『片岡がヨガと出会ったのは57歳のころという。「当時はそこまで意識していなかったと思うのですが、ちょうど還暦が近づいてきているころ。これから生きていくうえで、グッと腹に据えた哲学というか、自分の信念みたいなものが欲しいと思ったんです」と振り返る』

 

鶴太郎さんは、お笑いをやりながら、歌手としてCDを出したり、俳優へと転身、その間にプロボクサーになったり、画家をやったり、いろいろなことをやってきて、晩年にヨガにたどりついたようです。

これって、「次元が上がった」という感じがして、調べたくなりました。

 

 

鶴太郎さんは辛亥ですから、黄色いグラフです。グラフは3旬目からです。

2旬から三十年は死地を行くので、黄色は底辺を這っています。

それがお笑いの時代です。自我が弱い時は、環境に流されるような生き方になって、主体的に人生を作ることが難しい時です。

 

死地の4旬目、ここから20年待望の自我(辛庚)が巡ってきます。

ぴったり、自我が目覚めて来て、自分らしい場所探しが始まります。

まず、プロボクサーを目指し、そこから並行して、映画やドラマの仕事が舞い込んできます。お笑いからの転身時代。自我がやりたかったことを模索します。

 

そこに、次元上昇が加わります。

宿命になかった石門星がつなぎになって、牽牛星⇒龍高星⇒石門星⇒鳳閣星⇒司禄星と5連が成立して、中の3星が次元上昇です。

「真の改革」→「真の和合」→「真の生きる」です。

 

次元は自動的に上がるわけではありません。

自分が現実苦から抜け出して新しいステージを目指す意欲と重なることが肝要です。

 

この次元上昇の入口で、芸術への関心も生まれて、それまでのお笑いの鶴太郎さんとは人生も人間も大きく変化しています。

 

 

星は横列の現実性が稼働します。

次元が上がる時は下段の星の意味と人生が一致してる方が流れに合った生き方をしていることになります。

 

単に当たり外れで考えると、違うことが多いのですが、鶴太郎さんの場合はほぼ一致しています。

 

次元の変化と並行して、生きる世界ががらりと変わって、あきらかに次元が変わったという現実になっています。

 

それが現実化するのが5旬目。自我は一層強くなって、自分の意志が表に出てきます。芸能ニュースは少ないのですが、大学で芸術論を講義したり、書道で賞を取ったり、ありたい自分の世界で活躍しています。

 

 

西と中央の星の意味は同じです。

ヨガを始めた6旬目。西が比和で、新たに北が自然稼働します。

精神性を高める次元では北の稼働がポイントです。

 

変化の時で現実面でも精神性が高まります。

北の稼働は、現実とは切り離された孤独な自分の精神世界へと向かいます。

一見暗く陰気にみえて、外からの理解を得られない独自の世界です。

 

この時の鶴太郎さんは、痩せこけて、仙人のような形相で、どうしちゃったの?という感じでみられていました。

ヨガ離婚などと騒がれて、離婚したものこの大運です。

 

6旬、7旬と自我が元に戻って、低い位置になっています。

旺地が75歳からですから、晩年にまだ新たな鶴太郎さんもみられるかもしれません。

 

これまで、次元の星コメントがなかなかぴったりした例がなかったのですが、ここで初めて一致した例に出会いました。

 

辛亥+天恍星で自分勝手が許される干支だったことも大きいでしょう。

流れに従って、自由に生きることができると、全く別人として現実を生きることができるという、次元を代表する例になったと思います。

 

迷いもあったのですが、次元グラフ、これからも、もっと研究して、使えるようになりたいですね(^^) 

 

 

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