10月1日
★仙人になるための次元論
12.死後、霊魂の行方
肉体が死んだ後の3年を十二大従星にすると、こうなります。
天極星は死体のエネルギーですが、その意味するところは精神を持たない肉塊で、それはただ横たわるだけの存在です。
それゆえに、どんな現実にも対応して、動じることなく受容する力を持っています。
天庫星は墓の中で霊魂を解きほぐし振り分ける作業をします。集中力大。独自の物差しを持ち、ものを見る確かな目があります。
細かい作業も得意とする器用さも持っています。
天馳星は宙を飛ぶ霊魂のイメージですが、適当に揺れているようでも、元の鞘に納める、つまり「わかっている人」なのです。
スピードと集中力で、臨機応変な対応力があります。
天庫星が振り分ける霊魂は、最後に融合したものから順に解きほぐすという決まりがあります。
タケノコみたいですが、霊魂です f^_^;
でもイメージとしてはこんな感じに、何層も融合している気の塊です。
天庫星がほぐして振り分けるのも大変なのです。
『どのような状態によって分裂するのかといいますと、生前最後に融合した原子から離れていくわけです。そのために肉体の誕生によって出来上った最初の宿核は、分裂の時に際しては最後に分裂作用が起こることになります。
もし85歳まで人間が生き続けたとすれば、85歳時点で融合した諸々の気(原子)があるわけですが、分裂する時はこの85歳時点で融合した原子から分離作用が起こることになります』
しかも霊魂には凝縮度というのがあって、固くなにくっついているのもあれば、すぐにほぐれるような柔和なものもあります。
『一番理想とする融合速度は、自然界の運動速度と歩を一にするものであると考えるわけです。そこに人間の人生における「苦」と「楽」の状態を考えていて、人生に楽多い人の霊魂の融合作用は遅く、苦多い人の霊魂は融合作用が早いわけです』
ここでも自然の法則に合っているかいないかが物差しになります。
融合が早いといいようですが、逆で、人は苦しむほど霊魂を早く強く吸収することになり、しかも次々といろいろな気を吸収して、霊魂はそれを固く結びつけようとします。執着が強い人の霊魂ほど、固くなで、苦が多い人ほど、余分な原子を引き付けるわけです。
苦しんでいるときには、強い凝縮が起こるとともに霊魂を構成している原子の個数も多くなります。
『人生で苦が多かった人は、当然死に際して、楽多い人よりも分裂作用にかかる時間も長いことになり、成仏するのに長い時間を必要とします』
ということです。
何かに執着している時は霊魂はかたーくなって、成仏が遅くなるので、すぐに執着を解き放つようにしましょう。
それが霊魂に対する思いやりってことです(^^)
では、死後の世界を考えても、人生は気楽に生きた方がいいってことになりそうですが、自然の法則は、そううまく事が運ばないようになっています。
なぜ、霊魂の分離は老人から逆に戻るのか・・・
そこに、人生とは何かという答えの一端が隠れているように思います。
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