『デビュー以降、CMやバラエティー、映画など多方面で活動を続けていたが、'00年代の後半から、芸能界ではAKB48といったバラエティーも演技もできるアイドルが台頭。今後の展望に希望を見いだせなかった小阪は、芸能界に入って5年後の'09年の初頭に、ひっそりと引退する』

 

「暴食を繰り返し20キロ太り、そううつ状態に」とありました。

アイドル⇒引退⇒激太りそううつ状態⇒芸能事務所の代表 こうした流れの背景にどういう運勢があったのか知りたくなります。

 

禄存星→牽牛星→龍高星 内次元が成立しています。自然体で真の自尊心を得る流れが備わっていますが、自動的にそうなるわけではありません。

 

若い時は、禄存星(自己顕示欲)→牽牛星(名誉願望)→龍高星(そのための忍耐と改革)という使われ方になると思います。

 

この牽牛星、10%という平均値なのですが、他は全部客観星でここだけが主観星となると、自然に気持ちは牽牛星(プライド・名誉)へと向かいます。

苦労を重ねると(次元が上がると)、真の役割意識へと転じます。

 

その禄存星が日年で半会して大きくなります。初期は行動による自己顕示欲。

それでなくても、丁酉は思い込みが強くて、激しいと形容される前進力の持ち主です。それが位相法で半会すると、行動していくうちに知らない間にどんどん前に出て行き、勝手に盛り上がるような作用が起こります。

 

それだけなら、よくあることの範疇ですが、この牽牛星に干合変化がついていて、変化すると、乙・甲・乙と天干が木性準一気に変わります。瞬間芸だったとしても、純粋な思い込みが一気に強まって、半会だったものが乙酉-乙丑の大半会に変わります。

 

瞬間的に盛り上がって、それが禄存星ですから、抑えがたい自己顕示欲になります。

 

『私ってもともと責任感が強かったんです。それもあってタレントをやめても習慣で染みついた“目立たなきゃ”という自己プロデュースの感覚が抜けませんでした。

それで知人から“太ったら話題になる”というアドバイスを真に受け、暴食を繰り返し20キロ太ったんです。あのころの私はそううつ状態で、思考も正常じゃありませんでしたね』

 

週刊女性の記事に、このようなコメントが載っていました。

僕の占い勉強法ですが、ネットのニュース見出しを見て、興味を感じたものはなるべく命式を見て考えることにしています。

 

一日数件ですが、これがけっこう実践に近い検証学習になります。

占いの教科書でさえ疑う龍高星がうるさいのです(^^)

 

なぜこんなことをやるんだろう、言うんだろうという疑問を宿命で説いて行きます。

自分なりに読めると、やっぱり算命学はただ者ではないと実感できて、やる気も増します。

 

「責任感が強かった」・・・牽牛星が月干にあり、唯一の主観星。

月干の星は一番影響力があります。

 

「習慣で染みついた目立たなきゃという自己プロデュースの感覚」・・・習慣で染みつくのは、だいたい日年の合法(比和自刑も含む)です。

ここに自己顕示(禄存星)の半会があります。

行動(年)と結果(日)に合法があると習慣化しやすいです。

 

「自己プロデュース」・・・そして、「染み付く」のが禄存星の自己顕示欲ですから、「目立たなきゃ」が習慣化するというのは納得できる自己分析です。

これを「自己プロデュース」というのは、うまい言い方ですね。

 

「知人から“太ったら話題になる”というアドバイスを真に受け」・・・龍高星+貫索星、鳳閣星+貫索星はマイペースに我が道を行き、人のいうことは聞きません。

このことから、すでに平常心を失っていたのでは、という推測がつきます。

友人のアドバイスを「真に受け」、というのが月年の「害」でしょう。

 

月年の害は、外に対して、気持ちの出入りにコントロールが効かない意味があって、嘘のない正直な心を作るとともに、誰でもってことではないのですが、身近な人に強く言われると拒否できないまま心に迎え入れます。

 

影響を受けていた人がいたようで、害は時に侵食されるような受け入れを示すので、強い人に弱いんですよね。

 

これに干合が加わるので、思いこむと早いんです。

 

干合を危機管理(”靑“流解釈)とすると、取り残されて行く感はあったのでしょう。

冷静に考えればありえないアドバイスでも、害と干合が組めば、それだーと飛びついて、変化した天干1気(乙甲乙)はすぐに全身に行き渡り、日年の半会(大半会)で行動に移します。

とりあえず、名誉も、自己顕示も総動員できて、宿命的には不満がありません。

 

なんであんなこと、って思うことをやったりやり続けたりするのは、宿命では不満がないからです。

 

子供も大人も飽きずにゲームをやり続けるのは、単に面白いからだけではなく、それが宿命の機能(対冲とか破とか)を満たしているためです。

特に位相法は、日干がコントロールできないところで発動しているので、どうしようもなくそうなっていきます。

 

僕が長い間ギャンブル狂だったのは、禄存星→車騎星→龍高星がそれなりに稼働して燃焼していたからだろうと思います。

 

同じ構造が、今は占いに使われています。

星が人生を作るわけではなく、あくまでも日干が星を燃やしています。

自分(日干)が変われば人生が変わるって、当然のことです。

 

二次燃焼(本来の使い方ではない)でも持続できることは宿命に合ったことです。

合ってなければ、やがて飽きて見向きもしなくなります。

あの愛はなんだったんだろうみたいな^^(それはただの本能だった?のかも)。

 

でも、二次燃焼であることを考えると、もっと他にやるべきことがあるってことでもあります。ここを見極められるのが算命学(*^ 。^*)

 

干合変化も危機感が深刻なほど一時的ではなく、戻れなくなることがあって、そうなると躁鬱やら自己喪失現象がおこることもあります。

それでなくても丁酉は浮き沈みが激しいところがあります。

 

干合変化すると、車騎星が3倍近くなり、鳳閣星が半減し、牽牛星が消えます。

穏やかな人が車騎星に鞭打たれて、さー大変だって行動してしまうのでしょう。

半会と大半会はかなりの違いで、日干の想いが離れない分、半会効果も大きいです。

一瞬の別人が行き過ぎた行動を起こします。

 

干合と干合変化は通常は「干合」という一言で済ましていますが、牽牛星が表出する時は丁ー壬に変化はありません。毎回変化していたら、牽牛星はずっと石門星になってしまいます。

だからなるべく分けて使おうと思うのですが、ついつい一緒にしてしまいます。

 

運勢は次回へ続きます。

 

 

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