『室田は「4月頃から、動悸や震え、呼吸困難、不眠などその他のさまざまな症状が出始め、病院で『パニック障害、抑うつ状態』という診断を病院で受けました。家族や事務所の方と話し合い、現在の環境での活動をすることが困難だと判断し、無期限の活動休止とさせていただく運びとなりました」と報告』

 

「占い師Blue exl」の室田さんの性格。これは庚寅の干支意味をまとめたものです。

 

 

天馳星は他の干支をみても「エネルギッシュ」「多忙」「動き回る」という言葉で現実と理想のギャップは出てきません。

日支の星もよくある環境の影響を受ける客観星で、こういう言い方はされません。

健康状態と人生の相関関係も見当がつきません。

 

強いて言えば、強い庚が自分の本元を激剋する、というあたりでしょうか。

偏りや、荒っぽい人生のほうが活躍できるというのも「庚」の特徴ではあります。

 

理由はわかりませんが、夢に向かっていくことは大いに結構なことで、偏っていたなら偏りを生きればいいのではと思います。バランスを取る必要はないでしょう。

それでも今回の室田さんの急激な病み方はこの干支意味を思い起こさせるものがあります。理由を運勢的な側面から探してみましょう。

 

 

気グラフでは自分を示す黄色が最下位で、10代から30年死地を歩みます。

単独で頑張れるときではありません。

 

2旬目(12歳~)自分を制御する赤(車牽)が下降してきて、前に出る緑(禄司)が急に上昇して、これは30年右肩上がりです。気グラフで全体の流れを観るときは、禄存星司禄星は現実前進力とみます。

 

アイドル卒業から、事務所を変わり、あれこれ模索している3旬目(星は全部不自然稼働)から、前に出る緑が異常に高まっています。

 

最弱の青は鳳閣星調舒星の気です。決して表現力がないわけではありません。

日干の感情が出ない(気持ちの出力がない)と判定します。

自分の気持ちではなく、やるべきこと、現実的な意味(流れの中で)で積極的にやりたいことをやるようになります。

青(出力)の低下は、自分の感情を置き去りにした、「客観的な自分が生きている」という形になっていると思います。

 

また、偏りという意味では、五星が全部水性になるので、位進法は極端になります。

二旬までは五場所すべて稼働していたのですが、グループを卒業して、事務所を変わって、独立してというプロセスは玉龍が稼働しない流れで行われています。

 

霊魂が望まないことをやってしまう可能性が大という時です(霊魂へ気が付くための試練期)。

でも、ここでのつらい体験が、本来の自分(霊魂)へ戻るきっかけを作ってくれるので、自分に還る時間帯(20年続きます)として、現実の価値を捨てるくらいの気持ちでいいように思います。

自分の内なる声に耳を傾けるための試練を経験していると思うのがいいでしょう。

(占いで急に霊魂が出てきますが、これは位進法の考え方に含まれていることで、通常の算命学占いではこういう言い方はしません。実験的に使っています)

 

剋線(星がすべて不自然稼働)=才能という考え方をすれば、あれこれ動き回るよりは、じっくりと才能を育てたり、現実の成功よりも能力を高める流れに向かうところです。

 

 

作成中の「なんちゃっとAI」は、グラフを言葉にすることに成功!(笑)というほどのことではありませんが、運勢日干エネルギー推移の大まかな解説をしてくれます。

 

今回、病んでしまったわけですが、ここで天馳星らしく、現実から離れて、自分なりの価値を創出していくところだろうと思います。晩成型の流れです。

 

 

もうひとつ、年運は癸卯で心が「破」 卯の乙(司禄星・現実、恋人)によって、心の己(玉堂星・思考)が崩されます。牽牛星は司禄星に生じられていますが和合性はなく動きにくいところです。

自分の考え(己玉堂星)を否定(乙剋己)されるような出来事または、恋人がいたならその人との争いみたいなことも考えられます。

 

大運(乙卯)は日干干合なので、2023年は日月年と全部の干が干合変化する可能性があるときです。干合変化して危機を回避するような(追い込まれるような)出来事を経験する時というポイントになる年です。

 

そして追い込まれると月年で干合が起こり、車騎星が自分を打ってもっと頑張らせる、あるいは闘争的にさせる働きをします。

日干が強い時なら干合を使って車騎星を誘発、頑張って乗り越えられるのでしょうが

自分が弱っていると、これが助けにはならず、弱い自分をより痛める方向へと向かわせることになります。

 

そして日干自身は変化しませんが、干合変化が起こると、運勢干が辛卯となって、大運も年運も別の時間帯(異次元空間)へいって、瞬間なら能力ですが、戻れなくなることもあるので、そうなると、病むことも出てきます。

 

月支をやられると(年運破)、半会も大半会も機能できなくなり、自分らしい頑張りが生まれません。

月支がらみの合法をもつ宿命では、運勢の月支散法で心を崩される時は要注意です。

 

でも、ピンチは本当にチャンスです。これまで、本来の自分ではないところを生かされてきたという感じはします。その修正の時です。

 

好きなホラー映画を観ながら、別の世界で心を落ち着けて、本来の才能を活かせる道を見つけてほしいと思います。

もう、現実での成功とかはいらないんじゃないでしょうかね・・・

 

 

=====================================

 

青龍館・青龍塾・エクセルクラブ