2月8日

 

★次元講座ー実践的次元講座-6

 

次元上昇のパターンの一つとして、原典に載っている図です。

次元の成功パターンといってもいいでしょう。

20年の間に、三段階の上昇を経験して、「泰次元」と呼ばれる神の入口への道へと近づきます。

 

外次元が成立する10年とその次の10年の20年間を次元上昇の期間とします。

外次元の10年は、天啓を受ける形での想念の変化が起こります。

現実的な意味では必ずしもいいことが起こるということではなく、それ(歩むべき方向)を見出すような出来事や出会いを経験します。

 

次の10年は実際にその想念が現実で成果を示すような時です。

図にあるように、右肩上がりの上昇を示すわけではなく、接運の落ち込みや5年目あたりにまた次元が変わるような経験をします。

 

この20年は悲喜(善悪)ともに大きくなるところですが、パターン通り変換次元へと進める人は半分くらいといわれています。

 

この図はモデルケースなのですが、一般的なものとはいえません。

条件として、親縁が薄かったり、目上の助けが少ない人が作る次元世界です。

徒手空拳で未来を開いて行くような環境を得た人が、外次元を持った場合という条件付きです。

 

次元上昇のパターンは全部で10くらいあるそうですが、紹介されているのはこの一つだけです。

ただ、パターンの違いはあっても、凸凹を繰り返しながら、「道」が見える世界へたどり着くというのが、次元の在り方であることにかわりはないと思います。

 

 

『次元上昇によって「道を得る」という姿があり、真の仕事の道、生きる道、親子の道、夫婦の道など、諸々の道を見つけることが出来るのであります』

 

次元というのは、結局は星の燃焼ですから、すべてが上がるわけではありません。

部分部分に上昇して、その数が増えるほど、道に近づけます。

 

モデルパターンでは、最初の十年(外次元)は「初動次元」といって、スポーツでいえば、辛い練習に耐え抜いて、肉体(現実)を鍛えながら階段を上っていく感覚です。

精神的なことよりも現実的なことの中で上昇を経験します。

 

『初動次元がそろそろ終わろうとする時期には吉凶、あるいは善悪、両方の事象がたくさん入り込んでくるのであります』

 

これは運勢の外次元でなくても、通常の現実苦の経験でも起こりうることです。

 

 

このさい、気グラフと次元を両方表示できるようにしてみました。

下の位相法で、特殊位相法と害を着色しています。

 

三浦瑠麗さんは、19歳から夏の季節が30年。自分(土性・茶色)の旺地で黄色(観察力・表現力)の次に自我が高くなり、表現することで自己実現する人になります。

 

三浦さんは初動次元の前にも、体験からステージアップはしてきていると思います。

三浦さんの初動次元は29歳からの10年です。

大運と宿命で心気体の三つが揃う時(鳳閣星→司禄星→車騎星)が部分次元になります。最初に経験する部分次元にこのパターンが多く表れます。

 

司禄星の次元があがると、目的に向かっての準備力が高まり、蓄積努力パワーが上昇します。

 

三浦さんは、初動次元期間入口の2010年(天中殺)に死産を経験、一方で、同年に東大の大学院で博士課程を修了しています。

そこから、自分の考えを世に問う形で論文を発表したり、ブログを開設、それを再編集して出版、徐々に名を成して行き、2015年から「朝まで生テレビ」に出演し、テレビでも露出を多くしてきました(以上、wikiより)。

 

司禄星の準備力が上昇した故とするなら、これらが次の三浦さんのステージへと続くはずです。

 

テレビ番組で、自分の考えをはっきり述べる人という印象で、人気が出てくると左派、右派それぞれからバッシングを受けるような形でも注目を集めてきました。

こうした試練は常に必要なわけです。

出る杭は打たれるのですが、出る時も打たれる時もエネルギーを消費できます。

 

それから、次元が上がる時は、常識社会とは異なった言動になって、周囲から浮いたり変人扱いされたりも起こります。

次元上昇では人間社会の常識を脱ぐという現象が起こると考えています。

 

2018年近辺の大運終わりに関しては、特に大きな出来事は見受けられませんでしたが、「自身のTwitterには、日々数えきれないほどの誹謗中傷コメントが寄せられる」(wiki)とあるように、論客としての試練は常々受けているようです。

 

ただ入力(玉龍)なしの人は、聞きたくないことはスルーできるので、実際はそれほどこたえてはいないでしょう。

 

また、危険区域では喜びも苦しみも拡大するということなので、喜びだけが拡大することもあります。

 

そして次の凹み時期は、次の大運の真ん中あたり。人生上の危険区域といわれるところです。三浦さんの場合は、丁度昨年から今年にかけてですね。

変換次元の終わったあたりです。

昨年は年運で天中殺+年運で次元の上昇がありました。何か起こりやすい時です。

 

 

 

初動次元が肉体的、現実的な現象だったのに対して、変換次元は、肉体的現実的な欲求は削がれて小さくなり、代わりに、精神的な欲求や価値観が芽生えてきます。これが変換次元に変わった印になります。

ここでも、現実欲を削ぐような出来事が起こります。

現実欲が強い人ほど悪が拡大し、薄い人ほど善が拡大する傾向になります。

 

三浦さんは、今年に入ってから(運勢上は昨年)ご主人の詐欺問題が飛び火して、テレビ出演を見合わせるような事態になっています。

 

時期的には変換次元の中間点でここから泰次元(無為自然の世界へ近づく)へと向かうことになります。向かえるかどうか・・・

 

挫折者が多くなるところですが、ここをどう乗り越えるかによって、次の道が決まります。多くは振出しに戻ったりします。

 

現象としては、生き方が小さくなり、人間的な欲望が削がれるかどうかです。

それが難しいのは、変換次元、泰次元と進むほど、人生としては面白みのない人生になっていくためです。

 

そうですよね。欲望を満たすことが喜びになるのが人間ですから、そこを削ぐって簡単には行きません。だから問題が起こるってことでもあります。

 

変換次元では、時間(肉体)が主役の世界から、空間(霊魂)が主役の世界へと転身することになるので、人間的喜びのない世界へと向かうことになります。

精神的喜びがどんなものか、、、、経験できる人はごくごく限られた人です。

 

二度目のアーモンドの味は、欲望が満たされる喜びとは程遠く、自然の味わいが口の中に広がって、、、、、それはそれで新しい人生が始まることになります。

 

三浦さんがここで人間的欲望をどれだけ削ぐことができるか、それが次のステージへ進めるかどうかの判定基準になります。

ダメなら振出しに戻って、再び凸凹人生を歩むことになるのでしょう。

 

次元に関わらず、宇宙的に生きるということは、躓くたびに人間を削いでいくことです。

 

 

*『 』内はすべて「原典算命学大系」からの引用です。

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