2月14日

 

★次元講座ー実践的次元講座-9

次元が変わるところで起こる出来事は、おおむね悩ましいことが多いのですが、分岐点で人は何を悩むのかを追求していくと、人生がどこに向かっているのかがわかります。

 

三浦瑠麗さんが夫の逮捕という思いがけない出来事で、仮に悩んだとしましょう。

その時に「悩むこと」が、次元上昇の意味になります。

ありえないかもしれませんが^^、三浦さんが離婚について考えたとしましょう。

 

 

人は通常、役割としての自分と人間としての自分という二つの面を持っています。

明確な役割は現実世界にしかないことなので、横線です。

 

ここでは役割を果たすこと(耐えること)が善で、役割を放棄する(離婚する)ことが悪です(原典算命学に掲載されている図)。

 

もう一つの人間としての自分は、もう役割は十分に果たしたから離婚して自分の道を生きたいとおもうのが善で、忍耐する(現状維持を選択する)のは悪です。

 

この二つの交点が今の自分(悩む自分)を創っています。

 

 

ここで推測します。霊魂は役割が窮屈なのかもしれない?

 

自由に生きたいと思っても、低次元の間の自由は、おおむね社会から落ちこぼれることを意味し、役割に生きるように仕向けられます。

霊魂は自分が望む自由を得るためには、役割を果たして次元を上げなければならないと思うでしょう。

 

女性が結婚して子供が生まれれば、妻として母としてという役割が自分になります。

その一方で、自由に生きたいという自分という人間も消えずに残っています。

 

結婚した人が、この二つの自分の相剋に悩むことはよくあることでしょう。

若い時は、役割が勝つもので、自分を出すことはわがまま(悪)と感じます。

耐えることが善です。

これは特に、日本人の国民性といってもいいでしょう。

 

 

結婚当初は、自由に生きたいという人間的欲求よりも、新しい生活で妻(夫)になり、やがて母(父)になるのだという気持ちが強くなります。

その上に、愛情だの執着だの欲望だのという感情が加わるので、どこが大きくなるかによって関係も変わってきます。

 

夫婦の場合、何か問題が起こってどうしようか悩む時には、役割よりも人間としての精神が拡大しているときで、当初あった愛情や執着は小さくなっているものです。

 

 

『次元が一段階上昇したその時点においては現実的に生きたくなったものが、二段階の次元へ到達すると精神的なものを求めたくなるという心の変化が起きるのであります。そのために本来所有している人体星図上の配列が現実的であれ、精神的であれ、それは本質であり、心の動きはその時々の次元世界の状況によって変化していくのであります』

 

占いでは、「あなたは司禄星が主星なので、家庭を大事にして、細かいことを積み上げるようにして身に着けて行く努力家です」と答えが出たとしても、次元が変わると星の意味も変わってくるということです。

司禄星の持つ、「個人的な世界」という部分に入っていた家庭(夫・妻)がわずらわしくなり、本当に自分だけの個人的な世界が欲しくなったりします。

 

家族の為に積み上げてきた日常を、自分のための日常にしたいという思いで司禄星が燃えるようになります。

次元によって星の意味もかわります。

 

先ほどの太字の箇所、次元が上がると、役割を捨てて人間としての自由を選択することが必然というようなコメントになっています。

そしてこれは、これまで仙人の道以来ずっと書いてきた人間は何の為に生まれてきて、何を目的に生きているのかということの算命学的答えにもなります。

 

神の入口に近づくころには、肉体は世を忍ぶ仮の姿で、精神(霊魂)だけの存在になっている人もいるのかもしれません・・・

 

 

*『 』内はすべて「原典算命学大系」からの引用です。

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