12月26日

 

★次元講座ー生きる→家庭

境界のない和合性によって自然に生きられるようになると、そこから生まれる現実は世界を作る最小単位としての家庭です。

 

 

家庭が男女の陰陽和合という形で成り立つことの意味は、和合した後に訪れる中庸の精神にあります。

男女和合が作り出す「静」という空間が真の家庭の意味です。

男(+)×女(-)=静(-) これが公式。

 

『家庭は常に「静」の中に存在することが最大の自然であり、動なる家庭は真の家庭とは言えないのであります』

 

ここでもまた、「無虚静」という自然の法則がたどり着く概念が登場します。

現代の人間界の家庭は男(+)×女(+)=動(+)となっていて、バランスは中庸ではなく動的な方向になる傾向があります。

 

星の連結が空化によって成り立ってきたように、家庭においてもそれは必須条件です。この場合は家庭の空ではなく、家庭を作る二人の男女にそれが求められます。

 

『真の家庭を作り出すためには、それ以前に人間各々が、真に生きていなければならないのであり、生まれながらに所有しているエネルギーを、家庭を作る以前において完全に燃焼させておかなければ、真の家庭「司禄星」世界を築き上げられるわけはないのであります』

 

これまでの星の法則にずっと共通していた「真の」意味です。

 

 

完全空化は無理だとしても、それに近づくほど、真の家庭を作れる可能性が高まります。何が起こるのかといえば、運命の人に巡り合い、結婚して、空化という運命の遺伝を受けた子供が生まれるのだと思います。

 

この流れは次のように説明されています。

 

『いったん全エネルギーを社会に向けて放出し、しかる後に入って来たエネルギーが家庭を作り得る資格をもっているといえるのであります。
もし両親のもとを巣立ち、自己のエネルギーを完全にはき出して後に家庭を築けば、その時からは自然のうちに自然の家庭になって行くのであります』

 

繰り返される「自然の」という言葉は、龍高星→石門星→鳳閣星→司禄星という流れを一生懸命作ってきた人にだけ与えられる冠です。

 

そう考えると20代~30代前半では真の司禄星は多くの場合、無理な話です。

苦労する結婚生活はほぼ必然と言えます。

 

『神の真意は雄大なもので、真に生きることも、真の家庭をもつことも言葉や文字で伝えることが出来ないために、資格を有していないものにその事実だけをあたえてしまうわけです。その結果、家庭であれ子育てであれ、失敗するのは目に見えているのであります。しかしその失敗のおかげで、今まで燃焼し得なかったエネルギーが一気に爆発して消化されることになるわけです

 

結婚を使って空化を促進するのが人間世界の司禄星といってもいいでしょう。

だから、結婚生活の苦労から、逃げないことです。空化の後払いをします。

 

 

理想的には燃やし尽くしてからの結婚ですが、実際は結婚後に苦労して空化することになるでしょう。

 

結果、後悔することになるのですが、後悔とは後で吐くため息ではなく、おのれの愚かさを身に染みて実感することです。

 

人生では、これが一番大事なのです(^^)v 

誰かのせいにしてしまうと、せっかくの空化のチャンスを失うことになり、後に、もっと大きなダメージを受けることになります。

 

結婚とは、家庭とは・・・後悔すること、苦しむこと、耐えること・・・です!

 

 

*『 』内はすべて「原典算命学大系」からの引用です。

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