだけに、次世代の為にという重い役割を背負っていて、それを果たすための強いエネルギーと解釈します。
中でも天禄星は堅実無比で、安定感のある落ち着いたエネルギーです。
・人生において壮年期のエネルギーを発揮する星。
・身を味方の陣営において、家族、身内を守るためにバランスある行動を心がける。
・物事に対し沈着、冷静、その行動は静かな動きに象徴される。
・的確な洞察力と観察力をもち、安定現実を作って行く。
・何事においても用心深く慎重、人生に対する速度が遅くなる傾向がある。
・現実世界では、相対的な思考をし、バランスをとることに優れている。
・積み重ねられた経験による裏付けができるころで本領発揮(中盤から後半)。
『性は剛直であり、後退を知らない前進力を持つが、事に対して急がず、足下を着実に固めて行く。そのために用心深い前進力となり、冒険をしない』
甲寅は、本性の剛直さと現実行動とのギャップがあって、表には天禄星らしい堅実さがでます。酒飲むと豹変しそうなイメージがあって、額面通りには受け取れません。
タイプもいろいろです。
『神経は大きく大らかなものを所有し、集団形成と衆をひきいる力量を持つ』
本元に貫索星ですから根は頑固。これがみんなを守る本能として発揮されます。
そこから鳳閣星⇒禄存星と上がって、禄存星に気がたまるので、サービス精神と自己顕示欲が同居する感じです。
貫索星+鳳閣星が甲寅を良く表しています。
直訳すれば観察力を持った自我です。
『自然の気、時の流れをよく活用する才を天性に所有し、自己の内面を現わすことが少ない。表面に現われる性格は柔軟性があり、事にのぞんで即決、即断をしない』
「自己納得」が大事で安直な妥協はしません。穏やかながらも一本筋が通っています。
最後の禄存星がどれだけ人の為に動けるかでしょう。
自己顕示欲が強くなるほど、役割を果たせなくなります。
『伝統を改良し(新しいものを作るのではなく伝統に立脚して)、新しい世界の開拓者となり得るが、それ以後守ることにおいて最大の力量を発揮する』
あくまでも東方地支の守ることが強調されます。
お笑いコンビダウンタウン(松本人志さん、浜田雅成功さん)は同じ甲寅の律音コンビです。
詳しくは知らないのですが、印象としては陽と陰に分かれて、松本さんの中に隠れている剛直さを浜田さんが露出して面白さを出しているという感じがします。
甲寅タイプと、天禄星タイプと分類できそうですね。
東方地支の次世代の為にという意味では、篠田麻里子さん。
甲寅では、清原和博さんや菅原文太さん、、、
天禄星では、川路民夫さん、草刈正雄さんあたりですかね・・・
*『 』内はすべて「原典算命学大系」からの引用です。
==================================





