8月18日
★仙人になるための基礎知識
⑤自然の法則と欲望の法則
この図は実にたくさんのことを語っています。
通常はこれに数理法の数値を入れて、偏りや傾向をみたり、自然との違いを論じたりするのですが、ここでは、自然と人間の方向と剋線の違いという観点から二つの図を比べています。
これはそのまま、自然の生き方、社会的人間の生き方、という違いの対比になると思うのです。
自然の流れは、自然界の火→土→金で一つの完結をみます。
これは自然の流れには剋線がないという考え方からきています。
でも人間界で流れがあるのは、金→剋木→剋土という横列と水→木→火という縦列の二つです。
自然界は五行の順番通りに未来から過去へ流れていますが、人間が現実を生きる姿は 西(過去)→中央(現実今)→東(未来)と時間を逆行する形で流れています。
そういう目で見ると、精神の人間的なラインも、北(精神の過去)→中央(今)→南(精神の未来)と逆行する形になっています。
自然はちゃんと未来から過去へと推移しているのに、人間界はなぜか時間を遡るようになっています。
自然図で中心と東を入れ替えた(自分を中心にした)だけなのに、こうも正反対になってしまうわけです。
自然の星の流れでは、司禄星→車騎星→玉堂星 となります。
人間の世界では、玉堂星的思考が→車騎星的行動を生み→個人的な現実を作る、という逆行する展開です。
人間現実から考えれば、これは一応筋の通った成り行きです。
自然の流れに置き換えると、個人的な現実の蓄積が→車騎星的行動を生み→玉堂星的思考を作る というのは因果関係がピンとくるものではありません。
これ(自然の推移)は人間世界ではむしろ不自然な流れのように感じます。
名誉を求めて頭使ったのに結果が友和では龍高星は浮かばれません。
そこでどうするか?
木性(自分)→水性(思考)→金性(名誉) と逆行するのが人間です。
自然思考がたどり着いた現実から人間の欲望が発動します。
「名誉を得る」という欲求は、自然界では配置できないので、人間気図の結果に「名誉が欲しい」が来ます。
それが心を打ちます。人間界の金剋木、それを受けた心は現実(東)を打って欲望を埋め込みます。
こうした逆行によって、名誉を得るための現実が始まります。
自然界の流れを現実世界で考えても答えはでません。
人間がそれ(自然の生き方)を目的に努力することは意味がありません。もともと構造が違っているわけですから。
自然の流れは、一生懸命現実人生を生き抜いた人がたどり着ける世界で、「結果的に」のみ体得できる世界です。
自然界は動機(気)→今の自分(心)→結果(体)という流れですが、人間は人間的欲望(気)を現実のスタートとし、それが逆行する形で心に入り(心)、現実を動かします(体)。
形としては過去から未来へ流れていることになります。
スピ系の人が、「成功した姿を思い描いて行動しなさい」とか、祈る時に「〇〇を得ることができました」と過去形で祈りなさい、というのを聞いたことがあると思いますが、まさにそれは人間の行動原理、思考原理であるわけです。
だからといって、祈れば実るってことではありません。
それは人間界図では、たどり着くところは結果ではなく、未来だからでしょう。
欲望した結末は、人生すごろくでいえば「振り出しに戻る」です。
欲望を満たそうとする人生は、振出しに戻るを繰り返している?
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