1月29日

 

★次元講座ー実践的次元講座-4

『人間個人が所有している想念というものは形になるものでもなく、言語を用いて正確に伝わるというものでもありません。また論理的に説明しようとしても不可能であります。なぜならば、人間の想念というものには理由がないからであります』

 

 

人生の中では何度もわけもない衝動や高まる思いに突き動かされて行動することがあります。行動しなくても、想いにとらわれることがあります。

 

理由のはっきりしない思いを「想念」と呼んでいます。

次元の話ではこの「想念」という言葉がたびたび出てきます。

 

 

『ある意味では、この理由のない世界のずっと奥の方に「神」がいるとも言えるはずです』

 

その想いは太極からやってくると考えていいでしょう。

そこにはすべてがあるんですよね、おそらく。

ただ決められたものがあるわけではなく、心の状態の報告を受けて、それにふさわしい想念が送られてくるという図がイメージされます。

 

ただ、思いが高まったからといって、それが良いこととは限りません。

その想いに背中を押されて。。。失恋という苦を味わうためのものだった、ということもあります。現実が正しい^^

 

陰陽の相生の中でそれが起こるということは、本人は無意識の世界です。

本人としてはそれが自分の今の気持ちであり、やりたいことであり、やるべきことであると自然に強く思うことになるでしょう。

それが心に宿り、それが現実を作ります。

 

『内次元を所有するとは、目の前に広がる事象から無形の意味合いを学び取ることが早いのであります』

 

次元が上がる最初の段階で起こることです。陰陽相生の意味はここにあります。

 

『「無形」と「有形」の二元世界こそ自然そのものであり、陰陽説の真意でもあるわけです』

 

次元上昇でわき上がってくる想念によって人は現実の姿からその裏側にある「精神」を無意識のうちに感じることができるようになります。

本質に近づけるってことです。

 

逆もあります。精神的に触発されたことが具体的な現実へと転換できたり、行動としてあらわすことができたり、します。

 

 

そして、それが、自分が生きる道を示唆している、ということが裏側の神です。

そこに向かうことで、エネルギーは最大燃焼する、という道です。

 

ただこれも、自動的にそうなるわけではなく、わき上がる想念をいかに行動につなげて、どのような現実を作るかは、本人にゆだねられています。

 

 

そして、その想念はたどりつくべき目的でもなければ成功への道でもありません。

また、その時に宿る想念は、その人なりの、その時なりのものであって、それで一気に無為自然の世界にたどり着けるわけでもありません。

 

『一つの想念の世界から次の想念の世界へと解脱を繰り返して行き、それによって「心の次元」が移動していくのであります。その高さは無限にのぼるものであり、どこまで行けば「よい」などという限界はないのです。
生涯を通じ、どこまで行くかが生きている価値であるといえるでしょう』

 

星の連結は10種類ありましたが、3つセットは1/10ですし、それも一回で全部ではないと考えると、10の連結を何十回、何百回となく繰り返しながら、生きている限り次元の上昇は続くことになります。

 

(横線が短くなるというのは勝手に想像したオリジナルイメージです)

 

次元が上昇するというのは、解脱と書かれているように、決して成功者になったり良いことが起こるわけではありません。

ただ何かを悟るためには欲望の成就は前提です。

極まったところで反転する出来事によって、悟ることがあるという考え方です。

 

そのたびに喜びや失望が繰り返されます。

現実的な意味は上に行くほど薄れて行くのですが、その途上で、現実を失うような出来事を経験するということです。

 

 

 

*『 』内はすべて「原典算命学大系」からの引用です。

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