『片岡がヨガと出会ったのは57歳のころという。「当時はそこまで意識していなかったと思うのですが、ちょうど還暦が近づいてきているころ。これから生きていくうえで、グッと腹に据えた哲学というか、自分の信念みたいなものが欲しいと思ったんです」と振り返る』
鶴太郎さんは、お笑いをやりながら、歌手としてCDを出したり、俳優へと転身、その間にプロボクサーになったり、画家をやったり、いろいろなことをやってきて、晩年にヨガにたどりついたようです。
これって、「次元が上がった」という感じがして、調べたくなりました。
文春とのインタビューの中で、次のように語っています。
「「老いるっていいな」と思ってます。性欲とかそういうのもなくなってくるじゃないですか。若い頃は性欲という悪魔の声に随分悩まされて、どれだけお金や時間を使ったか、どれだけ失敗してきたか。今はそれがないから、ゆっくり時間を使えるし。」
さて、性欲。思春期にありがちなといえば、天恍星が犯人に思えます。
4つの天恍星干支をみると、本元は火と水に分かれています。
そういわれると、水系の甲子、辛亥は、表からはそうは見えないのですが、実際は色欲が強い人が多かったりします。
庚午、乙巳はデータ不足で、なんともいえません。
やはり、性欲=水性、というのはすべてではないですが、成り立つ公式のように思います。
鶴太郎さんの場合は、干合変化すると、癸壬の水性変化です。
癸亥、壬子、両方とも水の天将星ですから強烈です。
干合変化すると自我薄の金性から強い水性自我となり、全体の半分以上を占めます。
干合相手は配偶者(丙)ですから、男女和合で想い悩むと干合して、水浸しになる可能性はあります。
なぜ、水性が性欲なのか?
臓器的に、腎臓泌尿器、婦人科系を担当しているということもあるでしょう。
本能としての性欲はそれほど明確にあるわけではありません。
水性は北が定位置で、精神性が高く、本能は通常、「知性」です。「智徳」。
性欲とはおよそ真逆な本性を持っています。
それでも水と性(カラダ)をつなげる考え方はあり、僕もその説をとっているのですが、勝手に考えた根拠はあります。
五行というと木火土金水ですが、これは人間界における自然五行です。
五行にはもうひとつ神界五行というのがあって、神の世界の五行です。
聖書でも、神ははじめに「光あれ」と言われたとあります。
火性あれ、です。算命学の神界五行も始まりは光の海でした。
火性は神に近い五行といわれる所以です。
神の世界では、木性が最後にきます。
そして、神界で最後の木性が人間界の始まりの五行になっています。
五行の中で唯一生命をもっているのは、木性です。
算命学の十大主星のモデルは甲木です。
木性は人間を象徴する五行。
その木性は、何から生まれたのかというと、水性です。
人間は水性から生まれているんですよね。人間の身体が水で出きているということとも符合し、人間が人間としてある最大の本能は水性(知的本能と性的本能)といってもいいでしょう。
前者は神を知るための本能であり、後者は人間を存続させるための本能です。
それが人間社会で継承されていくうちに、神(自然の法則)を知る知性はよりよく生きるための知恵になり、人間を存続させるための性本能は快楽を求める本能に変化してきました。
つまり、性欲と知識欲は同じ母(水性)から生まれているというのが持論です(^^)/
まだ横道が長くなりました<m(__)m> 運勢は次回に。
=====================================