戊土で、辰で、天南星で、、、となると、ちょっと.・ヾ(。>д<)シ こえぇぇぇ
『性格は温厚にして、環境による心の浮動がない』
東方干支で強調される戊のイメージは、温厚さと安定感です。
怖くない^^
戊辰は貫索星が本元となり(自分で自分を支える人)、自我は強い。
『自我は相当に強く変身することに弱い』
これが戊辰の干と支の和合です。
この頑固さには東方干支の何かを守り抜くという思いが込められています。
『理性、知性の所有はあるが表出すること少なく、情の中で人生を進み、情の中で自己確立をする』
智徳発揮の北方地支の中で、唯一玉龍をもたないのが戊辰です。
ただ、『人生の苦難にあって理性の表出があり』と書かれているように、辰の中に戊癸の暗合があって、これが危機管理暗合変化となり、苦難に遭遇したり、追い込まれたりすると癸戊が丁丙に変わり、星にすると玉堂星龍高星が表出します。
いわゆる切れ者が多いです。
あ、切れやすい人、ではなくて、頭の回転が早い! という意味です^^
ただ地支暗合変化は瞬間芸ですから、長くこの状態が続くわけではありません。
辰の蔵干は乙癸戊ですが、これが乙丁丙となると、もはやこの世の時空間ではなくなります。
この癸は配偶者干で、精神の自分(日干戊)と現実の自分(日支戊)とで配偶者と暗合することになって、恋愛執着、配偶者執着が起こる干支です。
そして、男女問題(夫婦喧嘩・突然の離別など)が起こると、暗合してそれが執着となるので、戊辰は恋愛、結婚で暗合変化した形で執着がほどけないと、強い干支なのに病む可能性が出てきます。
また、天南星というのは、確かに口は悪いし、厳しい言動になるのですが、根は純粋な人で悪意はないという見方は必要でしょう。
陰陽が混濁する12支は辰と戌しかありません。
貫索星と無意識の主観星が重なると、庶民的な人情家は生まれないのですが、守りの本能が内輪の世界で情的に発揮されることになり、身内びいき的な人情の発揮になります。好きな人、自分のエリア内の人に対しては強い情愛を示します。
東方干支の守りの精神が情的に発揮されるのが特徴です。
ただ、主観星の場合、だれとでも、という禄存星車騎星的な広がりはありません。
主観と客観が混在すると、星が何であれ、理解が難しい複雑さが生まれます。
『表面単純に見えるが内面には相当に複雑な心情があり、集団の中の要となり得る』
辰も戌も土性支ですから、集団のつなぎ役、まとめ役という働きはあって、辰は高みにある分、限られてしまいますが、戌はまさにふさわしい情を集団で発揮します。
陰陽混濁は情的に人をつなぐ働きは大きいと思います。
『自我心が不動心を作り出すが、孤立、孤独を感じない孤独の状態を作り出す恐れがある』
自我は強い戊辰ですが、決して自己主張するものではなく、自分の世界を大切にします。きれいな心の持ち主が多く、そのぶん、雑多の人の中でうまくやっていける人は多くないでしょう。
不動の自我は能力の一つですが、それが孤立状態になったとしても、寂しいとか困ったという気持ちがないので、その状態で生きていけてしまうという問題はあります。
あるいは、孤高の中で自分のやるべきことをつらぬく強い意志があるともいえます。
北方地支の役割である、人を育てる能力に優れ、裏方で人の役に立つという気持ちは強いです。
戊らしいという意味では、加山雄三さんや鈴木健司さんですかね。
天南星らしいといえば、やしきたかじんさんや森田正光さん。
人情家は歌丸さん。暗合執着は、中森明菜さん。それぞれあてはまりそうです。
*『 』内はすべて「原典算命学大系」からの引用です。
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